紙魚チョコ
蒲郡の思い出を残すために綴りました! 良かったら見てください!
過去作から見てもらいやすい様に100本ほどにまとめて載せていきます! 良かったら見てもらえたら嬉しいです♪
雨が降るたびに綴ってきた雨の詩を まとめて行こうと思います☔️(*´∇`*)
紙魚チョコ初期作品第三弾になります( ͡° ͜ʖ ͡°) 忘れていたあの頃の感覚を自分も 思い出す為に読み返します✨
紙魚チョコ初期作品集第二弾になります! 良かったら覗いてみてください! 初期の雰囲気もなかなか味がありますよ🤣
頭の中から言葉を取り出して並べていく 白い画面の上にランダムで並べていく 思考のカケラ どれもこれも繋がりは無く どれもこれも無関係なあれやこれや どう結んでいったら満足のいく 物語が出来上がるだろうかと考える 頭の中で毎日のように 現れては消えていく一瞬の閃き 逃さずに捕まえて それを文字に書き起こしていく 時には実体験に基づいて 時には空想も交えて 言葉を紡いでいくと言う事は 自分が見て聞いた事から書きたいと望んだ 世界をどれだけ視覚化出来る
沢山の人たちが僕の前に現れては消えていく ほんの一瞬だけぱっと現れたかと思ったら 次の瞬間にはもういなかったり そうかと思ったらいつまでも一緒にいたり ソリが合わなくてもなんだかんだで 毎日顔を合わせたり そうかと思えばあんなに親しかった 間柄だったのに気づけば疎遠になっていたり いまだに口も聞いた事も名前さえ知らない 見知らぬ人たちと街中ですれ違いまくってるのに そんな人たちとは偶然だろうとも 今後も関わる事なくすれ違っていくだろう事は なんとなく確
玄関を開ければぶわああっと 吹き込んできた冷たい風 顔が痛くなるぐらいひんやりとした空気 キーンとした冷たい風の塊が どかんとぶつかってきた ひゃーと悲鳴を思わずあげてしまった 昨日と今日で一気に季節が進んで 秋はもはやどこへやら 冬の笑い声が聞こえてくるような 雲一つない青空だ クローゼットの奥から厚手のコートを 引っ張りだしてきて身につけなければ 瞬く間に奪われる体温 風邪などひきたくはないから コートの前を閉めて ポッケに手を突っ込んで背中
窓がかたかた鳴る 夜闇に染まった黒い獣たちが しきりに窓ガラスにぶつかってくる 割れてしまわないかと思うほどの衝撃 ガタガタガタガタ 眠れない夜の隅っこで落ち着かない心持ち 早く眠れてしまえたらこんなに不安な気持ちに 包まれなくて済むのだが一度気にしだすと そればかりに囚われてしまう 僕にとっての厄介な性格 今日はやけに音が気になってしまう 眠りの尻尾も怯えて現れてはくれない ザワザワ騒がしい夜 季節の変わり目 秋が深まり冬の気配が混じり出した風の
嬉しくなるほどの鮮やかなオレンジ色の 球体がそこかしこにたわわと実っていた 日曜日の昼下がり 11月も半ばを過ぎて山の端々がようやく 紅く色づき始めてきていた 国道1号線から蒲郡市に向けて 伸びてる県道73号線 地元では三河湾オレンジロードと言う 名前で親しまれている道を走っていくと やがて現れる見渡すばかりの段々畑 みかん畑は蒲郡市を象徴する景色の一つだ 車を走らせる速度を少し緩めて 景色を楽しみながら走っていく 山肌に沿って切り開かれた 段々畑
顔を見たって読み取れないその人の考えてる事 察する力が鈍いのか興味がないのか 自分でもよくわからないが人と話していると 中には突然怒り出す人がいたりする そう言う時、僕はただ呆然として その人の顔を見ているだけだ 何が起きたのかさえわからないのだから 呆然としてしまうのもおかしな話ではない 何か言ってはいけない言葉を 言ってしまったのかと思い謝ってみたりするが 相手はその段階ではもはや聞く耳すら 持たない様子で言葉を荒げるばかり よく分からないまま
ウラシマ効果により気付けば一時間二時間なんて あっという間に過ぎていると言う現実 一時間二時間あればいろいろできるであろうに 本を読むなり絵を描くなり ランニングや筋トレ、、 でも、特に何をするって訳でもなく 勉強に費やすでも人生を豊かにする訳でもなく 見つめる事岩の如し 大した興味もない時事ネタやゴシップ記事を 流して眺めてるだけで終わる毎日 宇宙旅行にでも行ってきたかのような 充実した経験が得られるのだったら スマホを見つめるのも 素晴らしい経験
