登校圧力について/学校からの干渉をなくしたい人へ
登校圧力なんて、タチの悪い宗教の勧誘と同じようなもの。と私は本気で思っている。
だってそうでしょう?
登校圧力をかけてくる多くの教師は「義務教育」の本当の意味を知らないか、知っていても知らないように喋ってる。
数年前、面会に来た小学校の教頭に、当時の担任からの登校圧力について話したことがある。
「義務教育というのは子どもが学校に行かなければいけないという義務ではなくて、子どもが教育を受けられる環境を整えましょうと、大人に課されたものですよね。
担任の先生が義務教育の本当の意味を知らないでやっているなら問題ですし、知っていてやっているなら大問題ですよ」
登校圧力は人権侵害である。まずはこれを認識したい。
これまで私が直接聞いた被害の例を挙げると
・教師が親の許可なく家に上がり込む
・親が仕事で不在にしている間に教師が子どもを学校に連れて行く
・頻繁な面会を強要する(配布物を取りに来るように、なども含む)
・「この地域ではそんなこと(ホームスクール )はできない」と嘘を言う
・教師や教委職員からの暴言
・児相に通報すると脅す、実際に通報する
などなど
許せますか?こんなこと。
現に起きているんです。今のこの時代に。
ダメでしょ。絶対
何がダメって、登校圧力をかけてくる輩はもちろんのこと、それを甘んじて受け入れ続けている己もダメ。嫌われたり怒られるかもしれないけど、正直に言いたい。
登校圧力を受けている人は、物腰が柔らかく優しい人が多い。
「お忙しい先生が(こんな)自分のために」
「お手間をかけてしまって、すみません」
「心配してくださって、ありがとうございます」
親切で言ってくれる、来てくれるから、お礼を言わなきゃ
断ったら先生が傷つくかもしれない
ありがたいと思ってる素振りをしなきゃ、と
深々と頭を下げる。
やめましょう、今すぐ。こういうの。
宗教の勧誘に来た人にこんなこと思いますか?言いますか?
困ってもいないのに勝手に困っていると認定していらんことをしてくる相手に、なぜこっちが謝る?
連絡、毎日いらないでしょ。毎週もいらないし、毎月だって多いでしょ。
「あなたのため」というおかしな空気を出してくる教師と
「贈り物はありがたく受け取るべき」と育てられた私たち。
この構図が元凶になっている。
いらないものは「いらない」と受け取らない。
受け取らないことを謝ったりもしない。
あなたが「いらない」と判断したものは、あなたにとってゴミと一緒。
しつこくゴミを渡してくる相手に、「ありがとう」「すみません」と言う必要はない。
断るのを申し訳なく思う、親切をありがたいように受け取る
その優しさを、自分自身に向けてください。ゴミを渡してくる先生じゃなくて、自分に。
誰が何と言おうと、あなたが一番大切にしないといけないのは、あなた自身です。
登校圧力から解放されるために
ここからは、登校圧力を受け取るのをやめる方法をいくつか提案します。
・憲法と法律から見て問題ないことを伝える(問題ないことを知ってるぞ、と示す)
・憲法や教育機会確保法から抜粋して印刷したものを渡す。
・迷惑なことは「私の負担になります」「できません」「迷惑です」など気持ちや意思を伝える。角を立てずやんわりではなく、毅然とはっきりと。
・登校圧力をする理由を尋ねる。登校圧力(人権侵害)をしていることを自覚してもらう。
・やり取りの記録を残す、記録することを伝える(自分の主張が法律的に問題ないか確認するためとか、率直に人権侵害として弁護士に相談するときに使うなど、理由は何とでも)
・面会、安否確認の頻度や方法をこちらから提案・指定する。
・学校がダメなら教委→県教委→文科省に問い合わせる。
もし、怒鳴られたり暴言を受けて直接話すのが怖い場合は、書面でもいいので
「暴力的な言動に困惑している」「このような状態で話し合いを続けることは不可能と判断した」
「今後のご連絡はこちらのメールアドレスに(または書面で)送ってください」
「電話や訪問は固くお断りします。もしこちらの了承がない状態で電話や訪問をされた場合は、録音、録画させていただきます。
この書面を以ってお伝えしましたので、こちらに了承がない状態で電話や訪問がある時点で録音・録画にご了承いただいたと判断します」
という感じのことを伝える。
怒鳴ることや暴言は、暴力です。
怖い気持ちを隠さなくていいし、強がって凛としなくてもいい。
凛とするなら「怖い思いをした」と凛として言おう。
学校からホームスクール に切り替えるタイミングで起きやすい、登校圧力。
どうしても、教師に安心してもらいたくて色々と説明したくなるけれど、
子どもが育つ環境について全く違う価値観を持つ相手に、自分がたどり着いた正しさを理解してもらおうと時間を割き言葉を尽くすことも、戦うことも、しなくていい。
ただ受け取るのをやめる、やめると決める、やめていいと気づくだけで、環境は変わっていきます。
また思い出したことがあったら追記します。