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『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

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2022年12月の記事一覧

私がエッセイを書き続ける理由

私は何のためにエッセイを書き続けているのだろう。 その問いに答えられているか分かりませんが、いま思うこととして、自分なりにエッセイの意味(役割)を考えてみました。 自分自身に捧げるエッセイ。そんなタイトルの1ページに相応しい内容になると思います。 .。.🎄.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.🎄.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.🎄.。. エッセイという存在との出会い田中泰延氏の著書「読みたいことを、書けばいい。」の引用ですが、事象と心象を織り交ぜた文章が随筆(エッ

土曜日のコーヒーはすこし苦い

とてもとても、忙しい1週間だった。今週末から娘たちの通う幼稚園が冬休みに入るため、通常どおりお引き受けしていた仕事を早めに進めてきた。 その間、授業参観、PTAイベント、お弁当デーをはさんだので、さらにバタバタ。ついでに、今週中に仕事納めをしようと企んでいた。 早いものでもう24日(あ、クリスマスイブ!)。原稿をあと少し来週に持ち越すことになったので、仕事納めは叶わなかったけれど、ほとんどの案件は書き終えた。ホッ。 年内のご挨拶をくださった取引先の方もいらして「年の瀬感

初恋の待ち合わせはいつも踊り場で。【同和問題】

私には、一度だけ告白をされた経験がある。 告白と言っても罪を告白する訳ではなく、いわゆる「ラブ」というやつだ。 小学生の頃引っ越してきた私は、転校生として小さな田舎町で過ごした。 娯楽といえば駄菓子屋でお菓子を買うくらいのレベル。 当然、みんなそれなりにグレた。 やることがないからだ。 同級生の一部は、普通に万引きしていたし、授業中はみんな机の下でゲームをしていた。 特にグレていたのが私のニ年下の不良グループで、彼らは学校で恐れられ、そのリーダーはまるでジャイアンみたい

毎日が美しさに出会う旅

大学のすぐそばに、一番好きなカフェがある。 自宅から大学まではちょうど1時間半くらいかかるから卒業してからはなかなか行かなくなってしまった。だけどいまだに一番好きなカフェ。 少し前から、行きたい行きたいと思っていて、昨日やっと行ってきた。 そこのマスターがつくるケーキは本当に本当に美味しくて大好き。楽しみにしていた木苺のクランブルーチーズケーキはひとつだけ残っていた。 ケーキを選んで、席に座って、注文したカフェラテをマスターが淹れてくれるのを見る。 コーヒーを注いで、温

見えないモノを見ようとして、望遠鏡を覗き込んだ

宗教改革者マルティン・ルターが、夜、森の中で煌く星を見て感動し、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとしたことが、「Illumination」(イルミネーション) の起源だとする説があるらしいが、「Illumination」の動詞形「illuminate」に、「啓蒙する」という意味があるのは、おもしろい。何気なく口にしている、特に「旬」の言葉には、何らかの興味深い背景があるものだ。 ぼくが星について思い出すのは、小学生の頃に友達数人とした冬の天体観測だ。

やわらかい心を持ち続ける、と決意しました。

昨日、「君の名前で僕を呼んで」を観ました。 切ない気持ちが溢れて、朝になっても止まらなくて、「なんでこのタイミングで雨なんだろう」と理不尽に思ったりしました。 午後から晴れて、心も少し落ち着きました。 映画の中のシーンがよみがえっては、心が動いて体は止まってしまいます。 映画の感想を書くというには気持ちが消化できていないのですが、タイトルにもある通り、 「やわらかい心を持ち続けよう」 と決意しました。 何かを感じること。 それはとてもエネルギーがいることです。 悲しみも、

2022年のキーワードは「声」。ファン・サポーターの熱量を上げるために書き綴ってきたこと

2022年は、スポーツ業界にとって、スポーツを応援するファンにとってどんな1年だったのだろう。 それを振り返る上で、自分の中で軸になっていることを1年前に書いていた。 そこでは、こんなことも書いていた。 この1年間でファン・サポーターの熱量を高めるために書き上げた記事は25本。 だいたい2週間に1本程度のペースで書いている。 この1年全体を通して感じたのは、「声」に関する記事の多さだ。 声出し応援ができない中、ファン・サポーターなどうしていたのか。 少しずつ、声出

