ののやま直美

長野県下伊那郡泰阜村(やすおかむら)在住。2022年立命館大学卒・(株)リクルート・言語聴覚士資格取得後長野県立病院機構・療育センターを経て村会議員2023年より2期目。…考えたことの情報整理、政治について、村について思うことを時々発信します。

ののやま直美

長野県下伊那郡泰阜村(やすおかむら)在住。2022年立命館大学卒・(株)リクルート・言語聴覚士資格取得後長野県立病院機構・療育センターを経て村会議員2023年より2期目。…考えたことの情報整理、政治について、村について思うことを時々発信します。

最近の記事

「育てにくい子の子育て」について思うこと。(村のこととは関係なくですが)

今、村会議員も務めながら、療育施設で言語聴覚士として週に1〜2回、ことばや発達の相談に乗らせてもらったり、自分らしさに向き合うHappy Firstというオンラインコミュニティの運営をお手伝いさせてもらったり、趣味が高じてバスケのコーチを泰阜村と隣の下條村、地域で声が掛かればどこへでもという感じでしていたり、、、と、四足のわらじを履いて活動しています。 このnoteは地方自治に関わることをまとめておこうと思っていたのですが、いろいろなことをしていると、いろいろなところでno

    • 人口1400人ぐらいの村から。地方自治法の改正と食料供給困難事態対策法について思うこと。

      R6年度6月定例会。本日、継続会で終了予定です。 建設産業常任委員会の委員長として、今回の議会で意見書をあげたいことがありました。意見書は、他の議員さんの賛同も得なければならず、6月議会での発議は難し、そうで9月になるかもしれませんが、議会に出かける前に、自分が揺るがないために、事前にちゃんと書いておこうと思います。 ▶️地方自治法の改正について東京新聞5月24日の記事です。 (東京新聞さん、いつも他の新聞ではそこまで詳しく書かれないこともきちんと裏付けしてくれて書いてく

      • 昔の教え子にあって思ったこと。政治の役割って、こういう子たちに光を当てることだろう。

        ※本人の許可をもらって掲載しています。 政治の仕事とは、と痛切に感じたので、 備忘録として・・・ 大学を卒業してすぐに働いていた フリースクールで出会ったゆうたという 1人の男の子がいます。 当時、14歳でした。 色んな複雑な事情がたくさんあって、 東京から長野県の山奥に来ていたゆうた。 お母さんからもらった ピカチュウのぬいぐるみを いつもいつも大切そうに持っていました。 ゆうたが来てすぐに、学園の方針で 一旦寮もフリースクールも閉めることになり、、、 親元に帰れな

        • 遊休農地対策について考えたこと。信号もコンビニもない人口1400人ちょっとの泰阜村より。

          3月議会が終わったと思ったら あっという間に6月議会が始まります。 報告が遅くなってしまって申し訳ないです。 R5年度の3月議会では、 これまで議論を重ねて来た 農業委員会さんとの懇談会もありました。 村内にある農業の会社、ヌーベルファーム泰阜さんに 貸し出していた柿の圃場が生育不良により 貸し出していた7割近くが戻ってくる ことになった。そんな背景があり、 議論が重ねられました。 話し合いの状況、泰阜村の農業の状況、 感じたことをまとめておこうと思います。 🔹村内の農

          東京に人口が一極集中していることについて考えたこと。

          長野県下伊那郡泰阜村(やすおか村)は 長野県南部に位置し、山林が86%の山と川に囲まれた村です。 人口は昭和40年には3000人を越していた人口は 今は約1500人と約50年間で半分に減りました。 そんな村で生まれ、育って、都会に出たけれど、 子育てと同時に村に戻ってきました。 そして、いろんな思いがあり、今、村会議員をさせてもらっています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今日のニュース 東京一極集中が加速しているとのニュースを読みました。 昨日、小泉政権の三位一

          東京に人口が一極集中していることについて考えたこと。

          熊の捕獲について考えたこと 〜長野県泰阜村R5年度12月定例会より〜

          2024年12月定例会が終わりました。 今回の議会では ・熊の捕獲について ・森林経営について ・遊休地対策について ・村道を廃線にするための判断基準について 考えさせられました。 その中で、今回、最も議論された熊の捕獲について振り返ってみたいと思います。 村民の方から、 熊の被害が甚大で、養殖している魚の水槽が壊されてしまった。被害総額も数百万程度にもなるとのこと。熊をなんとかしてほしい、なんともならないのならば、保障をしてほしいという陳情がありました。 感情は最も

          熊の捕獲について考えたこと 〜長野県泰阜村R5年度12月定例会より〜

          1年を振り返って。ののやまなおみ一般質問のまとめ@長野県泰阜村(やすおか村)

          令和5年の9月議会が終わりました。 出馬を悩んで悩んで、悩んで。 それでも突き動かされるように、 出馬を決めてから1年と少し。 この間に2回の選挙があり、 どちらも無投票でしたが、 とにかくとにかく、 心労は大きかったようです・・・ 走り続けてきたのですが、今、少し。 ようやく少し、やっと、少し、 ゆっくり振り返る時間ができた気がします。 これまで、一般質問してきたことについて、 振り返っておこうと思います。 野々山直美一般質問 ーーーーーーーーーーー 令和4年9月定

          1年を振り返って。ののやまなおみ一般質問のまとめ@長野県泰阜村(やすおか村)

