あせにと

読んだ本の感想をマイペースに投稿していきます。 プロフィール画像は化学メーカー勤務だからです。高校〜大学院まで化学一筋で生きてます。 読書はミステリ中心です。 他のジャンルもたくさん読みたいので、オススメあったら教えてください!

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    ビジネス本の読書録のまとめです。

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【読書録】新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛 神永学

あらすじ 【待望の「八雲」新シリーズ、ついに開幕!】 八雲が、晴香が、帰ってきた! 「君にも、視えるのか」 新たな相棒は、かつての自分だった。 ーーーーー 両眼の赤い男との戦いから4年。 明政大学の助教となった斉藤八雲は、「記憶」を失い「幻覚」に苛まれる男子学生・深水蘇芳に出会う。 彼はなぜ「記憶」を失っているのか。見ているものは「幻覚」なのか、それとも――。 八雲は迷える蘇芳と共に、幽霊によって引き起こされた連続不審死事件の調査に挑む。 現場に残された「次の被害

    • 【読書録】古典部シリーズ愛蔵版 クドリャフカの順番·遠まわりする雛 米澤穂信

      あらすじ 青春ミステリの金字塔シリーズ愛蔵版第2弾。貴重な著者自筆資料を収録! 〈古典部〉シリーズ第3作『クドリャフカの順番』と第4作『遠まわりする雛』を1冊に合本し、函入り単行本として刊行します。 巻末付録として、著者と文化祭の思い出や創作の裏側に触れる特別編集「米澤穂信と文化祭」(コミックス「氷菓」著者あとがき再編成)と、「クドリャフカの順番」執筆時の自筆資料を収録。 感想  古典部シリーズは読んだときに、ちょうど自分も高校生でした。もちろん私の高校に古典部はあり

      • 【読書録】冬季限定ボンボンショコラ事件 米澤穂信

        あらすじ 【特別書き下ろし作品】 高校生活の終わり。 小市民の時代の終わり。 小鳩君を轢き、密室状況から 消え失せた車はどこへ? シリーズ最大の事件を描き 四部作掉尾を飾る冬の巻! 小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さん

        • 【読書録】変な家 雨穴

          あらすじ 謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—— 間取りの謎をたどった先に見た、 「事実」とは!? 知人が購入を検討している都内の中古一軒家。 開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、 間取り図に「謎の空間」が存在していた。 知り合いの設計士にその間取り図を見せると、 この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が 存在すると言う。 間取りの謎をたどった先に見たものとは……。 不可解な間取りの真相は!? 突如消えた「元住人」は一体何者!? 本書で全ての謎が解

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          【読書録】マガツキ 神永学

          あらすじ 「マガツキ」は、私の夢から生まれました――作家・神永学、デビュー20周年の新境地! 黒いワンピースの少女、消えた配信者、機械に繫がれた生首、崩れた鼻、血塗れの男女……。都会に暮らす平凡な人々を襲う悍ましい怪異、「それ」の正体とは。 「その身体、私にちょうだい」 奇々怪々な事件がひとつに結びつく時、驚愕の真相が明らかになる! 予測不能な展開で恐怖の渦へと誘う、傑作ホラー小説。 感想  悪魔の審判も衝撃と興奮も冷めやらぬまま、怒涛の2か月連続刊行とは。。。ファンと

          【読書録】マガツキ 神永学

          【読書録】黒猫館の殺人 綾辻行人

          大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬(あゆたとうま)の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)と江南孝明(かわみなみたかあき)は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!? シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?(講談社文庫) 感想  連続の館シリーズ読了です。前作の時計館はザ・本格ミステリという感じでしたが、今回はまた違った構成でし

          【読書録】黒猫館の殺人 綾辻行人

          【読書録】時計館の殺人 綾辻行人

          あらすじ 鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島(つのじま)・十角館の惨劇を知る江南孝明(かわみなみたかあき)は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる! 不朽の名作、満を持しての新装改訂版。 「針のない時計塔」は何を語る? 百八個の時計が恐怖を刻むシリーズ代表作! 感想  館シリーズ第5作目を読み終わりました。十角館の殺人の実写化

          【読書録】時計館の殺人 綾辻行人

          【読書録】悪魔の審判 神永学

          あらすじ ミステリー界「無冠の帝王」が放つサイコサスペンス 闇を葬るために、闇になれ。我が身を顧みず人を守る男がここにいる。 カニバリズム、白骨化死体、議員自殺、カルト宗教団体・・・止まらぬ最悪事件の連鎖。自らを悪魔に貶める男と悪魔に縛られる者たち、最後の闘い。腐敗隠蔽止まぬ大組織と、孤立無縁の「特殊犯罪捜査室」。この「悪魔」は事件に引き寄せられるのか、自ら事件を呼ぶのか? 誰かの苦しみを共に苦しむことは、人間が人間であるからこそ生み出されてしまう悲劇であると同時に、希

