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令和6年/2024年5月の総括と雑感

5月の連休は特にどこにも行かず、気がついたら終わってしまった。月初から何となく気分が優れなかったのだが、月末にかけて復調してきた感じ。

高校卒業前の1994年に早期退職してご出身地の山形に帰ってしまった中高時代の恩師を、東京にお招きして囲む会を月末に開催した。
元々は、昨秋同期で飲んでいた際に、僕がその先生と山形で不定期に会っていると話したところ、じゃあ今度は皆で山形に行こうという話になったもので、実際にスケジュール調整まで進めたものの皆の都合がつかず、それならば先生を東京にお招きしようという話に発展して開催にこぎつけたもの。別の担任の先生もお招きし、同期11名が集まった。
いわば酒飲み話から始まった企画が曲がりなりにも形になったこと、そして先生方をはじめ参加者みんなが喜んでくれたことが何より良かったと、言い出しっぺの一人としては感慨も大きい。

そういえば、最近ドラマの話をしていなかったけれど、この4月期は民放のドラマをまったくチェックしておらず、NHKの朝ドラと大河ドラマばかりを観ている。
『虎に翼』は、ヒロイン伊藤沙莉の安定感もさることながら、よく練られたストーリー展開と、脇を固めるキャストたちの個性がそれぞれに引き立っているのが伝わってくるので、観ていて飽きない。
ヒロインの出産シーンが全くなくナレーションさえ省略されていたり、終戦の詔勅(いわゆる玉音放送)が一切流れないなど、これまでの朝ドラの定石を覆す展開は興味深かった。今後も眼が離せない。
『光る君へ』は、吉高由里子がどこまでも吉高由里子なのに、ちゃんと平安時代の物語になっているのが不思議な魅力というべきか。これまで大河で描かれなかった平安中期でも、権力中枢の駆け引きや思惑の交錯は普通にあるし、史実ではもっと凄い京都人ぶりが見られたのだろうな、などと想像してしまった

【今月の総括】
(1) 読書
今月は93冊も読んだ。自分でも驚異的と思えるペースだった。おそらく来月以降はこんなに多くは読めないだろう。
1月からの通算は359冊。年間目標200冊に対して達成率180%

(2) 映画
4本観る。
『20歳のソウル』
先日原作本を読んだものの映画化。大きい括りでは若者の難病ものということになるのだろうが、実話を基にしていることと、主人公が男性というのが今までの流れとは違うところ。
主人公の神尾楓珠と、その恋人役の福本莉子が原作のテイストを旨く実写化していたように思う一方、顧問の先生役の佐藤浩市は佐藤浩市にしか見えなかったことが少々残念
『蘇える金狼』
松田優作主演。いろいろ破茶滅茶で、公開当初の映画評論家たちの評価は芳しくなかったとも聞くけれど、80年代に大流行を見る角川映画のプログラム・ピクチャに連なる、よく分からないけどストーリーがどんどん大きく進んでゆくスタイルが押し出されていて楽しめる
『恋する日曜日 私。恋した』
小林信彦が過去のエッセイで激賞していたのでDVDを借りる。ストーリーにそれほどの幅や深みがあるようには思えなかったけれど、小林も指摘するように主演の堀北真希の魅力に尽きる映画。
『父の詫び状』
映画ではないが、DVDを借りてきたのでカウントしたい。向田邦子のエッセイを没後NHKがドラマ化したもので、演出は深町幸男、脚本はジェームズ三木なので名作になることは必定なのかもしれないけれど、向田邦子の原作随筆にあふれる感性をきれいに、そして丁寧に映像化していると思えた。向田役の若い女優(長谷川真弓)の瑞々しさも良い。

1月からの通算は16本。年間目標12本に対して達成率133%

(3) 食べる
(4) 友達と会う
友人のお店におコメと肉を食べにゆく。
一時帰国中の友達と、別の友達の3人でランチを共にする。
先述の通り、月末は恩師を囲む会を催し、中華料理を楽しんだ。

(5) 旅をする
今月もあちこちに出張。

(6) 語学の勉強
フランス語は母校のフランス語講座に参加。先生の都合で、久しぶりにZoomでオンライン開催。
英語はショートコラムを書こうかと先月思い立ったのだが、実際に書き始めるまでの時間がなかった。英語に限ったことではないのだが、半端でも下手でもアウトプットしないと前に進まないので、来月からは多少なり手をつけたい。そしてイタリア語は全く進捗がなく、自分のサボり癖に呆れてしまう

(7) 息子と過ごす
反抗期が続いているのか、妻には時折声を荒げるのだが、父親である僕の話には多少なり耳を傾けてくれているので、やはり話すことが大事なのだなと思う。平日は僕の帰りが遅く、週末は息子が部活に行ってしまうので、なかなか時間を取ることができないのだが

(8) アウトプット
800字コラムと書評を書く。加えて、月イチで空の旅にまつわるショート・コラムを書き始めることにする

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