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記事一覧

人の話を本気で聞いたことがありますか?

宮古島でも入院 また宮古島の話だが、私は宮古島でも入院してしまった。  さいわい、大きな総合病院があり、医療面では何の問題もなかった。  むしろ、全般的に親切で、すんなり入院できて助かった。 看護師さんがすわりこむ 驚いたのは、入院してからだ。  お年寄りが看護師さんに何か話しかけると、看護師さんは立ち止まって聞くのではなく、そばに腰を下ろして、「さあ、じっくり聞きますよ」という態度で聞く。  廊下でも病室でも。  それがどうしたと思うかもしれないが、そんな姿は東京で

誰かの記憶に残るということ。誰かの人生に触れるということ。

つい数年前まで400人ほどだったFacebookでのつながりが今年1000人を超え、オンラインで繋がっていない人との出会いも含めたら一体今までの人生でどれだけの人と出会ってきたんだろうと思うと、小学校入る時に歌っていた「友達100人できるかな」の言葉に「えー100人も?」と言っていた自分もずいぶん年月を重ねてきたんだなーと思う。 そしてそんな数千人の出会いの中で、あなたはどれだけの人をふと思いだしたりするだろうか、と考えたら、きっとそういう人って片手か、両手くらいのものじゃ

浪人時代の私が17年越しに起こしたちょっとした奇跡のおはなし

嘘のようで嘘じゃない、本当のおはなし。 1ヶ月ほど前のある日、業務関連の連絡で埋まっていた私のメールボックスに、なにやら気になるタイトルのメールが届いた。 件名:「ただの思い出話ですー」 見るとそれは本当に感謝してもしきれないくらい、当時お世話になった高校の恩師からの突然のメール。卒業後も何度もお世話になっていたものの、とても久しぶりだったので 「なんだろう?」 と開いてみると、そこには17年前に本当に必死になってあがいていた頃の私の記憶とともに、その時起こった奇跡

なんで好きになったんだっけ。

「ことばに関わる仕事に就きたい」 「書くことで生きてみたい」 そんな漠然とした夢をここ数年思い続けてきた。 ついに迎えた就職活動。視野を広げろと言われようと、頑なに「ことば」「書く」関係の職種に絞った。なかなかひどい結果だったけれど、そんな中で唯一私を掬ってくれた、来年から入社する会社も大きく見れば「ことばに関わる」「書く(ことに関わる)」会社だ。 しかし私は、大学生ながら作品を世に出しているわけでもなければ、細々と何かしらの書くことを続けてきたわけでもない。note

【推薦書リスト】世界史独学のための100冊

世界史を独学するにはどうすればいいか? ネオ高等遊民さん(note@kotoyumin)の記事を拝見して、「みんなの世界史」でもシリーズ本や全集を含め、100冊ほどの書籍をピックアップしてみることにしました。「なんとなくでOK」「受験のため」というのではなくて、ゆくゆくは専門的な書籍も読んでみたいというまじめな方向けの、まじめな選書でありつつ、高校生にも薦めることができそうな本を中心に選んでいます。 *** 選書の方針 世界史のカバーする範囲は、とてつもなく広い。個々の

長い時間をかけてじわりと効いてくる、私の好きな本を紹介します

私は本を読むことが好きだ。 特に前職を退職して時間に比較的余裕ができるようになってからは、月に4〜5冊は読んでいる。 自分自身、幼い頃から童話、小説、詩、短歌、歌詞、エッセイなど、文章を書くことが趣味で、今でもずっと続けている。 長めの文章を書いていると、普段の生活の中でも執筆のアイデアを探したり、一度書いた文章の細かな言い回しに思い悩んだりと、なかなか自分の世界から離れることができなくなってしまう。 そんな時に第三者の綴る文章に触れると、自分の世界に没入して凝り固まっていた

