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小説・創作

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※最近マガジンをよく作っていますが、機能をよく分かっていません ジャンル: 特定のジャンルは定めません。 個人の趣味ですが、眼前に古今東西の情景が浮かぶ作品をマガジンに入れたい…
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読み切り恋愛短編集【れれこい】特集 850

読み切り恋愛短編集【れれこい】特集 850

全20話+1話&スピンオフ⤵️

特集

れれ子「いっわさっきさ〜ん♡
こんにちは、お待たせしました」

岩崎「お、れれ子さん、いらっしゃい、お待ちしてましたよ。
今日はお知らせがあるんですけど、それより先に注文してきましょうか?
桃が出てますよ」

れれ子「フラ、フラ、フラ……?」

岩崎「そうそう、フラペチーノです。
新しいドーナツもありましたよ。
ちょっと待っててくださいね」
「何だかね、ナ

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読み切り恋愛短編集【れれこい】 16.リカバリー 830

読み切り恋愛短編集【れれこい】 16.リカバリー 830

読み切り恋愛短編集【れれこい】

前日譚⤵️

※読み切りですが、関連のある章には同じヘッダー画像を使用していますので、ご参考になさってください

第16話 リカバリー

 「ねぇ、ダンナのことで話をきいてくれない?
近いうちに時間ある?」
小野さんから麻子にLINEが入るなんて珍しい、しかも仕事の愚痴じゃないなんて。
 小野さんは麻子より1才上、麻子よりも以前に夫様とは離縁してお気楽な一人暮らし

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母猫と子猫のエスキース(下絵)

母猫と子猫のエスキース(下絵)

「あなたの7秒を頂けますか」動物編

探し物をしていたら押入れの中から珍しいものが出て来た。
昔描いた猫の水彩画のエスキース(下絵)だ。
50歳過ぎ頃の作品だろうか。

以前にも少し書いたが、僕は昔からどんどん物を捨ててしまう。
断捨離とかいうのだろうか、服でも2年着なかったものは必ず捨ててしまう。服に限らず、ある時から自分の作品の掲載誌などのスクラップもどんどん捨ててしまうようになった。理由は簡

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つばくろ.まいん60

つばくろ.まいん60

田に水を引き
代かきが始まりました。

そのそばに
アオサギたちが立って
ツバメがしきりに
低空飛行を繰り返していました。

こうして梅雨が始まり
カエルたちが歌う季節となり
太陽は
雲に隠れて
そっと地上を見守り続けます。

今日もあなたと
あなたの大切な人たちを
見守っています。

同じ空の下で
生きている
みんな

試衛館の春

試衛館の春

安政二年 如月 某日 
亀岡八幡宮の参道にあるしだれ桜が満開という 
噂を耳にした宗次郎が 
「源さん、桜が満開ですよ。花見に行きましょうよ。」 
と言い始め、それを聞いたはじめと新八が 
「それじゃ、わしも行く。」と騒ぎ、 
佐之助がむっくり起き上がり腹をさすりながら 
「それじゃ酒が必要だなぁ。」と金もないのに言い、 
「歳さん、悪いが少し用立てくれんか。」と、近藤先生。 
「しょうがねぇなぁ

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