「母さんのあのしぐさ」ー詩ー

母さんは
少し　うつむいて
小言を　いう
「こんな子に
育てた覚えはないわ・・
死んだ　父さんに　
顔向け　できやしない」
ボクは　正座して
口をへの字に　してる

母さんは　うれしい時
台所で　包丁をもって
何かを　トントン刻む
そして　一人ハミング・・・
子犬のルルは　いつも
足元で　まあるい目で
母さんを　見上げてた

母さんと　雨降りの
並木道を　歩く
雨粒は　母さんの
傘にあたると
楽し気に　はずむ
ボクは　長靴で
水たまりを　ピシャ
ピチャ　蹴とばしながら
ついていく

雨に　かげる
母さんの　背中は
細い　百合の花のように
頼りなげに　揺れていた

また　母さんと
雨降りの道を
歩く夢を　見たいなぁ・・・

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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