おくじゃ

本好き。年間100~200冊くらい読む。読む方だと思う。 でも読書が生活に役にたった体…

おくじゃ

本好き。年間100~200冊くらい読む。読む方だと思う。 でも読書が生活に役にたった体験があまりない。 読書×生活の検証しながら投稿していこうと思ってます。 https://note.com/okuja/n/n7a49ae9e90a7?sub_rt=share_pw

最近の記事

「三体」は役に立つのか

楽しい本を読んだら人に話をしたい欲望がもったりとある。 個人的な体験として、胸に秘めているのはcoolだけど、でもでも話したい。 単に考えすぎなだけかもしれないけど、「最近何か本を読みましたか?」とは、あまり他人に聞けない。何食べた、何か映画見た?などと比べても、インナーコアに触れる気がするし、本は学習機能も備えているようなイメージから、意図してない受け取りがあったら嫌だなという自己防衛も働いてしまう。 さらに考えすぎは加速し、枕詞で「本に書いてあったんですけど・・・」と

    • 「物価とは何か」は役に立つのか

      経済に疎い、経済と聞くだけでご飯が不味くなる。 金は欲しい。常々考えている。でも本質じゃない、ノーマネーでしゃぶしゃぶ食べたり、ライブにいったり、新車をくれたり、本を渡してくれるならそれで良い。そうじゃないから金をくれ。 給与明細から引かれる金額を見て、いつも泥棒だなぁと思う。 無条件で奪っていく。金が欲しいと言ってるのがわからないのか、人の気持ちがわからないのか、金をくれと言っているのだ。勝手に取り上げるなんて暴力的で不条理で下品だ。 先物取引といれたら旬の魚の売り買い

      • 「魔女絵の物語 魔女をめぐる図像の歴史と変遷」は役に立つのか

        絵がすき。描くのも見るのもすき。 絵が嫌いな人はいないと思う、でも人は絵が好きなことはけっこう隠して生きてると妄想している。 理由はなんとなく、絵はこうまんちきなんだと思う。 絵画について話すのは難儀だ。聖書の知識がいる宗教画、印象派、ポスト印象派、日常の会話に溶け込ませるのはむずかしいし、きちんと表す知識がない。 絵画に関する本は読めば読むほど、教養のなさから頭が硬くなる。 シュルレアリスム・キュビズムなんて特設展がくると「どれどれ」なんて思うが口にはしない。 ロックンロ

        • 「こんがり、パン」は役に立つのか

          パンの話だ。嬉しい。パン大好き。 パンにまつわる著名人のエッセイの詰め合わせ。最高だ。 ガツンときた江國香織さんのフレンチトーストにまつわるエピソードを置いておきたい↓ ウルトラ良すぎて、5回は繰り返し読んでしまった。 ◯◯◯を食べると想い出す恋がないこと、「幸福で殴り倒された」経験が乏しすぎる自分を恨んだ。 身の回りの人に経験がないか、インタビューしてみた「BONNIE PINKが好きな男がいた」というエピソードを頂けた。つまらない男の話をするように話していたのが印

        「三体」は役に立つのか

          「村に火をつけ、白痴になれ」は役に立つのか

          村に火をつけ、白痴になれわたしのゴキゲンスーパー列伝に入っている 大正を生きたアナキスト 伊藤野枝 の人生にまつわる本。 特に好きな彼女の生き様をトリミングして紹介したい。 金 金がなければもらえばいい。 なるほど・・・・、この発想なかった。 「もらえばいいのかー」とはならない。 飯がなければ、もらえばいい。 なるほど・・・・、もらえばいいのか。 恋愛 結婚制度クソくらえ。 はやすぎる!まだ女性の参政権なんて遠い時代に、あまりにも思想がはやい、欧米の第二波フェミニズ