          【読書録】悪魔の審判 神永学

          【読書録】スタイルズ荘の怪事件 アガサ・クリスティー

          あらすじ 旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場! 感想  名探偵ポアロが初登場する作品を遂に読み終えました。これまで実写映画で「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」「ベネチアの亡霊」を見ているので、ある程度シリーズに

          【読書録】スタイルズ荘の怪事件 アガサ・クリスティー

          【読書録】成瀬は信じた道をいく 宮島未奈

          あらすじ 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇! 感想  待望の続編!今回も成瀬の周りの人たちの視点が5編収録されている短編集でした。ほとんどが新キャラであり、前作とはまた違った雰囲気となっており、新たな成瀬あ

          【読書録】成瀬は信じた道をいく 宮島未奈

          【読書録】受験生は謎解きに向かない ホリー・ジャクソン

          あらすじ 高校生のピップにある招待状が届いた。試験が終わった週末、友人宅で架空の殺人の犯人当てゲームが開催されるという。舞台は1924年、孤島に建つ大富豪の館という設定で、参加者は同級生とその兄の7人。開始早々、館の主の刺殺死体が発見される。当初は乗り気ではなかったピップだが、次第にゲームにのめり込んでいき……。爽やかで楽しい『自由研究には向かない殺人』前日譚! 感想  まさかまたピップの話を読めるとは!!Xのポストで見かけて、速攻で書店に駆け込みました。第1作の自由研

          【読書録】受験生は謎解きに向かない ホリー・ジャクソン

          【読書録】名探偵じゃなくても 小西マサテル

           あらすじ クリスマス直前、居酒屋で〝サンタクロース消失事件〟について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。 彼は、かつて小学校の校長を務めていた楓の祖父の教え子なのだという――。 〝連続自殺未遂事件〟や〝泣いている死体〟など、楓や我妻が持ち込む不可解な謎を、レビー小体型認知症の祖父が名探偵のごとく解決する。 しかし、その症状は一進一退を繰り返しており……。 感想  前作に引き続き、心温まるミステリでした。今回は前回にも増して、古典ミステリが多く

          【読書録】名探偵じゃなくても 小西マサテル

          【読書録】カケラ 湊かなえ

          あらすじ 少女の死をめぐり、食い違う人びとの証言。 美容外科医が真実の行方を追うミステリー長編! 『この作品の中には小さな「私のカケラ」があちこちに埋め込まれていて、湊先生の手によって、とても立派な「根も葉もあるウソ」に育てあげられているのです。』医師 友利新さん推薦!! 美容外科医の橘久乃は幼馴染みの志保から「痩せたい」という相談を受ける。カウンセリング中に出てきたのは、太っていた同級生・横網八重子の思い出と、その娘の有羽が自殺したという情報だった。少女の死をめぐり、食

          【読書録】カケラ 湊かなえ

          【読書録】円 劉慈欣

          あらすじ 円周率の中に不老不死の秘密がある――10万桁まで円周率を求めよという秦の始皇帝の命を受け、荊軻は300万の兵による人列計算機を起動した!『三体』の抜粋改作「円」。貧村で子どもたちの教育に人生を捧げてきた教師の“最後の授業”が驚愕の結果をもたらす「郷村教師」。漢詩に魅せられた異星種属が李白を超えるべく壮大なプロジェクトを立ち上げる「詩雲」など、中国SF界の至宝・劉慈欣の精髄13篇を収録した短篇集。文庫版ボーナストラック「対談・劉慈欣×大森望」収録。 感想  公私

          【読書録】円 劉慈欣

          【読書録】スキマワラシ 恩田陸

          あらすじ  白いワンピースに、麦わら帽子。 廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは? 古道具店を営む兄と、ときおり古い物に秘められた“記憶”が見える弟。 ある日、ふたりはビルの解体現場で目撃された少女の噂を耳にする。 再開発予定の地方都市を舞台にした、ファンタジックミステリー。 感想  今年の夏の文庫フェアで購入したものをようやく読み終えました。やはり恩田陸作品にはずれはないですね~。最後まで飽きることなく、楽しい読書体験でした。  本書はファンタジーとミステリの間のよ

          【読書録】スキマワラシ 恩田陸

          【読書録】追想五断章 米澤穂信

          あらすじ  五つの物語にひそむ秘密。精緻な本格ミステリ 古書店に居候する芳光は、依頼を受けて五つのリドルストーリーを探し始める。やがてその著者が、未解決事件の被疑者だったことを知り──。精緻でほろ苦い、大人の本格ミステリ。 感想  かなり長い間積み本となっていましたが、ようやく読むことができました。読み終えた直後に出た感想は圧巻の一言でした。本作に限らず米澤先生の作品の完成度の高さには毎回感嘆させられていています。ただ本作は自分の中では「王とサーカス」以来の衝撃でした。

          【読書録】追想五断章 米澤穂信