『どうせ就職もできないから』
どうやら夫は子どもたちのことをこう思っているらしい。もちろん喧嘩になった。もし私がヒグマだったら、とっくに彼の首はへし折れていただろう。人間に生まれたことを初めて悔やんだ夜だった。
彼はお店を出そうと考えていて、その店を将来子どもに残してあげられたらという気持ちからオマケのように出てきた言葉だった。彼なりの優しさや親の責任ということだろう。
子どもたちと私は「ホームスクール」「ホームエデュケーション」と呼ばれる生き方を選択していて、今はその中で「アンスクーリング」「アンス