ミッドライフクライシス?40代で初めて「働く」ことになった訳 【前編】 アウトサイダーのグローバルキャリア術 Vol.9
以前の記事の自己紹介でも書いていますが、私は40歳を過ぎるまでミュージシャンをやっていまして、今のようなビジネスの世界に足を踏み入れたのはつい最近、初めて会社員になったのは45歳を過ぎてからでした。
当時は明らかにミッドライフクライシスの渦中でした。
今回は自分に一体何が起きたのか、その時の心情や今考えていることを書いていこうと思います。
20年以上にわたって朝起きると、演奏していた楽器「シタール」のケースを開けて1~2時間練習するのが毎日の日課でほぼ欠かしたことがなかったのですが、ある朝どうしても楽器を手に取る気にならない。翌日も、その次の日も。こんなに何日も練習しないことも初めてだし、なんだかついこの間まで灯っていた心の中の火がすっかり消えてしまったような感覚で戸惑い、不安になりました。
このミッドライフクライシスは結構長引いて、最終的な腹落ちをするまでに4、5年かかったような気がします。
例えていうとこれまで登山道を「登って」きたのが、ある時を境に「下山」している状態にあることに気がついた感じです。登山と下山では使う筋肉やテクニックも異なるし、何よりも頂上を目指すのか、麓を目指すのかでマインドセットが全く違ったものになります。
これまでミュージシャンとして頑張っていれば色々なことが後からついてくるという「未来志向=登山マインド」だったのが、ある日を境に見える風景や感覚がまるで違ったものになっていたという状況です。
これまで音楽が私の生活の100%を占めていたのが、一気に空虚なスペースが空いた感じで、その空虚さを埋めるために何か非連続で新しいことをやってみようかとなった気がします。
「やってみよう!」というポジティブな気持ちというよりは、何かをしないとという危機感の方が強かったかも知れません。
ちなみにミッドライフクライシスの渦中にいる男性がやりがちなリスク高の行動は以下の通り。
上記のリスク高の行動ですが、これってちょっとアーティストやミュージシャンがやってそうなイメージってないですか?私の場合も遠からず40歳を超えるまでに「リスク高」の様々をくぐってきたので改めてここで刺激の強い何かを求める気持ちにはなりませんでした。
もう一つ当時は経済的にとても苦しい時期にあって、そのような状況にほとほと疲れてきていたという事情もあります。なので音楽以外の収入源を作ることも急務でした。
そこで選択したのが「働く」ということだったのです。
後編に続く
この記事を作成したチェンジメーカーについて
名前:上田アキ/ Aki Ueda [One Global Co-founder]
略歴: ミュージシャンとしてインドやヨーロッパで活動。起業を経て外資系企業のマネージメント職を務める。現在日本発スタートアップの海外プロジェクトマネージャー。
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