          「村に火をつけ、白痴になれ」は役に立つのか

          「ワイルドサイドをほっつき歩け」は役に立つのか

          この本のことすごく好き。 本の内容イギリス在住の著書が身の回りにいる「おっさん」にまつわるエピソードを愉快に紹介してくれるエッセイ集。 トランプ大統領の誕生もイギリスのEU離脱も、リベラルの後退も排外主義も、社会の劣化のぜんぶぜんぶぜーんぶ、おっさんのせいだ。 でも、しかし、おっさんだって個人。血の通った人間。 愛をこめて、想像力をはたらかせてキュートに綴った、おっさん集である。 (おっさん=有害&原因 とレッテル被せの誤解上等な書き方だけど、この辺は本を読まないとわからな

          「ワイルドサイドをほっつき歩け」は役に立つのか

          「夏のカレー」は役に立つのか

          みてー!! 表紙が可愛くてジャケット買いだった。可愛すぎる。 本は可愛ければ可愛いほど良い。 デザインしたのは上楽藍さん、リスペクト。 イラストも描いてるのだろうか?いつかわたしが本を出すなら預金をはたいて頭をさげて装丁の相談をしたい。 ジャケ買いの話 CDジャケ買いデートをするカップルがいた、金城一紀さんの「GO」という恋愛小説の中で。 次のデートではCDの感想をいいあうカップル。ロマンチックすぎて憧れた。 憧れたまま10数年経ったけど、叶えられたことはない。 わた

          「夏のカレー」は役に立つのか

          「文章は接続詞で決まる」は役に立つのか

          ちかっぱ、この本は役に立つ。 だって、私がそう思うんだもん。 仕事でテキストを書くことが、まあぁある。 メール、チャットツール、社内資料、社外資料、キャッチコピー、などなど無意識にテキストを書いている。 役に立つに決まってる。 この本はニ年くらい積読していた。 当時は思ったんだろう接続詞について、なにかしらを。 わたしはこの本のページを開いた!! ときはきた!! いまこそ、接続詞を適切に関節に打ち込み文と文を橋渡しするときだ。 期待した通り、書かれていることは全部「なる

          「文章は接続詞で決まる」は役に立つのか

          「社員をサーフィンに行かせよう」は役に立つのか

          外で遊ぶのが何より好きだ。 家にいるときはいつも少しだけブルー。 パタゴニアは本当に遊びやすい。 夏はパタゴニアのショーツで海を泳いで、また次のスポットへ移動する、着替えはいらない、乾くから。 ミニマムパッキング、手軽なシュノーケリングの強い味方だ。 日焼けしたくないなら、キャプリーンTシャツを着ればいい。同じくよく乾くし、安心して水浸しになれる。 夏が終わるのがまことに遺憾だ。 山ではどうか?富士山頂で雨風ビュービュー悪天候でもパタゴニアのレインウェアが体温を守ってく

          「社員をサーフィンに行かせよう」は役に立つのか

          「死なないための暴力論」は役に立つのか

          本屋でこの本を見かけたときに漂うアナーキー性と帯にブレイディみかこさんが推薦しているという点で、読まねばならぬ!と直感が背中を押した。 〈両手にトカレフ〉はアナーキーな匂いに満ちていて大好きだ。なによりヒップホップだ。 わたしにはアナキズムがぼんやり芯に据えていると自覚している。 LOVEなレコードを10枚並べろと言われたらDead Kennedysの〈Fresh Fruit for Rotting Vegetables〉は外せない。 栗原 康さんの〈アナキズム――一丸

          「死なないための暴力論」は役に立つのか

          「まじめにエイリアンの姿を想像してみた」は役に立つのか

          心から心待ちにしていた「エイリアン:ロムルス」が公開された。 初代エイリアン(1979年)の絶望感、 続編エイリアン2(1986年)のドンぱち感がミックスされ、1と2の中間、ちょうどいい塩梅になっていた。 感無量だった。最高だった。ハイタッチしたかった。 エイリアンのデザインはとにかくカッコいい。 女性器の怪物で男性器の怪物、露骨なセックスモンスター。 カッコいいし、コワすぎる。 今晩、映画の興奮のまま、「まじめにエイリアンの姿を想像してみた」のnoteを書きたくなった。

