【読書録】続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー5 佐島勤
あらすじ
USNAのシャスタ山から出土した『導師の石板』と『コンパス』。この二つの道具はともに、古代の高度魔法文明都市・シャンバラへの道を示すものではないかと考える達也は、光宣にコンパスを預け、観測を依頼する。
調査の結果、シャンバラの遺跡が中央アジアにあるのではと考えた達也は、メイジアン・ソサエティとFEHRの提携書署名式のためにインド・ペルシア連邦へと向かう。
一方、警察からの強制捜査を逃れたFAIRのリーダー、ロッキー・ディーンのもとにある男が訪ねてくる。その人物は大亜連合の特殊工作部隊『八仙』の一人だと名乗っており……。
感想
ここにきて初めてのライトノベルです。今のシリーズになってからは5冊目ですが、シリーズの合計で言えば38冊目となります。
普通の小説とは違い、あらすじが初見の方には意味不明ですね。。。
読み始めたのは高校生のときからなので、もう10年以上の付き合いになるシリーズですね!そりゃ38冊にもなりますね。。。この圧倒的な長さがライトノベルの魅力だと思っています!!
本作の内容というよりこのシリーズの魅力を少し語っていこうと思います。魔法と聞いてハリーポッターのようなイメージをされる方が多いと思います。しかし、舞台は近未来の22世紀、魔法が科学の一分野として発展している世界です。
また本シリーズの魔法は戦闘に使用されることがほとんどで、魔法を扱う人たちは「魔法師」と呼ばれています。魔法師は各国の軍事力の象徴となっており、自由に海外に行くことすらできません。またこの世界の魔法は人体実験の末に手に入れたものであり、登場人物が抱える闇も深いです。
加えて、その魔法によって第3次世界大戦が勃発し、現在とは世界地図がかなり違います。その世界で強い魔法師が魔法師が抑止力の役割を担っていたりとかなり社会派?な作品です。
さらに魔法師と非魔法師の対立も描かれていたりと、現代で問題となっている事柄が作品に落とし込まれています。普段ライトノベルを読まない方でも意外と楽しめるのではないかと思います。
アニメもありますのでまずはそちらから入ってもいいと思います。今回はこの辺で終わりたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。