          やすおか村高原ロードレース大会

          やすおか村高原ロードレース大会

          下伊那南部地区議員会定期総会メモ

          2023年8月22日 売木村文化交流センターぶなの木にて令和5年度下伊那南部地区議員会定期総会が開催されました。 南部地区議員会とは? 長野県下伊那郡は全国で最も多い13町村で構成されています。 そのうちの南部の5町村とは 1.阿南町 2.泰阜村 3.天龍村 4.下條村 5.売木村 の5町村で、地理的にも、人口減少や少子高齢化など抱える課題も似ています。県や国に要望をしていく際に、1つの町村だけの意見だとなかなか聞き入れてもらえないことが多いので、同じ課題を抱える町村同

          下伊那南部地区議員会定期総会メモ

          泰阜村村議会メモ_2023.7月臨時議会

          長野県下伊那郡泰阜村(やすおかむら)とう人口1500人の村で村会議員を務めています。2期目ではありますが、補欠選挙だったので新人同様です。 ですが、そうとも言っていられない現状もあり、自分の勉強のためにアウトプットをしていこうと思います。 7月31日開催、泰阜村臨時議会メモ 主なトピック R5年6月2〜3日集中豪雨被害の災害復旧費ー1億7586万5千円 隣町の「お酒と本屋」工事費用の補助(買物弱者解消対策商業施設整備事業負担金)ー 2000万円 衛生費:泰阜村飲料水

          泰阜村村議会メモ_2023.7月臨時議会

          土砂災害について、話し合う中で気づかされたこと 〜木の力〜

          6月2〜3日にかけての豪雨災害。 泰阜村では、 道路、宅地、農地など、 140ヶ所以上の災害が報告され 国から「局地激甚災害」 https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230627/1010027190.html として認定されました。 役場職員の皆さん、状況把握、 本当にお疲れ様です。 今月末には災害復旧の為の予算を決める 臨時議会も予定されています。 そんな中、週末、私の暮らす地域の 「生活改善センター」という 地域のみんなの集いの場

          土砂災害について、話し合う中で気づかされたこと 〜木の力〜

          「今日もありがとね」って言って畑を出る、松下農園さん(やすおか村)の話

          2023年5月から2期目を務めることになりました。 2022年8月に補欠選挙で無投票で当選させて頂いてからまだ9ヶ月。 村の道路のこと、農業のこと、産業のこと・・・ まだ何一つわかっていません。 とにかく、教えてもらうしかない、と思い、 泰阜村でりんご農家を営んでらっしゃる松下農園の松下紀子さんにお話を聞かせて頂きました。 🍎ゼロからスタートして美味しいりんごができるまで。 飯田市から嫁いで来られた時、松下家では当時盛んだった養蚕に力を入れていたとのこと。ある日、お家の方

          「今日もありがとね」って言って畑を出る、松下農園さん(やすおか村)の話

          「ふるさと納税」と「ふるさと思いやり基金」の話

          ふるさと納税が流行って(?)います。 利用される皆様は、 自分の応援したい自治体にふるさと納税をすると 所得税控除が受けられて、 実質2,000円で返礼品を手に入れることができる。 自治体は、寄付頂いた分を、一般財源にできる。 色んな自治体が参画して、ネットでも閲覧できて ネットショッピングのようで、みていても楽しいです。 どの自治体も工夫していて、すごいと思います。 泰阜村はふるさと納税ができる以前、 平成16年から「ふるさと思いやり基金」という寄付制度を創設しまし

          「ふるさと納税」と「ふるさと思いやり基金」の話

          在宅福祉のこと

          ーーーーーーーーーーーー 松島貞治は、父である。 6期24年村長を務めた。 村長を辞して5年目、ようやく父と福祉の話をした。 「前提を見直す」 病院で働いていた時、終末期の人にたくさん立ち会った。 思うのは、 家族の想いと本人の想いは、違うんだってこと。 最期を迎える時に、認知機能が保たれている人が 少ないってこと。 ただ、わからないから、どこで死んでも同じかって、 それは違うんじゃないかと思う。 「どう死ぬか」は結局、「どう生きたか」 ってことだと思う。 ひとり孤独

          在宅福祉のこと

          フードアクセス問題について

          隣町のスーパーが店長さんの体調不良で急に閉店してしまった。 病院のすぐ近くにあってとても便利だった。 村の運転ができないお年寄りはバスで病院に行ったついでにお店で買いものに行けていた。 ・令和3年度「食料品アクセス問題」に関する全国市町村アンケート https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/ryutu/210331.html 【背景】 ・住民の高齢化=買い物に行けない ・地元小売業の廃業➡郊外への大規模量販店への出店 ・公共交通機

          フードアクセス問題について

          議員全体会議メモ#1 どうしたら泰阜村の人口減少を食い止められるのかについて考えたこと① ~自然増をふやすには~

          長野県下伊那郡泰阜村(やすおかむら)村で村会議員を務めることになって2カ月です。初めての議会に、初めての委員会。初めての予算要求…。 わからないことだらけなので、勉強して、勉強したことはアウトプットすると良いらしいので、メモを残していこうと思います。 人口について。 大きく分けて・・・ 自然増減・・・死亡数と出生率から算出 社会増減・・・転入と転出から算出。 人口を増やすには ①出生率を上げる(=自然増を増やす) ②転入を増やす(=社会増を増やす) ③・・・・その他

          議員全体会議メモ#1 どうしたら泰阜村の人口減少を食い止められるのかについて考えたこと① ~自然増をふやすには~