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ストレスを軽くするための一つの考え方(実践編:後編)〜ストレスを解決していくために必要で大切で重要な「問題」と「症状」の違いとアクションプランについて~

前回、前々回の振り返り

前々回の投稿では、2つの点『外部からの刺激』と『自分』が存在する事がストレスが生じる前提であって、理論的にストレスを軽くする考え方は、

①外部からの刺激を流すか、
②外部からの刺激を無視するか、
③外部からの刺激への解釈を変えるか、

その3点だと思っています、という事について書かせていただきました。

そして、前回の投稿では実践編という事で、
実際にストレスを軽くする方法を導いていくための考え方について、
「問題」と「症状」の違いについて書かせていただきました。

今回は、そこから少し掘り下げて具体的なアクションプランに話を進めていきたいと思います。

ストレスを解決していくために必要で大切で重要な「問題」と「症状」の違いについて

前回の投稿では以下のことについてお伝えしました。

『ある一つの問題を解決するために最適な一つの方法は無い』ということ。
そして、
『ある一つの症状を解決するために最適な一つの方法はある』ということ。
『ストレスを軽くするための一つの考え方(実践編:前編)〜理論に則った方法を導くことの大切さと、問題と症状のはなし〜』より引用

ここでいう『問題』というのは、ストレスを生じさせている原因から生じることで起こる無意識的な事象までを含めたもの。
そして、『症状』というのはストレスによって現れる目に見える状態、または意識的に感じられる状態のこと。
つまり、前者は氷山すべてを指し、後者は氷山の一角というわけです。

ここで先述の言葉を再度参考にすると、
『ある一つの「問題(氷山すべて)」を解決するために最適な一つの方法は無い』ということ。
そして、
『ある一つの「症状(氷山の一角)」を解決するために最適な一つの方法はある』ということ。です。

ストレスが意識的に認識できる状態にあるとき、つまり氷山の一角として確認できる状態にあるときというのは、すでに無意識的な段階でかなり前からその氷山は海底から形成されるがごとく積み重なってきていたという事です。

それを、その時その時になんとなくやり過ごしてきて、その時はストレスが解消できていたかに見えても、実は底のほうで燻っているものまでは完全に解消はできていなかったのでしょう。

ここで、ストレスを軽くするということを『問題』として解釈している私がお伝えする実践内容はもっと長期的な内容なんです。つまり、ストレスを貯めない習慣です。
そして私は『方法』ではなく、あえて『実践』と書いているんですね。
方法というのは症状、つまり氷山の一角の解決手段であり、
実践というのは問題、つまり氷山全体の解決手段であると考えているからです。

習慣の力の見せ所

私は日ごろから「新しいことを習慣にすること」についての記事を開始当初から比較的多くの割合で書いてきましたが、今回もその要素を踏まえたアクションプランをご提示することになりそうです。つまり、物事を客観的にとらえるために現象と自分の感情を分けるという事です。

実際、それほどまでに私たちが抱えている「問題」というのは、一時の状態や現象で起こっているものではなく、長い経過で積み重なってきたものが「症状」として表面化していることを認識することで、解決するためには「症状」よりも、「問題」にフォーカスすることが重要であることに気づきます。

という事は、症状として現れている「ストレス」なぜ現れるに至ったかという事を考えるうえで、自分自身がそれをストレスとして認識しているという部分を変えるという事が一つの実践手段になるという事です。

解決の糸口(アクションプラン)~感じたことを外に出す~

ここで一つポイントなのは、ストレスというものは内部で感じるものであって、外部にあるものではないんですね。要は外部にある現象を自分という人間のフィルターを通したときにストレスとして解釈・認識しているということなので。

ストレスに対してより客観的に、より外部にある状態のまま認識できることが解決していくためには重要です。

つまり、下記のようなアクションプランが有効と考えています。

「ストレス」→「アクション」
ではなく、
「ストレス」→「思考&アウトプット」→「アクション」
Ryosuke Matsusima 2022

思考&アウトプットを挟むことでストレスを客観的に解釈してからアクションに移すという事です。ここでいうアウトプットは書くこと、声に出すことであり、できるだけ明確に感じたままを感じただけ表現するという事です。
「新しいことを習慣化する」ために必要な「アウトプット」はストレスの問題を解決するためにも機能します。

2014年のベルギーの研究では、ストレスの持続時間は約3時間と言われています。特にネガティブな感情は長く続くそうです。
なのでネガティブな感情をコントロールするという事は、結果的にストレスを溜めない状態を作るという事で「問題」の解決に寄与すると考えられます。

なぜ、いま自分はストレスを感じているのだろうか?
なぜ、自分はなぜあの人に対してストレスを感じるのだろうか?
なぜ、大勢の人の前だとストレスを感じるのだろうか?

声に出したり、紙に書いたり。
感情をできるだけすべて外に出して確認するところから始めてみましょう。

そして実際の外部の現象と照らし合わせてみましょう。それが解決の第一歩です。

今回は「ストレスを軽くするための一つの考え方(実践編:後編)〜ストレスを解決していくために必要で大切で重要な「問題」と「症状」の違いとアクションプランについて~」について書かせていただきました。

関連記事を書きに張り付けておきますので、ぜひご参照くださいね ^^) 

是非、やってみてご意見いただけたらと思います(^^♪

では、また、あしたね(^^)/

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