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Vol. 392 田舎は「体験」が一杯

年末年始のネタをもう1つ。

今年も息子(6歳)は私の実家・静岡県でたっぷりと甘やかされ伸びやかに過ごした。
そして沢山の「体験」をした。
千葉では決して出来ない体験の数々をさせてあげられる事は親としても有難く、感謝しかない。
ではそのうち幾つかを紹介する。

【①蕎麦打ち】

私の母は75歳ながら毎年、7軒分の年越し蕎麦を打つ!

12月30日は大忙しのばぁばだが今年は孫のために「体験」もさせてくれた。

【②あんころ餅作り】

田舎では餅も自分で作る。
ただし残念ながら杵と臼ではない。
杵・臼は本家にしかないため我が家は「餅つき機」。
しかし息子はその機械がむしろ興味深かったようだ。
米が捏ねられ餅になってゆく様を最後まで見守っていた。

そして出来上がった餅はあんころ餅に。
これもばぁばが用意してくれた貴重な「体験」である。

【③幼馴染とたわむれる】

真ん中が私と息子
息子には幼馴染が2人いる。
私の、小学校時代からの友達の子供である。

…私にはAちゃん・Bちゃん・Cちゃんという小5からの友人がいて、そのうちAちゃん・Bちゃんは同じ年に出産した(なんちゅう奇跡!!)
それこそ胎内にいる時からの友達。
私以外は全員地元に住んでいるが、帰省したら必ず実家に来てくれる、かけがえのない幼馴染なのである。


【④蒸気機関車を触る】

実家から車で少し行った所に通称「S L公園」がある。
昭和20年まで実際に走っていた本物のデゴイチが飾られているのだ。
客車はなんと、図書館に。
この日は年末年始のため入れなかったが普段は鉄道関連の書籍が置かれており自由に閲覧できる。

こんな体験も千葉では出来ないだろう。


【⑤畑で駆け回る】

私の父は定年後、趣味で畑をやっている。
この季節は大根・蕪・ブロッコリー・白菜・菜花などが採れるようだ。
地面の下にある野菜を見るなんて、都会じゃ出来ない。
これぞ活きた教育。

そして息子の楽しみは一輪車で爆走する事(笑)
この日も埃まみれになって遊んでいた。

【⑥地産地消の食事】

これはある日の夕飯。
ここに並んでいる野菜はポテトサラダのじゃがいもに至るまで全部じぃじの畑で採れたもの。

さっきまで畑に有った物を食べる。
これぞ田舎の醍醐味ではないだろうか?


このように田舎は子供にとって「体験」の宝庫。
自分がいかに恵まれた子供時代を過ごしたか…帰るたび実感する。

とは言え私の両親も70代後半となりそろそろ人生のゴールが見えてきた。
少なくともこうして孫のためにあれこれ準備できるのもあとわずかだろう。

息子は彼らにとって唯一の孫であり、生きる糧になっているようだ。
だから息子もそんな祖父母の愛をたっぷりと浴び、記憶に刻んで欲しいと思う。


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