#音楽エッセイ
Melody Gardot〜ひそやかに秋は沈黙する
このところ心身ともに緊張感の続く忙しない日々を送っている間に、辺りはすっかり晩秋となっていた。
時間もサマータイム(デイライトセービングタイム)から冬時間へと切り替わり、時計の針が1時間戻った。このサマータイム、ヨーロッパでは廃止することが可決されているのに、未だ実現せず。人の体内時計は、自動的にすんなりとは切り替えられない状態…
秋になると何処からか、燻したような匂いが漂ってくる。
この香ばし
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN〜エスニック・サウンドの進化形
発見した時は久々に大興奮したバンド、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。ちょっと長くて読みづらいかなぁというバンド名の由来は、キューバ民謡のリズムから命名したそうだ。
ちなみに、こちらは日本人によるバンドで、なかなか面白いバッググラウンドがあるのですが、詳細は下に記しています。
花様年華
アルバムの中でもキャッチーな「花様年華」は、鬼リピしている。
ウォン・カーウァイ監
Chet Baker〜ブルー ヴァレンタイン ジャズ
2月14日は、こちらの国はヴァレンタインデーではなく「友だちの日」だ。
愛を告白する日でも、恋人同士が愛を囁き合う日でもなく、女性から女性、男性から男性、女性から男性またはその逆などなど、親しい友人にクッキーなどほんのちょっとしたものを贈る日なのだ。それもけっこう最近のことで、その前は只の普通の日だったので、そんなに定着もしていない。
あくまでも欧米の商業主義には迎合せず(いちおうヨーロッパなんだ
冬の夜には、ホット&クールなJazzを
冬になると部屋で過ごす時間が長くなり、それに比例して音楽を聴く時間も長くなってくる。
久々にジャズについての記事を書いてみようかと。
雪の降りしきる夜の街をコートの襟を立てクールに歩きたくなるような(笑)
または、グラスを傾けながら体が自然にリズムを刻みたくなるような、今回はそんな曲たちを選んでみました。
Art Blakey & the Jazz Messengers「Moanin’」
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Kroi〜ドライブ感が心地よい夏におすすめの音楽
R&B/ソウル、ファンク、ヒップホップなど自分好みの音楽がギュッと詰まったような、Kroiというバンドに出会った。
緑色の髪がトレードマークのファンキーでソウルフルな歌声を持つヴォーカル/ギターの内田怜央くんはソングライティングもこなす弱冠24歳。他のメンバーも皆んなまだ20代だが、デビュー時からすでにかなり完成度も音楽レベルも高い。
メンバーはインスタで知り合ったというところも今の時代だなぁ。
ジャパニーズ シティポップの波が息子にもやって来た
「ねぇお母さん、これ知ってる?」
ある日、学校から帰るなり息子が歌い出した。
To you... yes my love to you
Yes my love to you you, to you
ワタシワぁワタシ、アナタワぁアナタトぉ
フフンいってたソンナきもスルワぁ
GrayのJacketにフフンフンがあるCoffeeのシミ~
フフンフンフンなのねぇ
Shop windowにふたりフフンフ
ソウルミュージックを聴きながら〜Donny Hathawayを熱く語る
音楽は色んなジャンルを幅広く聴く方だけど、もともと父親がR&Bやジャズ、南米音楽が好きで、幼少の記憶ではスピーカーの前に何故か正座させられ、ブルースを聴かされていた。心して聴けって感じで当時は強制されていたけど、子供心にも痺れた。いや足が痺れただけじゃなく、心を持ってかれた。
その影響なのか、10代の終わり頃から今もずっと好きな音楽のベースにあるのはソウル / R&Bだ。
自分好みの音楽を探して中
ボサノヴァ 〜サウダージ
7月最後の週、この国の夏は悲しいかなそろそろ終盤だ。
来週からは仕事や学校も始まる。
我が家も長らく滞在したサマーハウスのある北極圏から南部の自宅まで、帰りは約1000kmもの道のりを途中の街で宿泊しながら車で何日もかけて戻って来た。
ほとんど国内縦断の旅だ。
青空と海岸線、北と南では様子が違う果てしなく続く森も、みんな車窓を流れて行った。
車の中ではずっとボサノヴァを聴いていた。
心地良いゆった