          「まじめにエイリアンの姿を想像してみた」は役に立つのか

          「ビール 今日もゴクゴク、喉がなる」は役に立つか

          著名人のビールにまつわる思い出・こだわり・思想がつまった良い本だった。 わたしはお酒が弱いので、思想やこだわりまでないのだけど、いろいろとお酒にまつわる思い出しがあった。 断片的で寂しい記憶もある。 ギャル 代々木公園で友達とお酒を飲んでていたら、隣にいたギャル二人と打ち解けた。ギャルはどこからかホームレスのおじちゃんも連れてきて、一緒に飲んだ。おじちゃんは臭かったけど、ギャルは気にせず腕を組んでいた。いいやつだ。 ギャルとトイレに一緒に行ったら唐突に「ちんこ 見せて」と

          「ビール 今日もゴクゴク、喉がなる」は役に立つか

          「世界でいちばん透きとおった物語」は役に立つのか

          「ボディを透明にする。」 埼玉愛犬家殺人事件の犯行の手口だけど、不謹慎ながら、はじめて耳にした時はポエミーだなと思ってしまった。 「世界でいちばん透きとおった物語」 この本は、“透きとおった物語”とは何なのか?を探っていくミステリーになっていた。 本のカバーに「電子書籍化絶対不可能」なんてBIGヒントが書かれていた。 甘すぎる、ヒントが過ぎる。導き出される仕掛けが限られるじゃないか!! 舐めるでない。 小賢しく、紙の本ならではのいろんな方法で読んでみた。 一行飛ばして

          「世界でいちばん透きとおった物語」は役に立つのか

          「教養としての犬」は役に立つのか

          タイトルにいつわりなしの「教養」が詰まっていて、しみじみ良い本だった。 いくつか本を読んで学んだ犬のことを紹介したい。 素敵な話だな〜!と思った。 素敵な習慣だな〜見習いたい。 ちなみに、人間以外の嬉し泣きが確認できたのは2022年の犬研究が初らしい。勉強になる。 神じゃん・・・・。 犬は赤ちゃん言葉ではなしかけるべし! そうしようと思う。 なんか、覚えがあるなと思ったら・・・ 〈教養としての猫〉にも「猫は赤ちゃん言葉で話かけるのが正解」と書いてあった気がする。

          「教養としての犬」は役に立つのか

          「さらば、神よ」は役に立つのか

          原題は「Outgrowing God: A Beginner's Guide.」 「神を卒業する 初心者ガイド」となっている。 初心者ガイド…これはもう役に立つ前提で作られている。 本書は、聖書の創造論とダーウィンの進化論の二項対立構造になっていて 前半では「宗教のいかがわしさ」を説いて 後半では「科学こそ人類を前進させる」と説いている。 生粋の無神論者で、ムキムキの生物学者である著者リチャード・ドーキンスの初心者ガイドともいえる。 わたしは前半も後半もなく、はじめの1ペ

          「さらば、神よ」は役に立つのか

          「号泣する準備はできていた」は役に立つのか

          !!号泣!!なんて、エモをコントロールできたら相当、生活が向上しそうだ。 主に恋愛やパートナーについてのアレコレ、ほろにがが1ダース詰まった短編小説。 好きな本だけど、けっこう描かれている心情が理解できない。 “好き”と“理解”は一致しないんだな、という本。 これは↑本のタイトルにもなっている11編目の「号泣する準備はできていた」の中で、主人公 ユキムラアヤノが放つ「号泣する準備はできていた」という心情。 サッパリわからない。 なんで?なんで急に?号泣?? インパク

          「号泣する準備はできていた」は役に立つのか