2021、すきだった本と日々のこと

¥300

実績も肩書きも無いのでnoteを書くwebライター

初めまして。主夫のwebライターアザレア(@azalea_blog)です。 仕事もせずにnoteを書いてます笑 駆け出しの僕がそんな感じでいいんでしょうかそれで。いいんです! 今回は駆け出しWebライターあるある(?)な実績と肩書の手に入れ方を紹介します。タイトルで殆ど答え言ってますがnote書きましょう。 実績が何もない! 肩書きが欲しい! 実績とか肩書って何があればいいの!? そんな人たちに読んで欲しい記事です。 ↑のそれはちょっと前までの僕の悩みでもあるので、

ピリオド

ひょんなことで笑ってみせたり、突然悲しくなったりして、たまに感情というやつは非常に厄介なやつだと思う。喜怒哀楽に揺さぶられて、生きていくのはジェットコースターに乗っているみたいで、いつか乗り物酔いを起こしそうな気がする。 かといって、自分の感情に蓋をしたいわけでもなく、なるべく自分の意思を大切にしたい。ときには我慢を強いられる場合もあるけれど、それも人生と割り切れる強さがあったなら、少しは生きやすくなるのかもしれない。 時刻は2時を迎え、脳も体も疲れがピークに達している。

とりあえず最短距離で、幸せと充足を求めるためのアレコレ

幸せ系の本を読んで自分で試し、再現性の高いと思った手段まとめ。 「まっとうな幸せ」に関する話はnoteにいっぱいある。それで幸せになれない人のための、よりエクストリームな幸せのガチコスパ獲得方法について。 最低限の「健康」と「収入」と「人間関係」は前提だけど、人は割とノウハウでローコスト&短時間に幸せになれるのではないかと思う。 小さい幸せをたくさん持つ一つの幸せに人生をつぎ込まない。幸福は逓減(鈍化)するので、一点集中で追求するほど効率が悪くなる。1000万円のディナ

「一番好きな人」と「結婚する人」は違うけど、選ばなかった人生を心に秘めながら生きる。

私には今付き合っている人がいて、1ヶ月前くらいから一緒に住んでいます。 彼とは数ヶ月前に出会い、いろいろなタイミングが重なって住まいをともにすることになりました。2人とも結婚適齢期、まわりもどんどん身を固めていっているなかでの同棲。その先に結婚を見据えているということは、彼の言動からもわかりやすいくらいに伝わってきます。 私も一緒に住むとなったときから、あぁ、きっとこのまま結婚するんだろうなと感じました。彼との日々はとても穏やかで、マッチングアプリをさばきまくっていた(汗

思い出の主導権は私が握りたい

なんでこんなに好きになったんだろう と なんでこんなに忘れられないんだろう の 本質って同じだと思う。 好きになったのに明確な理由がない人ほど、忘れるのだって理由なく難しい。 きっと、両想いのフリをした片想いだったことがあった。自分の想いが強いほど、相手の想いも強いものだと思い込んでいた。 彼の好きなところは沢山あったのだけれど、今振り返って、本当にそれらが好きだったのかと問われると自信がない。 明確な理由のない「好き」はとても強力だ。 何もかもなぎ倒してくる「好き」

拍手の音で泣いてる

人生色々なことがあるなあ、と自分や周囲の人たちを見てしみじみ思ってしまう。 楽しいことばかりではなく、思いもよらないことや決断を迫られるようなこと、自分の人生が大きく変わってしまうようなこと。 色々な人の話を聞くたびに、わたしだったらどうするだろう、どんな気持ちになるだろうと深くまで考えてしまう。考えても、実際そうなった時に冷静でいられるだろうか、とまた思いに耽る。 大人になって、自分で何でも選択できるようになった自由さを考える一方で、本当にこれで合っているのだろうか、後々

空の選び方

家族も寝静まり、玄関の鍵が祖父によって閉められて僕の1日は始まる。 連絡を取るのが特に苦手だ。 コミュニケーションは人よりも得意な部類だと 自負できるが、マメなLINEというものが本当に 苦手なのだ。 電話で基本的には済ませたいが、時刻が2:35 ともなると基本的に気を遣って誰とも話さない。 閉められていた鍵を開け、普段出かけるよりも 一枚多く服を着込みイヤホンをして外に出る。 12月の空はやけに遠くて星はイヤらしく光る。 10年前はふかしていたタバコ。 今は肺に染み込