【地獄】過敏性腸症候群って?(腹の中の悪魔)
こんにちは!貧乏慶應生のななです。
いつもは大学受験や浪人の話をしているのですが、今回は私の持病である過敏性腸症候群について話そうと思います。
私が宅浪した話は下の記事で書いているのですが、そもそも現役のときに落ちた理由の一つとして過敏性腸症候群の影響があるのです。
共通テストの1日目、試験時間中にとてもお腹が痛くなってトイレを我慢していたため、問題にあまり集中できませんでした。
もちろんそれ以外にも落ちた理由はあるのですが、過敏性腸症候群は確かに受験生を苦しめる症状です。
私と同じように過敏性腸症候群に悩んでいる人や長らく持病を持っている人と悩みを共有したいと思って書いてみます。
それでは始めます!
1.そもそも過敏性腸症候群って?
過敏性腸症候群というのは、
自律神経の乱れや精神的なストレスによって、腸に異常をきたし、腹痛・下痢・便秘などが起こる症状のことです。
この症状を持ってる方は消化器内科で受診してみても、腸に異常がないんですよね。
ストレスの影響を受けてお腹に症状が出ちゃうんです。
しかも、完治することは少ないらしいです。
私は中学生の頃からこの病気に悩まされています。
しかも、大学2年生になってキャンパスが都心の方に変わり東京の満員電車に乗るようになってから症状は酷くなってしまいました。(ほんとにつらい)
通学で特急電車には乗れなくなくなったのです。
各駅停車じゃないと、
「今お腹が痛くなったらどうしよう、逃げられない…やばい……」
という不安感(予期不安というみたいです)に駆られ、ひどい時は動悸や過呼吸、冷や汗などパニック発作に近い症状も起こります。
でも、いざ電車を降りてみると腹痛はスっと無くなるんです。
たまに過敏性腸症候群を甘えだとか言う人がいるんですが、その人はどでかい熊が自分の目の前にいて今にも殺されそうっていう状況でも冷静にしていられるんですかね。
過敏性腸症候群で起こる不安やパニックは、
脳が完全に死を意識してるときの反応だと思います。
体感としてそう感じます。
実際に死ぬ状況じゃなくても、脳がそう認識してしまってるんです。
自分が今にも死にそうってときに冷静でいられるわけないですよね。
2.つらいこと
いちばんつらいのは、どこへ行くにしてもトイレのことを気にしてしまうことですね。
人と遊ぶときなんかも、トイレを第一優先で考え、遊びの方にあまり気を向けることができないんです。
普段外出するときもトイレのことばっかり考えます。
だから、過敏性腸症候群に人生が支配されているような感覚になるんです。
これが過敏性腸症候群がQOLを下げる病気だと言われてる理由だと思います。
私は基本公共交通機関には乗りたくないです。
かといって車でドライブとかも自由にトイレが行けないので行きたくないです。
外で外食するのもお腹が痛くなりそうなので行きたくないですし、海外旅行なんて考えられません。
YouTubeやテレビ、インスタとかを見ていても、過敏性腸症候群が無かったらこういうところにも行けるのになぁ……って感じることが多いです。
将来のことも心配になってくるし、本当に過敏性腸症候群は人の人生変える病気だと思います。
この病気のせいで働けなくなったり、引きこもりになってしまったりしている人もいると思います。
(誰か助けて……)
3.個人的な対処法
個人的な対処法としては、全部で3つあります。
①どこへ行くにも薬や紙、袋を必ず持っておく
私の場合は消化器内科で処方してもらったブスコパンと、市販薬のストッパを常に財布に入れています。
あと、最悪漏らしそうってなったとしても大丈夫なようにトイレットペーパーとレジ袋もカバンに入れています。
②なるべく人が多くてトイレに行けない状況を避ける
過敏性腸症候群が起こるトリガーとして、
人が多い
自由にトイレに行けない(あるいはトイレが少ない)
ことが挙げられます。
なるべくそういう場所には行かないようにしましょう。
行くとしたらあらかじめトイレの位置や数を把握しておいた方がいいです。
通勤や通学などでどうしても電車に乗らないといけない場合は、1駅間が3分以内の各駅停車に乗りましょう。
③基本的な生活習慣を整える
食事や睡眠など基本的な生活習慣を普段から整えることも大事です。
小麦や砂糖、脂質の多いものは基本的に避けた方がいいと言われています。
(私の場合はどんなものを食べてもそこまで関係はない)
④学生の人は学校に相談する
過敏性腸症候群のせいで授業に遅刻したり、行けなかったりする場合は、まず学校に相談してみましょう。
通学途中に「今トイレに行きたくなったら授業に遅刻しちゃう…」と、プレッシャーを感じると余計症状がひどくなると思うので、あらかじめ症状のことを伝えておくのです。
とはいっても、これはかなり勇気がいることだと思います。
それでも、単位を落としたり、進級できなかったりするよりはマシと考えて相談してみてください。
私の場合は現在、大学の授業の先生に過敏性腸症候群のことを伝えた上で、合理的配慮の申請もしようと思っています。
合理的配慮とは、
障害や病気を持っている学生に対して大学が個別に対応を行い、他の人と平等に教育を受けられるようにする制度のことです。
大学の学生部に相談して、病院の診断書とともに申請書を提出すれば、申請は完了となります。
気になる方はぜひ一度大学の方へ連絡してみてくださいね。
まとめ
お読みいただきありがとうございました!
過敏性腸症候群、まじでつらいですよね。分かります。
この病気が無かったらもっと人生自由に生きられたのになっていつも思ってます。
ですがまだ人生は終わったわけではありません。対処法はあります。
過敏性腸症候群を持ってる方以外にも、病気や障害で日々つらい思いをされている方はいらっしゃると思います。つらいですが一緒に頑張りましょう。
余談ですが、人と話すとストレスが下がっていくらしいです。
つらい状況でも人と関わるといくらか気分も晴れるかもしれません。
それではまたお会いしましょう〜
スキ、コメント、フォローしてくださると嬉しいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?