土砂災害について、話し合う中で気づかされたこと 〜木の力〜
6月2〜3日にかけての豪雨災害。
泰阜村では、
道路、宅地、農地など、
140ヶ所以上の災害が報告され
国から「局地激甚災害」
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230627/1010027190.html
として認定されました。
役場職員の皆さん、状況把握、
本当にお疲れ様です。
今月末には災害復旧の為の予算を決める
臨時議会も予定されています。
そんな中、週末、私の暮らす地域の
「生活改善センター」という
地域のみんなの集いの場の土砂崩れを
どう復旧するかの話し合いがあり、
行ってきました。
幅、20mはゆうに越す広さ。
これを修復するために、石を積むにしても大変だし、
蛇籠を入れてみては?ブロックだと強度が、、、
などなど、区長さんや地区のみんなが
知恵を出し合い話し合いました。
結局、業者に見積もりを出してもらって、
村の補助が足りない分は地区の皆さんに
集金をお願いするか、
村長に話に行くか。。。
となったのですが、
話の中で、おじいさんの言ってた言葉が
印象深く、メモをしておきます。
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「日当たりが悪いでって言って、
木を切らんかったらよかったな。」
「木が植っとればな・・・。」
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木の根の持つ保水力。
そこに木があることで守られるものが
あるんだな・・・、と。
盛り土であったとしても、
そこに木を植えることで
守られるものもあるのかもしれない。
自然の中に、地球に、
「住んでいる」んじゃなくて
「住まわせてもらっている」
そんな感覚を失わないようにしよう、
と思わせてもらった一言でした。
建設のことも、山のことも、木のことも、
わからないことだらけですが、
勉強しながら、便利とか、効率とか、
人間都合だけで考えずに、
山の気持ち、木の気持ち、動物の気持ちにも
配慮していきたいなと思いました。