ハロウィンパーティーでの出会い。たくさんの「はじめまして」と、「官能小説を読むのが好きです。」
さて、私の中で最新の面白エピソードが更新された。
先日の出来事の話をしたい。
舞台は時期にちなんだ“ハロウィンパーティー”と称された大人数の人が集う飲み会。
過去何度か行ったことはあるのだが、数年ぶりだったこともあってか、最初は少しだけ緊張する。
イベントを思い切り楽しもうと、ハロウィンのコスプレをして来ている人が数人いて、とても楽しげな雰囲気が醸し出されていた。
20-30代メインのこの集いは、同世代の人との気軽なコミュニケーションが計れて、自分は知らない世界のことを色んな人からたくさん聞けてとても楽しい。
こういった会に参加している人は、何かを自分から創り出している人も多く、仕事も掛け持ちで“好きなこと”を副業にしていたり、休日色んな場所で仲良くなった人同士、協力してイベントを企画していたりする。
その中の一人の男性から「今晩、別のイベントも違う場所でするからぜひ来てよ!」と誘われた。開催場所はそこから近く、せっかく久しぶりに人の集うところに来たんだし、気持ち的にはすぐに「行くか!」となったのだが、次のイベントまでの待ち時間が4時間くらいあったため、一人で待つのは長いしな。と思い、近くにいたノリの良さげな男の子へ一緒に行こうとナンパした。
ナンパのナンパで繋がったその男の子は、そういった飲み会は初参加ということを感じさせないくらいに、物怖じせず色んな人へ自分から話しかけに行っていて、ノリが良くツッコみが鋭くてポップに会話を楽しめる人だった。
無事、ナンパが成功して一旦ひとつめのイベントは終盤を迎え、2年ぶりくらいに会った主催者の人と少し話してからそのパーティーはお開きとなった。
このパーティーでは10人くらいの人と「はじめまして」の会話を楽しめたのではないだろうか。大好きなから揚げを、きっと誰よりも遠慮なくもりもりと食べられて大満足だった。
ナンパした男の子とは、待ち時間がすごくあったので、広場みたいな場所まで移動してベンチで座って色んな話を投げ合った。
私が色んな話を始めるのと、合間の相槌や話し方が面白かったのか、会話そのものというよりボケとツッコみのやりとりを交わし、「今突然、隣で落語が始まっても僕驚かないですね笑」と言われた。
フム、なるほど。落語はやったことはないが、良く喋りスイッチが入ると早口になる私に合ってるのかもしれない。
そんなこんなで少し歩いたり、場所を変えて話しながら時間は経っていった。
待ち時間があと少し、という時間になった頃、趣味の話題で小説の話をした時であった。
「僕もたまに読みますよ。紙の小説よりは音声読書をよくします。」「…もうちょっと踏み込んだことを言うと、官能小説とか好きですね。」
爆笑した。
初対面の男の子と、官能小説の話題について話すのは、さすがに人生で初だ。
「自分、面白いな!」とつっこまずにはいられない。
官能小説は、性的描写がメインのため、どストレートな分かりやすい表現だけではなく、その行為の状態を示す表現がとてもたくさんあってイメージ力が鍛えられて奥が深く、実に面白いらしい。
「作家さんって、持ち合わせてる表現の数の豊かさにびっくりするよね。」と、私自身、読書をする中で日々作家さんへ対して感じていたことなどを込んだ読書トークを展開させ、最後には私がおすすめした作家さんの小説を「せっかくなんで買って読んでみます。」と書店で購入してくれた。
なので私も、男の子が推してた作家さんの官能小説を読んでみようかなと思った。
性的な話題はどちらかというと懸念されがちだが、こういった類の話ができる人とは一気に親しみやすさが出る気がする。
男性同士だとわかりやすく手っ取り早い話題なのかもしれないが、男女でも、一般的に少し奥まったところに位置する話題をし合えるのは「仲が深まる」最短距離になるのだと思う。
セフレへの気の緩ませられる度と似ているのかもしれない。
体の繋がりを持つことを目的としたやりとりは、仕事も趣味の話もすっ飛ばして下ネタトークから始まるため、段階を踏んで会話を広げていく普段のマッチングアプリの会話より、圧倒的に短時間で仲良くなれる。
つまり下ネタを笑いながら話し合える男女はハイスピードで仲良くなれる気がするのだ。
ハロウィンパーティーの続きへ話を戻そう。
さて、第二弾の飲み会が始まった。
第一弾の会とは、また少し違った雰囲気の人々がぞろぞろとやって来る。
そして、こちらは「仮装割引」があったためか、かなり本格的なコスプレをがっつりとされている人が多く、そのクオリティの高さに驚いた。不思議な国のアリス、パイレーツオブカリビアンの海賊、主催者の大柄の男性なんて“ギャルの女子高生”を完全再現するため、すね毛を剃りルーズソックスを履いて金髪のカツラを三つ編みにし、つけまつげまで付けて顎ピースをしていた。
出張クッキングみたいに、その場でクレープを作ってくれる人もいて、「繋がりが増えると、それぞれの得意を活かして楽しいことがさらに展開していける」ことを知った。
年下の若い人や、年齢が上でも“若く見える”人がとても多くて、好きなことや楽しいことを惜しみなくやっている人たちは、ただ日々を消費するように生きている人より、自分でも知らぬ間に若さが継続されているのかもしれない。
まずは近くにいた人から仲良くなり、その人の一緒に参加している人とも話し…といった調子で繋がっていき、色んな人と話をした。
話していくうちに、また少し個々で小さなべつの集まりがあるとのことも知った。女子会、20代の回、などなど。
なるほど。人がたくさん集えば、自然とその中でいくつかの“気が合う同士”が集まり、派生して小さなグループがまたいくつか生まれていくのか。
最後の最後、たまたま隣に立っていた男性が「今更ですけど、はじめまして。」と話しかけて来てくれて、自営業を立ち上げた時の話などを教えてくれた。
企業へ属するスタイルとは違った、フリーランスの人とはこういった会で会いやすく、これまでも似たような展開はあったが、やはり自分で何かを創り出したり、自由豊かな発想を持ち合わせている人が多いから、同世代でこういった人と出会えると嬉しくなる。「sns運営とかだと、力になれるかもしれない」といって下さったこの人とも連絡先を交換して、人の縁というものは、ほんの小さなこんな“たまたまの巡り合わせ”から生まれるものなのかもしれないと感じていた。
もちろん、全ての人が『これからの自分の人生』で長く付き合いが続いていく人なのかはわからない。先のことなんて、誰にも分からないのが人生である。
だが、たとえこれが今夜限りの出会いであったとしても、私は人と人とが一回だけでも話すことがあったとしたら、それは「一度会話をする縁」があった人だと思うのだ。
20人くらい話して9人、連絡先を交換した。
面白いなと思った。自分が少し勇気を出して動けば、24時間内に約10人友だちが増える。
帰宅道、連絡先を交換した男の子のうちの一人から「来月、またべつの集まりでボーリング大会をするんですけど、ご一緒にどうですか??」と来ていてテンションが上がった。
一日で50人以上の人と顔を合わせ、たくさん話をし、色んな繋がりが生まれた日になった。
自分の健康なエネルギーは人と人の間で活性化される。
その証拠に、昨晩夜遅く帰って来て、食事も油物ばかりだったけれど今朝はここ一ヶ月で一番肌艶がいい。
おまけに便の艶までよかったのだがら、笑ってしまうくらい、体がそれを体現しているのだと思った。
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