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個別最適な学びについて考える(108)ー斉藤和雄(1990)個性をいかす映像メディアーから

おはようございます。
M1も先週に行われたいよいよ年末に近づいてきました。
初の2連覇となる令和ロマンさんはさすがのネタでしたね。1本目のネタは学校に関することが多く、イメージしてとても笑ってしまいました。

前置きはこれくらいにしておき、早速本の紹介をしていきましょう。

本日は「斉藤和雄(1990)個性をいかす映像メディア.教育工学研究協議会(編著)授業研究双書No8個性を生かす教育メディア.才能開発教育研究財団」です。では,早速読んでいきましょう!

放送番組が視聴者(学習者)に課題を与え,学習をうながしていく。教師は多少の援助をすることによって学習者が主体的に学習を進めていくようにする。
課題性を持った内容や問題点は番組中にいくつあってもよく、学習者は視聴した番組の中から、自己にとっての課題や問題点を選択することになる。その際、選択の過程で個人差を生じてもこれは優劣の差を意味しない。
学習者は次々と課題に取り組み、やがて中心課題に迫っていくようになる。
実践を通して、課題解決の喜びを味わわせながら、学習者に主体的学習態度や習慣が身についていくのである。


4. 放送教材を取り入れた学習指導の事例小学校1年国語科
◯題材名 おむすびころころ
◎到達目標
①テレビ視聴をすることにより、田や畑の仕事に関心を持つことができる。
② テレビ視聴から、自分の住む地域についての学習方法のイメージを持つことができる。
③ 自分たちが住む鶴ケ島町の田や畑の仕事について、調べていこうとする意欲や課題を持つことができる。

斉藤和雄(1990)個性をいかす映像メディア.教育工学研究協議会(編著)授業研究双書No8個性を生かす教育メディア.才能開発教育研究財団

NHK for Schoolの番組で学習計画や学習の流れをイメージする利用という発想が驚きです。
学習問題はたくさん出そうだと思いましたが、どのように出た問題を解決すればいいのかまで映像に収められていることは学校放送番組の強みでもありますね。
特に個別最適に学んでいく際に、どのように課題を解決すればいいのかは難しい問題になります。
学習の個性化のように興味によって人によって問いは違くなりますが、その解決方法を学ぶ一定の機会はあまりないように感じます。人によって差が出ないように、番組で解決の仕方を疑似体験しておけば学習の進み具合にも影響があるかもしれません。
そこで番組をみながら学習問題を考えるだけでなく、見通しも持っていくことはとても重要だと感じます。

ただ見る、面白そうと興味をひく以上のコンテンツになっていることが魅力ですよね。
子供の時から感じることは、NHKの番組って面白いだけでなく、考え込むような時もありますよね。その良さが学校放送番組にも詰まっているように感じます。

大人になってから見るとまた違った視点でみえてくる面白さがある気がします。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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nanjolno
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