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『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

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はじめてのTリーグ観戦で、パーマ大佐のMCスキルの高さに惚れ惚れしてしまった話

《連続1959日目!》 先週末、三郷市文化会館にて行われた卓球のTリーグ「T.T彩たま vs 岡山リベッツ」の試合。 卓球のTリーグを間近で見るのはこれが初めてであったが、その熱気と観戦の楽しさは予想以上だった。 普段は、浦和レッズサポーターとしてJリーグの試合ばかり通っている自分にとって新鮮な発見も多かったので、それを素直に伝えてみたいと思う。 首位 vs ホームの意地この試合は、首位の岡山リベッツを迎え撃つ形で行われたT.T彩たまのホーム戦であった。 試合は一進一退

歌を贈ろう/竹内まりや

突然ですが、あなたの好きな竹内まりやさんの曲って言ったらなんですか? 昭和生まれの人なら誰でも、数曲は口ずさめる曲があるはずです! 「元気を出して」や「駅」など、大ヒットした曲から、海外で人気の「プラスチック・ラブ」のようなポップな曲まで、どの世代にも受け入れられるアーティスト。 10月23日に、10年振りのアルバムが発売されました! はい、勿論私も買いましたとも! 普段は息子の音楽活動のこと以外、自分が聞く音楽についてnoteにしたことはありませんでしたが、今日は大

自分の立ち位置を外に移すこと 〜経験の箱庭のレベルアップ〜

現実社会は何だかんだで生きづらい(楽しいこともありますが)。自分の感情と折り合いを付けることに、最近は重きを置いています。 そうしてきたことで、心の安定性は保ち続けてきたのですが、自分の文章の内に秘めてきた「熱量」が冷めたように感じる時があります。 文章に対する熱量は、結局のところ自身の負の感情に基づいていて、それを高めるためには自らを外に晒すこと。安定位置の枠を自ら外すこと。 これは、比較的に近い未来にある自分の宣誓(みたいなもの)。今は試験勉強など、まだ落ち着かない

覚えきれぬ言葉より 抱えきれぬ教科書より 知りたいと思うこと

夏の暑さが和らいで、秋の涼しさを喜んでいたのも束の間、すっかりと肌寒い風に移り変わってしまった。 今は季節の変わり目。実際、ものの見事に風邪をひき、夜のランニングもしばらくお休みしていた。今週末にはもうハーフマラソンを走るというのに。 久しぶりに外へ走りに出かけると、あまりの寒さに半袖のウェアを着てきたことを後悔した。つい10日前とは大違いだった。 いつものように河川敷を走りはじめると、いつもより鼓動が速まっているのがわかる。明らかに鈍っている。 休んだ分を取り戻すに

【11月22日 浦和レッズvs川崎フロンターレ】45分間の試合が歴史的試合になる"3つの理由"

サッカーは90分間で勝敗を決めるスポーツである。 当然、その90分間という枠を想定して、戦略や戦術、選手の構成なども決まってくる。 しかし、その枠を外してみたら・・・ いったい、どんなスポーツになるのだろう。 11月22日(金)、埼玉スタジアム2002にて開催される「浦和レッズ対川崎フロンターレ」の試合は、サッカー界の歴史に残る特別な一戦となる可能性がある。 と言っても、この両チームが優勝争いをしているからというわけでもない。 むしろ、現在の順位が浦和レッズが11位、川崎

あたらしい服を買うということ。

久しぶりのnoteを書いている。 気持ちはここにあるのに なかなか書けていなかった。 最近夜の映画が楽しすぎて 幸せな夜更かしをしてしまうせいだ。 登場人物はおとなの恋人同士のふたり だけなのに。 まるで高校生みたいなのだ。 いつも舞台は違う。 彼らはただ話しているだけなのに とても幸せそうで楽しそうで。 わたしは勝手に3人目の登場人物になった 気分でいつも見ている。 幸せのおすそ分けをもらっている。 いつかその映画のことをくわしく 書いてみたい。 この間久しぶり

息子の結婚

11月3日に長男が入籍しました。 大学時代からお付き合いしている彼女。 そうじゃないと困るけど、このnoteを書いたときに紹介してくれた彼女。 まだまだ残暑が厳しかった9月某日 ふたりから結婚すると報告を受け、都内のレストランで、今回は次男も加え、家族揃っての顔合わせでした。 アフタヌーンティーのときのように少し緊張気味の彼女でしたが、弟とは若者同士、友達みたいに普通に話していて微笑ましく、次第に打ち解けて和やかに会食を終えました。 最後に、ふたりから婚姻届けの証人欄

