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本を手に取りまず思う事

この本を書いてる人は

今何をしてるのだろうか

どんな人なのだろうか

本を手に取るとまず思う事

読めば気になるし気になると考えてしまう

考えたらそれが刺激となって風船の様に膨らみ

気づいたら球体状にパンパンに頭の中で

考えてしまっていたりする

想像力と好奇心が絡み合って

脳みそが勝手に作り上げていく理想的な人物像

人の数だけ作り出されていく言葉の断片

会った事がなくても本屋に行けば

触れられる言葉の世界

育まれていく欲望願望

手に取りめくればたちまち

のめり込んでいける想像の世界

言葉ってすごい

本ってすごい

僕には考えつかない世界を

言葉で表現できてしまうこの人は

どんな人なのだろうか

どんな風に育ってきた人なのだろうか

気になる

現実から切り離された僕の頭の中だけに

存在する唯一の人が言葉の数だけ存在する不思議

言葉の向こうにいる人がどんな人なのか

想像する以外に術はないけれど

想像する楽しみを教えてくれるのも

また言葉の向こうに誰かがいるからこそ

成り立つ

頭の中に散りばめていく言葉の端々から

僕は僕が会いたいと思える

理想的な人を作り上げていく

それが例え世の中に

存在しない人だろうと構わない

それが僕にとっての言葉に触れると言う事

想像する事の楽しみを

僕は言葉に触れて味わっていく

まだ会った事ないでもずっと昔から

話しかけてきてくれる大好きな人たちに

会うために僕は本を手に取る

心に触れる

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