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記事一覧
【読書録】冬季限定ボンボンショコラ事件 米澤穂信
あらすじ
【特別書き下ろし作品】
高校生活の終わり。
小市民の時代の終わり。
小鳩君を轢き、密室状況から
消え失せた車はどこへ?
シリーズ最大の事件を描き
四部作掉尾を飾る冬の巻!
小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志
【読書録】満願 米澤穂信
あらすじ
「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。
感想
【読書録】愛蔵版〈古典部シリーズ〉氷菓·愚者のエンドロール 米澤穂信
あらすじ
著者デビュー20周年記念出版。青春ミステリの金字塔シリーズが愛蔵版に!
〈古典部〉シリーズ第1作『氷菓』と第2作『愚者のエンドロール』を1冊に合本し、函入り単行本として刊行します。
アニメオリジナルエピソード「持つべきものは」を小説化した「プールサイドにて」、投稿版「氷菓」刊行の際に別の謎と差替えられた暗号ミステリ「クリスマスは箱の中」を新規小説として収録します。
感想
発売
【読書録】浮雲心霊奇譚 呪術師の宴 神永学
あらすじ
「おやおや、これは、また厄介なものに憑かれておりますな」
最強の呪術師は誰だ!? 幕末怪異譚
死者の魂を視る赤い瞳の憑きもの落とし浮雲は、絵師を目指す八十八とともに神楽坂の武家屋敷に招かれる。屋敷には山伏、巫女、傀儡師ら、幾人もの霊媒師が集められ、嫡男・浩太朗の除霊を依頼される。しかしその直後、一同の目の前で浩太朗が殺された。そして一人、また一人と死者が……。浮雲の赤い瞳がとらえた真
【読書録】浮草心霊奇譚 血縁の理 神永学
あらすじ
時代小説の最前線!
「心霊探偵八雲」の原点がここに──。
赤眼の憑きもの落とし・浮雲と絵師の卵・八十八のもとには、今日も怪異にまつわる不可思議な事件が舞い込んでくる。八十八が好意を寄せる伊織が、武家に嫁ぐことになった。想いを押し殺して彼女の縁談を祝福する八十八だが、その頃から伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになり──(「コトリの理」)。大ヒットシリーズ『心霊探偵八
【読書録】名探偵のいけにえ 白井智之
あらすじ
病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。調査に赴いたまま戻らない助手を心配して教団の本拠地に乗り込んだ探偵・大塒は、次々と不審な死に遭遇する。奇蹟を信じる人々に、現実世界のロジックは通用するのか? 圧巻の解決編一五〇ページ! 特殊設定、多重解決推理の最前線!
感想
去年TLで方舟と同じくらいに話題になっていた作品をついに読了しました!本作の魅力は
【読書録】続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー5 佐島勤
あらすじ
USNAのシャスタ山から出土した『導師の石板』と『コンパス』。この二つの道具はともに、古代の高度魔法文明都市・シャンバラへの道を示すものではないかと考える達也は、光宣にコンパスを預け、観測を依頼する。
調査の結果、シャンバラの遺跡が中央アジアにあるのではと考えた達也は、メイジアン・ソサエティとFEHRの提携書署名式のためにインド・ペルシア連邦へと向かう。
一方、警察からの強制捜査を
【読書録】成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈
あらすじ
島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっ
【読書録】浮雲心霊奇譚 火車の残花 神永学
あらすじ
地獄へ堕ちぬ罪人は、私がこの手で灼き尽くす――。
霊を見ることができる赤眼を持つ「憑きもの落とし」の浮雲は、旅の途上の川崎で奇妙な噂を耳にする。罪人の亡骸を奪い去る妖怪・火車が、多摩川で次々と人を殺しているという。殺された者は水死体にもかかわらず、なぜか黒焦げになっていた。
一方、宿では亭主の息子が何者かに取り憑かれ、刃物を持って夜な夜な歩き回っていた。
ふたつの事件に繋がりがあ
【読書録】そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ
あらすじ
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作! 新訳決定版!
感想
言わずとしれた名作中の名作をようやく拝読しました!まさにクローズドサークルものの原
【読書録】君のクイズ 小川哲
あらすじ
生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。
読めば、クイズプレーヤーの思考と世界が
【読書録】名探偵のままでいて 小西マサテル
あらすじ
「認知症の老人」が「名探偵」たりうるのか?
孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。
日々の出来事の果てにある真相とは――?
認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー!
感想
今年のこのミス大賞受賞作である本作。短編集ではあるものの、時系列順に話がつながっているので、連続短編集といって良いと思います。
正直なところ本作は後半の畳みかけは結
【読書録】浮雲心霊奇譚 白蛇の理 神永学
あらすじ
陰陽師 新選組 憑きもの落とし
沖田、敗北──!?
雨宿りに立ち寄った寺で白い蛇に遭遇した八十八。不意に現れた美女に人捜しを懇願され……(「白蛇の理」)。猫又を見たという男が遺体で発見された。猫又退治を依頼された"憑きもの落とし"の浮雲は、妖怪は専門外と言いながらも力を貸すことに……(「猫又の理」)など、全3編を収録。赤い瞳で死者の霊を見る浮雲が、絵師を目指す青年・八十八と共に幕末
【読書録】カササギ殺人事件 アンソニー·ホロヴィッツ
2023年最初に読了したのは、カササギ殺人事件でした。上下巻合わせると結構ボリュームがあったので、読ま終わるまでに年を越してしまいました!
本作は上下巻で内容が大きく異なります。上巻は表題である「カササギ殺人事件」という作中作がメインとなります。そして下巻はその「カササギ殺人事件」の作者が亡くなり、紛失した最終章の原稿を探すという内容になっています。
まず上巻の「カササギ殺人事件」は19