見出し画像

プーチンはスターリンの亡霊なのか

今世界中がプーチンの退場を願っている。
だが歴史的に何度も行われてきた最も効果的と思われる内部からのクーデターをプーチンは歴史上の独裁者同様の手口で躱している。

プーチンの側近や関連する人物が普通にメディアに乗るくらい当たり前のように殺されている事実はご存じでしょうか。
1件2件ならともかくプーチンの側近やプーチンの圧力が及ぶ位置にいる大物の一家やグループごとの不自然な死が頻繁に報道されています。
つまり見せしめです。

プーチンの周辺にいる人間たちは、わかっている。いつか自分が粛清される番が回ってくるかもしれない。だが、クーデターに失敗すれば命を失う。ならば何もしないほうがマシ。明日は生きていられるのだから……。

「損失回避性」と呼ばれる行動経済学ですね。
100万円か0円の博打より確実に貰える20万円を選ぶ人間心理です。
人はプーチン暗殺もしくは失脚というクーデターでの栄光や平和か失敗時の死より高確率の明日の命を選びがちです。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

スターリンとはロシアが昔、旧ソ連時代に権力を掌握した独裁者です。
1878年生まれで1953年に74歳で脳卒中で亡くなっています。

スターリンは自己顕示欲・権力欲が強く、冷酷な気性の持ち主でした。ロシアの少数民族グルジア人であり、貧困層の出身でだったスターリンは、幼い頃から人一倍コンプレックスが強く、自己顕示欲、権力欲が旺盛だったそうです。
目的のためには手段を選ばず、自分が敵と見なした相手には容赦をしませんでした。権力者となってからは、相手を殺すのすら厭わない冷酷な気性の持ち主というのが一般的に語られるスターリン像です。
そこには冷酷で自分の思い通りにならないことは許せないという独裁者のイメージそのままの人間が描かれています。幼少期に父親から暴力を受けていたことから父に対する恨みと復讐心を堆積させ、暴力的で狡賢い性格になっていったといわれてます。

スターリンは側近であろうと信頼の置ける人物であろうと自分と合わなくなれば容赦なく制裁をした人物として有名です。
反攻勢力はたとえ大きくなる前だとしても芽の内に摘みます。
大きい勢力や自分と酒を飲み明かした人物でも自分の意に反すると感じたら粛清します。

「スターリンは、KGBの前身の秘密警察『チェーカー』などを駆使して権力を保持しました。クーデターを起こす可能性がある側近を重点的に監視し、元帥、将校、共産党幹部などを地位にかかわらず、粛清していったのです」(京都大学名誉教授・中西輝政氏)

まるでプーチンの説明をしているようです。

現在プーチンは69歳。10月に70歳になりますが、近々甲状腺がんにより手術をする予定。
5/9の対ドイツ戦勝記念日にはプーチンの愛人(プーチンは認めていない)がプーチンとの間の子供を妊娠したと公表しました。

ロシアのプーチン大統領(69)の愛人とされる2004年アテネ五輪新体操女子金メダリストのアリーナ・カバエワさん(38)が、再び大統領の子供を妊娠したとロシアのメディアが伝えたと英デーリー・スター紙など複数の欧米メディアが報じた。

この報道によりプーチンは傍目にも分かるくらい動揺していたとの事。
結果的にプーチンへの精神攻撃となりました。
まぁ…身から出た錆ですが…。

がんについてもメディアに長く出ないと求心力が弱まると知っていて情報開示をしたのでしょう。
要は隠すのが無理だと判断したんです。

このことが今後にどう関係しているのかというと、現代ではSNSが情報戦の鍵と言えるくらい大きなウェイトを占めており、単純な内部のクーデターだけではない戦い方ができるということです。

1900年半ばまでのスターリン時代と違って現代では各先進国の高性能の衛星で軍事移動を見張られSNSでの攻撃や事実の拡散ができるということですね。

戦争に勝つには物量で押し切ることだけでは難しいことや預金封鎖や経済制裁での為政者への早期のダメージも可能と世界が知ることとなりました。
情報の拡散速度も凄まじく、いくらロシア上層部が言論統制をしても瞬く間に拡がる社会構造となっています。

なのでスターリンと同じかというとそうでもなく、プーチンは世界からの監視状況で中国という仲間を作ることも難しくなり核での威嚇しかできなくなりました。
経済状況の悪い中国はロシアに加担することによるロシアへの制裁の巻き添えを恐れています。
本当はロシアへの支援によりロシア独自の物資を独占して儲けたいのですが世界の目…特にアメリカの目が厳しいので動きづらいということですね。

多くの資金を日本へ逃がしていたので日本がプーチンに引き出される前に早々と彼が日本に置いていた多額の資産の凍結を発表した時は怒り狂い日本への批判が強かったですよね。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

日本が今すべきはこれまで同様に強い意志で日本の国防を考えることです。
中国も頻繁に日本近辺に無断で船を寄越していますし、北朝鮮も再度ミサイルを撃つつもりのようです。
ロシアも日本への風当たりの強さが続いています。

他国に付けこまれる弱い議員や共産主義の議員が国会で発言する無駄な時間を増やさない為にも7月の参議院選挙ではちゃんと日本の安全を考えている人に投票したいものですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ


いいなと思ったら応援しよう!

メルカ@毎日ニュース・漫画好き
応援頂けると嬉しいです。 毎日書いてもっとスキ・フォローしてもらえるよう頑張ります(*'ω'*)