風を感じながら、僕は歩いていく
挫けそうになる度に
問いかけるは自らの在り方
見つめ直す度に
思い出すは旅の始まり
手を振って送り出してくれた
母の姿や猫達の姿
今も思い出すのは
甘い夢の一欠片
かられる逃避行
だからと言って
戻るつもりはなくて
どこへ行こうとも
頭の中には貴方達が
いてくれるから
僕は再び立ち上がれる
疲れたのならば
見上げたらいいのだ
青空の向こうには
いつだって喜びが待っている
僕は独りじゃない
自らを恥じる事も
卑下する必要もないくらい
むしろ誇っていいくらい
胸を張っていいくらい
風を感じながら
僕は歩いていく