【読書録】愛蔵版〈古典部シリーズ〉氷菓·愚者のエンドロール 米澤穂信
あらすじ
著者デビュー20周年記念出版。青春ミステリの金字塔シリーズが愛蔵版に!
〈古典部〉シリーズ第1作『氷菓』と第2作『愚者のエンドロール』を1冊に合本し、函入り単行本として刊行します。
アニメオリジナルエピソード「持つべきものは」を小説化した「プールサイドにて」、投稿版「氷菓」刊行の際に別の謎と差替えられた暗号ミステリ「クリスマスは箱の中」を新規小説として収録します。
感想
発売されるのを知った瞬間にポチってしまいました!古典部シリーズファンにはたまらない仕様になっています!やっぱりちゃんとしたハードカバーっていいですよね~(語彙力)
氷菓と愚者のエンドロールはもちろん再読でした。おそらく10年ぶりくらいに読んだので、細部は結構忘れていました。そのおかげ?で大分新鮮な気持ちで読めました!読みながら内容とともに高校生だった頃の記憶が蘇ってきました。まさに「あなたの青春がここにある」といった感じでした!
新しく収録された短編2編もこれぞ古典部シリーズ!という内容でとても楽しめました!やはり米澤穂信先生の描く日常の謎はたまりませんね!ミステリとしての完成度はもちろんのこと、思春期特有の悩みや人間関係がからみ、なんとも言えないほろ苦さが癖になります。
続きのクドリャフカの順番以降も愛蔵版になる予定とのことで、しばらくはこれを楽しみに生きていけそうです!笑