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「選ぶ」ってこわいんだよな。何かに迷って、どうしても決められない人へ

私たちの人生は、選択の連続です。
朝、起きてから眠るまで、「何かの選択」だけを数珠繋ぎにして生きていると言っても過言ではありません。

その選択には、大・中・小、各種サイズがあって、「今日ランチどこ行く?」で悩んでいる人は少ないと思われます。


私たちが悩むのは、もっと人生を左右するような選択。
例えば、恋愛から結婚、離婚に至るまでの間にも、その時々で、さまざまな選択を迫られます。

・Aさんと付き合うべきか、Bさんと付き合うべきか。
・Cさんと付き合ってきたけど、別れるべきか、継続すべきか。
・Dさんと結婚したい気もするが、まだ今後出会う人に期待すべきか。
・そもそも、私は「結婚」をするべきなのか、独身でもいいのでは。
・子供は産むの、産まないの、産むとしたらいつ産むの、何人が理想なの。
・Eさんと離婚したいが、結婚生活は継続すべきか。

同じように仕事でも、大きな選択を迫られます。

・Aという会社に就職するのか、Bという会社に就職するのか。
・Cという会社に転職したいが、今の職場の方が幸せか。
・そもそも会社員ではなく、フリーランスの方が幸せか。
・Dという商売をやってみたいが、やめておいた方がいいのか。
・Eという一大プロジェクトは、このまま続けて大丈夫か。
・Fと言う人物とGという人物、雇うなら、どちらが有能か。

結婚と仕事を例に出しましたが、同じように、引っ越しなどで家を買う場合や、何かの投資をするなど、大きなお金が動くときにも、私たちは迷います。

そして私のように、命のかかった「母の治療方針」を巡って、迷いに迷う場合もあるわけです。

(人生の一大ギャンブルの話はこちら⤵)


このように、人生のときどきに、人には「大きな選択を強いられる場面」が突如としてやってきます。
そんなときに、どうしたら私たちは決断できるのか。


そこで、まず大前提として、次のことを頭に入れておくといいと思います。

あなたの、そのAかBかの選択において、現時点で「正しい答え」というものは、存在しません。

誰にとってもシンプルで当たり前のことですが、この前提を、腹の底に染み渡らせることが、悩める私たちを楽にしてくれる「本質的な第一歩」になりそうです。

「そうか、正しい答えは、今現在、存在しないんだね。答えがあるから迷っていたと思っていたけれど、むしろ答えがないから迷っていたんだね」と。

つまり、これから賭けようとする「選択」には、
まだ正解が存在しない。

「AとB、どちらを選択」をしようとも、それが吉と出るか、凶と出るかも、現時点では分かりません。
同時にふたつのモノを選択することはできませんが、AとBどちらを選んだって吉と出る場合もあれば、どちらも凶の場合だってあり得ます。

「分からない」という圧倒的真実。
このことを、まず大前提として腹に落とします。

じゃあ、どうしたらいいの?

結論から言いますと、これに尽きます。

考えた上で、思い切って選ぶ。
そして、選んだモノを、未来に絶対に『正解』にしてみせる、と決める。

Aか、Bか、メリットとデメリットを並べ、熟考した上で、自分が「良い・好き・気分がいい」と思う方を選ぶ。

もう、これは半分、博打のようなもの。
分からないのに、選ぶんですから。好きな方を選ぶしかない。

(ちなみに、少し話は話が逸れますが「AさんとBさん、どちらとつきあおうか」という、パートナー選びに関する問いは、つきあう場合は「どっちともデートしてみれば」と答えますし、結婚を迷っている場合は「どちらもやめておけば」と答えます。その話題はまたいつか)


話を戻します。

選択することは、未来を知ることができない私たちにとって、いつだって「失敗する恐怖」とともに存在します。
私なんて、人一倍の怖がりですから、物事の決断に、尋常ではない、恐ろしいほどの時間がかかります。

しかし何度も言いますが、残念ながら、「こっちを選ぶと正解ですよ」と誰も言ってやれない。たとえあなたの信頼する人が「こっちがいいと思うよ」と助言したとて、最後は「自分の責任でどちらかを選ぶ」。
誰も、あなたの人生をあなたの代わりには生きられませんから。

だから、

自分なりに考え「選んだ」あと、それを自分で「正解にする」。

これに尽きると、私は思います。

選んだパートナー、選んだ会社、選んだ場所やモノ。
『選んだからには、選んだ〇〇の、正解さがしをしよう』と決める。

この人のいいところ、ステキなところ。
この会社のおもしろいところ、この仕事のユニークなところ。

逆に、その人や会社や場所の、短所や欠点、デメリットだけを見ている限り、「正解」は永遠に得られません。

嫌いになった人・モノ・環境は、デメリットや短所だけが見えやすいかもしれませんが、それではバランス感覚が悪い。公平性を欠くというものです。

デメリットを見るのと同じ程度には、自分が得ている恩恵やメリットをカウントする。
そもそも、あなたの世界の見え方は、あなただけのモノ。誰かにとっては「すばらしい」と思える人やモノ・環境が、あなたにとっては「最悪」だったりするのがこの世界です。

この世の中に、「絶対的によい人」も「絶対的によい会社」も存在しません。あなたの「見方ひとつ」で、それは決まるだけです。
だから、「自分が選んだものを、正解にしてやるぞ」と腹を決める。

これが厳しくも、優しい現実です。

……などと、格好いいことを言ってみました。
私は、エラそうなことを書きながら、自分がそうできているわけでは決してありません(笑) 「そうなりたいなー」と思って毎日を生きています。


そして、そんなこと言ったって、「じゃあ、間違えたときはどうするの?」
という疑問も湧いてきます。

そう、人間は間違えるイキモノです。
選択を間違えたら、どうしましょうか?

……と、長くなってしまったので、また続きは明日書きます。
よかったら、また明日お会いしましょう。


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