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かわいい読書

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装丁がかわいい本の読書感想文。
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#読書感想文

吉本ばなな『スナックちどり』

吉本ばなな『スナックちどり』

吉本ばなな『スナックちどり』(文春文庫)

何のために本を読む?

そんなことを"考えなくて良い"本に久しぶりに出会ったなぁ、というのが読了後の感想だった。

夫と上手くいかず離婚し、さらに無職になった主人公の「私」と
両親の代わりに小さいころから面倒を見てくれた祖父母を亡くしたいとこの「ちどり」の海外二人旅。

それぞれの理由で傷付いた二人が、イギリスの孤独な街でゆっくり過ごし、飲み

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小川洋子『いつも彼らはどこかに』(新潮文庫)
動物たちと人間に共通する「生きている」ということを軸に、「彼ら」とわたしたちをつなぐ、すこし不思議な八編の物語集。
読みながら自分の想像力を試され、そして拡張されていくような感覚があって、それがとても心地よかった。 #読書感想文

女がそれを食べるとき

女がそれを食べるとき

楊逸・選/日本ペンクラブ編『女がそれを食べるとき』(幻冬舎文庫)

芥川賞作家の楊逸が選んだ「食と恋」をテーマにした物語集。

ラインナップを見ただけで、即購入を決めた一冊だった。

井上荒野「サモワールの薔薇とオニオングラタン」
江國香織「晴れた空の下で」
岡本かの子「家霊」
小池真理子「贅肉」
幸田文「台所のおと」
河野多恵子「骨の肉」
田辺聖子「たこやき多情」
山田詠美「間食」
よしもとばな

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2015年7月~12月読書まとめ

2015年7月~12月読書まとめ

みなさま、新年明けましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

新年初テキストノートは、去年の振り返りですw

トークノートにも書きましたが、2015年は読書目標の100冊を達成しました~!!(^◇^)

長くなりますが、たけしまの読書記録にお付き合いくださいませ!

*****

2015年1月~6月の読書まとめはこちらです(^◇^)↓
https:

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綿矢りさ『ウォーク・イン・クローゼット』

綿矢りさ『ウォーク・イン・クローゼット』

こんばんは!
またまたおさぼりモードですみませんでしたm(_ _)m

実は、今月の頭から新しい試みをしていまして…

http://s.ameblo.jp/nrm321nrm

たけしま、アメブロはじめました。

今までnoteで書き溜めてきた読書感想文と通常のブログをセットにして更新しています。

どうしても商品画像を合法で使用したくて、悩んだ末にブログをはじめてみちゃいました。
今の所は毎日

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2015年1月〜6月読書まとめ

みなさまこんにちは。
タイトルの通り、このnoteは半年間で読んだ本のまとめです。
ほんとうは6月末にまとめたかったのですがあれこれしている間に7月に入っちゃいました。最近、一ヶ月経つのがあっという間で、自分でもゾッとしています。
備忘録としてnoteを活用していますが、このnoteがみなさまの読書の参考になれば幸いです。
半年間の読書まとめとおまけに自分の読書についての振り返りもしますので、とっ

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田中兆子『甘いお菓子は食べません』

田中兆子『甘いお菓子は食べません』

田中兆子『甘いお菓子は食べません』(新潮社)

「宗太郎は今描いている絵のことについて語り、私は他の男とセックスする場面を想像している。」(66頁)

かわいい装丁、そして『甘いお菓子は食べません』という表題から中身は窺えないものだ。
田中兆子『甘いお菓子は食べません』は40代女性の欲求を赤裸々に、切実に描いた物語集である。直接的すぎると生理的嫌悪感を与えかねないし、かと言って隠しすぎると伝わらな

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田辺聖子『孤独な夜のココア』

田辺聖子『孤独な夜のココア』(新潮文庫)

20代の働く女性の様子は、40年前からあんまり変わっていない。本書が刊行された昭和53年(1978年)に20代であった女性達は、いまや還暦の年だ。その当時、職場は男性が圧倒的な主導権を握り、ガシガシ働く女性は天然記念物であり、働く女性はいたとしてもみんな腰掛け気分で働いていたのだろう、なんて失礼なことを思っていたが、30代で働く女性を「ハイ・ミス」と

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綿矢りさ『ひらいて』

綿矢りさ『ひらいて』(新潮文庫)

綿矢りさの作品は、深夜のテンションで一気に読了するに限る。深夜のテンションで書く文章は最低だと大学時代の教授に卒業論文時に指導していただいたことがある。現在深夜3:00。自分に酔った文章ほど恥ずかしいものは無く、これを公開したとたんに猛烈に後悔して恥ずかしさに耐えられずすぐに消しちゃうかもしれないが深夜のテンションで読まなければ綿矢りさ『ひらいて』に詰まっている

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小野正嗣『九年前の祈り』

小野正嗣『九年前の祈り』

小野正嗣『九年前の祈り』(講談社)

第152回芥川賞受賞作。
たたかう読書が続いていました。久しぶりのかわいい読書です。装丁のかわいさは、ぜひ書店でお確かめ下さい(笑)

小野正嗣『九年前の祈り』は、北海道の田舎から出てきたわたしにとってはどこか懐かしい気持ちになりながら読み進めた物語だった。九州地方の海辺の集落を舞台に、東京から幼い息子を連れて出戻りした主人公・さなえの心情が描かれている。

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獅子文六『コーヒーと恋愛』
昭和30年代、経済成長期のなかでも堅実なTVタレント坂井モエ子44歳の物語。8つ下のヒモ男と同居し、休日はコーヒー愛好会「可否会」を愉しむ。美味いコーヒーを淹れる特技を持つ彼女の恋愛は悲喜こもごもだが、苦味がなぜか笑えておいしい一冊。 #読書感想文

谷村新穂『3センチヒールの靴』(集英社文庫)
平凡な生活をぶち壊すほどではない程度の、ちょっとしたときめきが欲しい。成功と失敗を重ねて、ちいさな幸せを模索する女性たちの17編の短編集。これ自体がちょっとした刺激をくれる。お休みの日にぴったりな物語。 #読書感想文 #かわいい読書

よしもとばなな『鳥たち』(集英社)
アメリカの小さな町で共に過ごし、共に親を亡くす境遇を共有する男女・まこと嵯峨の祈りの物語。人間の狭量さ・現代の生きにくさを同世代の誰よりも感じながら、二人は愛を深め続ける。よしもとばななが描く神秘と奇跡が好きだ。 #読書感想文 #かわいい読書

柚木麻子『けむたい後輩』

柚木麻子『けむたい後輩』(幻冬舎文庫)

「「忙しかった」は理由ではなく言い訳」
おかざき真里『サプリ』の名台詞を思い出しながら、わたしの大学時代のぬるい生活を思い出しながら、苦い気持ちで読んだ。

この物語は「ものづくり」の仕事を志す人々の心にチクリと、グサリと突き刺すものがある。0から1を産み出す「ものづくり」という行為は、自由であり無限であり、それ故に必然性がない。しかし仕事においては期限ま

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