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「悪魔のダンス」は役に立つのか

悪魔にまつわる素敵な本はいくつかあって、ズバリの「悪魔の系譜」「悪魔の歴史」なんて本はどっちも悪魔について大体ことが書かれている。
どちらもフリードキンの【エクソシスト】があたえた影響についてもバッチリ書いてあるので、ホラーファンは必見の本ともいえる。

日常会話としての悪魔を抑えるのは、このへんでなんの問題もない。実に役に立つ本だ。

あとはアートとしての悪魔も明日からの活力にしたい。

悪魔絵の物語

いぜん、noteに書いた「魔女絵の物語」と兄弟の本だ。

サクッと悪魔の絵が網羅できて、ティータイムにはうってつけだ。
そんな中、わたしが一番おすすめしたいのは「悪魔のダンス」。

悪魔のダンス

この本の絵画や壁画を好きにトリミングして、言いたいことをピックアップして言う!という編集の仕方に好感が持てる。
一般的な美術にまつわる本は、歴史あるアートを権威あるモノ尊いものとして扱い切り取ったり絵の中に何かを書き込んだりしない。ドーンと1ページに1アートみたいな扱いをされがちだが、この本はぜんぜんソレがない。
ラブリーだし、漫画も入っていたりとにかくポップだ。気楽さがいい。

こんな感じ。

数多ある悪魔にまつわるアートを拾いきれてると言うわけではないが聖書にとどまらず、日本の地獄やインド神話など多岐に渡り幅広く紹介してるところも魅力だ。聖書だけじゃ飽きちまう。

この本は、リトル キュレーター シリーズというシリーズものらしく意識せずに2冊もっていた。
だれか一冊ずつ送ってくれないかなという願望がある。

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