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個別最適な学びについて考える(101)ー鎌原雅彦,竹綱誠一郎(2005)やさしい教育心理学 改訂版ーから

お疲れ様です.本日も元気にアウトプットをしていきましょう!
画像を変えてレベルアップしていきます。
というか、記事を書くもののテンションを上げるためにやっています。笑
一人で読むから、皆さんも考えてくれるのでみんなで読むに変わってきているなという思いから、人数を増やしてみました。

インターネットを通じて多くの人と読んでいるというこの感覚は何か不思議ですね。笑
続けて読んでいきますので応援もお願いします。

本日は「鎌原雅彦,竹綱誠一郎(2005)やさしい教育心理学 改訂版.有斐閣,東京」です。では,早速読んでいきましょう!

学級の学習目標による学級雰囲気

 エームズとアーチャー(Ames & Archer1988)は、学級雰囲気を達成目標の観点から整理し、習熟志向的な目標と遂行志向的な目標に分類しています。   
 それぞれの雰囲気の特徴は表5-3のとおりです。これら2とおりの学級雰囲気はまったく正反対のものです。ほとんどの学級はこれら2とおりの雰囲気をある程度併せもっていると考えられます。エームズらは、中学生と高校生を対象にして、自分が所属する学級雰囲気をどう考えているか、勉強にどのように取り組んでいるか、所属する学級を受け入れているかなどについて、質問紙を用いて尋ねました。その結果、自分のクラスが習熟志向的であると考える生徒ほど「自分で目標を設定する」「勉強のスケジュールをたてる」といった学習方略を工夫する傾向が強く、「自分の学級が好きである」という学級への肯定的な態度を持つことや、「新しいことを学習したい」というようにチャレンジ精神が旺盛であることなどがわかりました。
 一方,遂行志向的な目標が高い生徒ほど、学級への態度が否定的であり、自分の能力を低く見積もる傾向のあることがわかりました。

鎌原雅彦,竹綱誠一郎(2005)やさしい教育心理学 改訂版.有斐閣,東京

これは興味深い研究ですね。
学級経営が子供達の学び方にも影響を与えるということです。
10月にもう一度締めないと崩れてくると言われる学級経営をもう一度見直すきっかけになりますね。

表をぜひ購入してみてほしいです。
目標の捉え方や,成功の捉え方が違うだけでこうも変わってくるのかと勉強になります。
教師が無意識でやっていることも,実は個別最適な学びに影響を与えるのではないでしょうか。
自分も見直して考えてみようと思います。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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nanjolno
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