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カンゲキの記録

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Yahoo!ニュース (https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamotochiaki) 朝日新聞Web論座「スターファイル」(https://we…
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記事一覧

『導かれるように間違う』に導かれてみたら

彩の国さいたま芸術劇場にて、『導かれるように間違う』観劇。 この作品からどこに導かれるか…

中本千晶
2年前
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『バイオーム』にモヤモヤし続けた話

作者の上田久美子先生は「起承転結のあるストーリーを作ることから解放されたかった」とのこと…

中本千晶
2年前
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シモキタエキマエシネマK2にて『偶然と想像』見てきた

下北沢の南西口改札出たところに「シモキタエキマエシネマK2」っていう洒落たミニシアターが…

中本千晶
2年前
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俳優座『カミノヒダリテ』、タイロン君を愛おしく感じてしまった話

評判を聞いて昨日観に行ってきました、俳優座『カミノヒダリテ』。 ロバート・アスキンスの戯…

中本千晶
2年前
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『志の輔らくご』で初笑い

今年の観劇初めは、『志の輔らくご』初日。 PARCO劇場新春恒例の人気演目です。 とはいえ、コ…

中本千晶
2年前
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KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』

KERA CROSS 第四弾『SLAPSTICKS』、初日の夜公演を北千住のシアター1010で観て来ました。 …

中本千晶
3年前
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別役実『あーぶくたった、にいたった』を観て、ぞわぞわした話

新国立劇場の、スケジュールに追われることなくじっくりものづくりをしようという「こつこつプロジェクト」から生まれた作品だ。 別役実さんの不条理劇「小市民シリーズ」の代表作のひとつ、なのだそうだ。演出は、西沢栄治さん。 作品解説としては、公式サイトに掲載されていた内田洋一さんの寄稿がわかりやすい。 だが、私は別役ワールドに全く明るくないので、以下は小市民中本の等身大の感想である。 1時間45分のお芝居。 正直言って、早く終われ〜〜と思っている自分がいた。別に、つまらないわけで

城山羊の会『ワクチンの夜』が、一晩経ってからじわじわ来ている話

三鷹芸術文化センターで上演中の、城山羊の会『ワクチンの夜』を観た。 作・演出は山内ケンジ…

中本千晶
3年前
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『プロミセス・プロミセス』の感想がうまくまとまらない話

本当は、公演評としてばっちりまとめたいなと思っていたのだ。 …が、どうにもうまくまとまら…

中本千晶
3年前
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『イロアセル』にあれこれ考えさせられた話

『イロアセル』@新国立劇場、観てきました。 作・演出は倉持裕さん。 とある小さな島のお話…

中本千晶
3年前
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『ザ・ドクター』

パルコ・プロデュース2021『ザ・ドクター』を観劇。 イギリス最高峰の医療研究所で所長を務め…

中本千晶
3年前
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ミュージカル『HOPE』

「ベストセラー作家が残した原稿の所有者は誰なのか?」を巡る法廷劇だと聞いていた。実際にイ…

中本千晶
3年前
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DULL-COLORED POP『TOKYO LIVING MONOLOGUES』

DULL-COLORED POP『TOKYO LIVING MONOLOGUES』、12日の夜の部を体験してきた。 衝撃の舞台、…

中本千晶
3年前
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花組全国ツアー『哀しみのコルドバ』についての勢い余った感想文

花組全国ツアー『哀しみのコルドバ』@神奈川県民ホール。 これまで再演を何度か観てきたけれど、今回はひときわ繊細で美しく感じてしまったのはこれ如何に? おそらく、山下公園から見える景色があまりに気持ち良くて私の心の感度が上がっていたせいもあるだろうけれど、なんといってもこの名作を今の時代に即してさらに深く咀嚼して見せてくれた演者の皆さんの作り込みの賜物なのかなと思います。 主演の二人はもちろん周りの人たち一人ひとりの演技が深く感じるものがとても多くて、時節柄数カ所しか回れない