第1位「顔も名前も分からないけど」〜個人的に印象に残った出来事ランキング2022〜

今年の大晦日も例年通り父親の家で過ごしている。それまで男2人で過ごす年末だったのに、去年から6歳の息子も参加して男3人に。 今日は宮崎牛と日本酒で晩ごはんだった。 いつもは飲まないのだけど、この日だけは必ず飲むと決めている。父親とあと何回飲めるかなぁ…なんて考えたりする歳にもなった。 たくさんのことがあった2022年。 その中で個人的に一番印象に残ったことは「noteで色んな人とつながれた」こと。これがベスト1。今この記事を読んでくださっている方。そう、あなたに感謝申し上

もっともっと幸せになろうね

2022年の終わりがけ、生クリームロールケーキなるものを厚切り5つ分食べて胃もたれがすごかった。 仕事納めをしたその日の夜、夫と2人で家中の掃除をして、ひたすら換気扇の掃除をしながら「もう揚げ物作るのやめよう…」って呟いたけど、綺麗になったガス周りを見て「よし!天ぷら作ろう!」ってなる。綺麗なものは汚したくなるタチか。 大掃除の後、夫が「頑張ってくれたから何でもご馳走するよ!」と言ってくれて、色々期待したのだけど「ご馳走してくれるなら、何を食べるか夫さんが決めてくれていいよ

たった一人に伝わるように、書いていけたら。

始まりとおしまい。 どっちが好きですか? って 問われたら。 おしまいのほうが好きだったりします。 終わるんだ何かが終わると思うと 俄然やる気がでる。 小さい頃も3学期がいちばん成績がよかった そんな気がします。 やっと人になれ、先生に慣れ、勉強の仕方に なれてゆくという。 不器用な人にありがちな、プロセスですが。 noteに来て2年半。 こうやって白い荒野のページになにか文字を 打っていく作業がこんなに続くとは思って いませんでした。 2022

恥ずかし納め

どら焼き屋さん。 多彩な味が揃っている。 悩んだ末「小倉クリーム」に決定。 注文しようとした瞬間、店員さんが絶世のバリかわ女子だということに気付く。 以前、anan的な雑誌で"女性は、男性の低い声に弱い"という記事を読んだ記憶あり。 「おぐらクリームください」 己が奏でられる低音ボイスの限界を突破し、世の女性がもれなく惚れるであろうイケボで決めたった。 「あ、はい...こくらクリームでございますね」 商品名のプレートをよく見ると『小倉クリーム』とルビがふられていた

今年もお世話になりました✨来年もよろしくね♡

まもなく紅白歌合戦♪ 年末の夜は、小さい頃から紅白歌合戦でした。 子供たちが大きくなると、おカッパのヅラを被ったお笑い芸人の番組に取って代わり、大人になった息子たちは今度はテレビには興味がなくなり、大晦日にも家に居ない事が増えました。 今年の最後は、次男がインフルエンザになり、自室で寝込んでいるという、また新しい形の年末となりました。 そして今年はまた、紅白歌合戦が始まろうとしています。 誰が楽しみとかではないけど、何となく年末を感じるのはやっぱり紅白なんですよね〜

E53:飛んだり、跳ねたり

2015年大晦日 当時90歳になったばかりの父方の祖母と、紅白を見ていた。 ば「あの子ら、また出くるこどあるが」 源「ばあちゃん、違うよ。さっきの子達はNMBで、この子たちはAKB、あと乃木坂…」 ば「何かね、それ?」 こちらもそんなに詳しくはないから、解説するのが一苦労だった。 ただ、祖母は時々、本質的なこと、こちらがドキッとするような質問を投げかける。 ば「あんなに、たくさんの子達が踊っちょるのに、テレビに映るのは同じ子ばっかりやねぇのかね?」 源「そ、そうや

年越しそばは何時に食べる? 20人の結果発表(そして理科系夫)

理科系夫と年越しそばを何時に食べるかで揉めたあつこです。 noteとFacebookで20人の方が「何時に食べるか」リプライしてくださいました。 もともとのあつこのノートはこちら。 理科系夫は夜10時位におそばを食べるタイプ。もはや食事ではなくてスナックの扱いです。 あつこは幼い頃からずっとおそばを夕飯で食べていました。具だくさんのあったかいおそば。 揚げたての海老天もついて大好きでした。 そして、2022年12月31日の大晦日に 「いったい何時に年越しそばを食べるか」