【レッド•ロケット】映画を観た!
レッド•ロケットを観た。
公開時からうっすら気になっていたけど、たしか当時、ハロウィン(ブギーマンのやつ)の新作やスパイダーマンのアニメとか槍が降っても観に行きたい映画が多かったので、選ばなかったように思う。
なぜ気になっていたかというと「フロリダ・プロジェクト」の監督の映画だから!
フロリダ•プロジェクト
好きなディズニー映画は?と聞かれたら、ラプンツェル、101匹わんちゃん、リトルマーメイドにフロリダ•プロジェクトもぜひ入れたい。
フロリダのディズニーランドちかくの安モーテルで、暮らす母子の話。住所不定だ、職を探せない。
生きるためにする売春、娘を風呂場に押し込めて客をとる姿は堪えるものがある。客観的に見たら底の底だ。
ただこの映画の主人公は娘。6歳の女の子。
隣にあるディズニーリゾートには行ったこともないけど彼女にはかりそめの夢の国なんて必要ない。
子供の目線でみる世界はキラっキラっしていて毎日がエキサイティング。LOVEなお母さんと過ごす毎日は楽しくて仕方ない。
そんな子が夢の国を必要とするまでのストーリー。
やり切れなく泣きながら観た。
ラストは映画的なマジック溢れる、完璧といってさしつかえないブラボーな内容だ。
レッド•ロケットも期待しちゃう。
レッド•ロケット
ドーナツ屋でみかけた可愛い女子高生をポルノの世界に引きずり込もうとする、中年が主人公。
もう何から何まで最悪&最悪で、行動の全てがウルトラ利己的、超がつくほどのド•畜生である。
これは映画!人に見せるためのストーリーがあるはず。当然彼が何かを得て成長する話だと思って観ていた。
ビックリした。まっっっっったく成長しない。成長の「せ」の字もない。
クズがクズのまま、クズとしてゴールテープを切る。
その所作の全てがどうしようなさすぎて、面白すぎる。主人公を好きにならずにはいられない。
クズが反省しない映画好きなんだなぁ俺。
もちろん嫌悪感しかない!2度と見たくない!という人がいたら、ソレもソレで共感できる。
「レッド•ロケット」、意味はデカくなった犬のペニスだ、ペニスを見る気持ちでみるのが正しい心構えといえる。
この映画はアメリカ公開が2021年のモノだ。舞台はテキサス、言及こそされないが映画の中で明示させるMake America Great Againの文字を見て、トランプが再選されたあとの世界で、自分はこの映画を観てるんだな、という気持ちになったり。
ショーン•ベイカー監督の次の作品は槍が降っても見に行こう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?