心を悟られない様に黙っていたって 君にはすぐにバレてしまう僕の心の中身 見えずとも気持ちを察してしまう能力を持つ 君は魔法使いみたいだ はたまた超能力者かもしれない 僕は君に嘘なんかつけない 変に格好つける事もできない むしろあるがままの僕を受け入れてくれる 君だからこそ気を使わなくて良いのだから 心は軽くて済む 本心で誰かと接するのが怖い 弱みとして受け取られたり 笑われる原因になるから なるべくなら距離を置いた関係性が 嬉しいのだが君に対してだ
考えたくもないのに今日も今日とて 考えてしまっているつまらない事柄 いつも目には見えないものに悩まされている 未来だの感情だの人間関係だの あの人にこんな事言われたのが辛かったり この人に言われた言葉が嫌だとか 頭の中をぐるぐる巡る痛みの感覚 明日の事や昨日の事 自分の置かれてる状況や 取り返しのつかないあれこれ 考えたって仕方ないのに ふと気づくといつも頭の中で あれこれ考えてしまって 息が詰まりそうな毎日が 出来上がってしまっている 悩みたく
病院の待合室 小さな声で話す人々 遠くの方で泣いてる子供の声 椅子に座り携帯を見てる人 目を閉じて何かに耐えてる人 パートナーに話しかける人 時折看護師に話しかけては時間を訊ねる人 診察室の扉は閉ざされたまま開く気配はない それでも扉が開くのを待つ人々が 待合室には溢れている 壁にかけられたテレビを 椅子に腰掛けては虚ろに見上げる人 窓の向こうの青い空に浮かぶ秋の雲 見るとも無く眺める人 扉はまだ開かない 携帯の電池残量が58から57に変わった
毎日ゴロゴロと転がっていく 地球から振り落とされない様に 今日も必死にしがみついていく 周りの景色が常にぐるぐる 変わっていくものだから 思い出を振り返ろうにも振り返る余裕もなく その変化に合わせていくだけでいっぱいいっぱい 気づけばぐるっと一回り 年の瀬年末慌ただしい世間様 あぁ生きていくだけで大変なのに そんな大変な中で幸せを掴み取ろうだなんて なんて無茶な話なのだ 今日が、昨日になり明日も今日と同じように 目を回しながら倒れないように 生きて
夢を見るには騒がしくて 窓辺にもたれるにはうってつけで 耳を傾けたくなるのは僕がたまらなく 雨の音が好きだからだ 秋の雨は冷たい音がする その音に混じって聞こえる 季節外れのカエルの鳴き声 いつ聞いても飽きないその声も 季節が変われば心配になってしまう 今は良くても来年の春に間に合うように 彼はちゃんと冬眠ができるのだろうか 元気な事は喜ばしいがそろそろお暇しなければ 明日の朝を迎えられなくなってしまう 冷たい朝は嫌なんだ 温もりが恋しい 夢の続
熱さによって全身が溶け出していく様な感覚 汗の玉が額や腕に 次々と膨らんでは滴り流れていく くすぐったい感触が好きだ 湯船に浸かりながら耐えるように 目を閉じてじっと見つめる瞼の裏側 1日を振り返って溜まっていた疲れが 湯に溶けて流れていくイメージを 頭の中で描いてみる 固く強張っていた芯がふやけていくに従い 心のわだかまりも また一緒にふにゃふにゃになっていく 何かを考えすぎてしまう時 頭の中をリセットしたい時 僕は熱い湯に浸かる事にしている
きゅうきゅうと自らの手で苦しめていく 自分の気持ち 苦しくともやらねばならないと 思い込み動かすしかない手足 脳みそ体の辛さ 休む事は社会人としてありえないのだと 決めつけて体調を崩していようが引きずる様に 毎日を乗り切っていく 嫌なことがあっても涙は流さない様に 辛いことがあってもため息をつかない様に 我を捨てて会社に尽くす事をよしとすると 20代の初めに入った会社の社長が 散々話していた事が呪いの様に今も僕の頭の中に こびりついている 呪いから
差し出されたら食べなければ いけないと思う強迫観念 残してはいけないと言う強迫観念 刷り込みにより機械的に事務的に 使命感に急かされる様に 口を動かしては飲み込み 詰め込んでいく胃袋の状態 満たされすぎるぐらい膨らんだ腹の具合 むしろ痛いぐらい 食べ始めた頃のウキウキ感は 徐々に失われていき 逆にだんだんと食べる事が 辛くなっていくという不思議な逆転現象 焼き肉の食べ放題という魅力的なワードに 導かれるままにテーブルについた筈なのに 肉を食べれば
トゲトゲしい言葉を投げないで 痛くて仕方ないから 柔らかな言葉が嬉しいんだ そしたら僕だって優しい気持ちになれるから わだかまった言葉は胸の内に秘めておいて 吐きだされても受け止める余裕は僕にはないんだ 僕の心は僕の事でいっぱいいっぱいなんだ 面倒事を押し付けてこないで応えたくはないんだ 僕には僕の日常があって あなたにはあなたの日常がある つまりはそう言う事なんだ 線引きは大事だ 踏み込んできてほしくない部分にまで 構わず踏み込みなじってくるのだっ