娘との家事時間、私の心が変わった日。

2歳の娘は、家事の楽しさを教えてくれる予想外の先生でした。 正直に言うと、私は家事が得意ではありません。 むしろ、あまり積極的にやってこなかったと言っても過言ではありません。 結婚前は実家で、週末に家族のために料理を作るくらいが私の「家事」の全貌。 結婚してからは、もともと一人暮らしをしていた夫の家に転がり込む形になり、家事はほとんど夫任せ。 夫にはすでに確立された生活のルーティーンがあったため、手を出すのが難しかったのです。 「凛ちゃんもやって良いんだよ」と夫に言われて

今夜も、2歳の娘と、言葉の宇宙旅行へ

「ママ~、おつきさま、どこ行った?」 2歳になった娘の澄んだ声が夜空に響いた。 ほんの数か月前までは、 「あーうー」と意味不明な言葉を繰り返していたのに。 いつのまにか宇宙の神秘を問いかけてくる。 成長の早さに、私は驚きを隠せない。 これまでの会話といえば、 ぬいぐるみとの問答劇や単純なやり取りがほとんどだった。 こんなにも早く、宇宙を語り合う日が来るとは…… 「おつきさまはね、見えなくてもちゃんといるんだよ」 知っている限りのことを伝えた。 「ちゃまも(わたしも)見

句点を打つ

季節はすっかり秋(冬 ? )になり、年末に向けて世の中が大きく動き出したような感じがします。 皆さん、体調いかがでしょうか。 さて、今年も流行語大賞ノミネート一覧が発表されました。 僕が気になったのは「カスハラ」という言葉。 「〜ハラ」という言葉が増えてきたこの頃、いつか誰かが記事で書いていた「マルハラ」という言葉を思い出したからだ。 今の20代の人を中心にSNSでの会話の文末に「。」をつけなくなっているらしい。 「威圧的」「冷たい」、そんな印象を受けるから「。」をつけ

息子が小さい頃、おもちゃ屋のおばあさんに教わったこと

まだ息子が幼かった頃、彼を連れてバスに乗り、ふたりでお出かけするのが私のご褒美の時間でした。 infocusさんのこちらの記事を読ませていただき、あまりにも息子さんが可愛いくて、優しいご家族が微笑ましくて、心がじんわりとあたたまりました。 そしてウルトラマン好きだった息子のことがふっと重なり、ある日、息子と出かけたおもちゃ屋さんでの出来事を思い出していました。 現在、息子は21歳なので、これはずいぶん前の話になりますが、あの日のことを書いてみたいと思います。 ****

じぶんは世界最高と唱えたらメンタル急降下をはじめて回避できた

穴に落ちていくような、悲しくて部屋のすみで丸まって、他のことが手につかないようなネガティブモードが時々やってきます。 それはたいてい夜にやってきて、悲しみでしびれた頭のままではベッドに移動するのも一苦労。 心がぼんやりとしたまま、ただただ泣けてくるだけの時間。 このネガティブモードは大学生の時にあらわれるようになって、かれこれ7年ほど飲み込まれたり脱出したりをくり返しています。普段は比較的ポジティブなのに、この時期になると手がつけられないほど悲しくなる。 やっかいな存在

カラオケが嫌悪から趣味に転じるまでの話

現在こそ「カラオケ」の類の集まりに行くことが多くなり、遅咲きですが、大人の趣味になりつつあります(実は昔は嫌いでした)。 そんなこともあり、iPhoneのiTunes Storeで歌を探す時があるのですが、年代に関係なく好きな歌に出会うことがあります。 最近は特にAimerさんの曲に惹かれていますが、他には家入レオさんの「a boy」という曲もです。 現在の自分のスタンスはシンプルに「自分が好きな歌を歌うこと」だけ。これを貫いてからは嫌悪感も自然と消えました。 人生は

初期設定を変更して生きやすくなった話

頭では分かっているけどなかなか行動に移せないことが急にカチッとはまって行動できるようになる経験があった。 ここ5年くらい自己理解に努めていた。例えばAボタンを押したら右手が上がるとか、Bボタンを押したらジャンプするとか、こういう環境に行ったらダメージを受けるとか、回復するとか私の身体と心の特性、性質はどういうものなのだろうかという実験を繰り返していた。 そこで分かった大きなことは、私はネガティブな人間でそれによって自己否定を繰り返し自分を傷つけてしまうということだった。