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映画『Fukushima 50』を見て学ぶ危機管理 – 家庭教育としても最適な教材

映画『Fukushima 50』を見て学ぶ危機管理 – 家庭教育としても最適な教材

はじめに今日は建国記念日。アマゾンプライムビデオで映画『Fukushima 50』を視聴しました。

この映画は、東日本大震災による福島第一原発事故の現場で奮闘した作業員たちの実話を描いた作品です。

戦争映画も悲惨ですが、原発事故は「備えの甘さ」が招いた人災の側面も強く、本来なら防げたはずの災厄を食い止めることができなかった悲劇 だと感じます。極限の状況下で、どのような判断が求められ、どのような

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システム導入時の最適なユーザー教育の考え方

システム導入時の最適なユーザー教育の考え方

私は今週、システム導入のレクチャーを受ける機会がありました。その中で、納入者側と購入者側の間における情報のミスマッチが多く、教育が効果的に機能していないと感じました。本来、システム導入時のユーザー教育は、適切な方法で行われるべきですが、現場では必ずしもそうなっていないことが分かりました。そこで、今回の経験を基に、より効果的なユーザー教育の方法について整理しました。

1. 納入者側の視点:伝えたい

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「平等と公平どちらで行うのが健全な社会になるか?」ChatGPTに聞いてみた

「平等と公平どちらで行うのが健全な社会になるか?」ChatGPTに聞いてみた

社会を運営する上で、「平等」と「公平」は重要なテーマとして議論されます。さらに、人の優劣をどう捉えるべきかも、この議論には深く関わっています。この記事では、ChatGPTに平等と公平の違い、そして人の優劣について尋ね、その答えを元に健全な社会のあり方を考えてみます。

平等とは何か?

平等とは、すべての人を等しく扱うことを指します。同じものや機会を全員に提供することで、差別や不平等をなくすことを

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できる人の組織に不慣れな自分が入って思うこと

できる人の組織に不慣れな自分が入って思うこと

新しい職場や組織に飛び込むと、最初は期待や緊張感で胸がいっぱいになります。しかし、特に「できる人たち」の集まりの中に入ると、自分が周りの会話やスピードについていけず、戸惑う瞬間が少なからずあります。
その中でも、最も大きく感じたのは「主語がないように思える会話」です。もちろん、実際には主語があるのですが、私にはその文脈がわからず、主語がない会話と同じように聞こえるのです。
たとえば、「この前のやつ

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 ITリテラシーの欠如は高速道路の最低速度違反と同じだ

ITリテラシーの欠如は高速道路の最低速度違反と同じだ

昨日の「ITリテラシーが低いリーダーが引き起こす組織の停滞とリスク」に引き続きITリテラシーの話です

1. ITリテラシーとは何か?
ITリテラシーとは、情報技術を正しく理解し、活用する力を指します。例えば、データの信頼性を見極めたり、サイバーセキュリティを守る基本的な知識が含まれます。現代社会では、このリテラシーがリーダーとしての最低限の基準になりつつあります。

2. ITリテラシーを車の運

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ITリテラシーが低いリーダーが引き起こす組織の停滞とリスク

ITリテラシーが低いリーダーが引き起こす組織の停滞とリスク

1. ITリテラシーとは何か?
ITリテラシーとは、情報技術(IT)を理解し、適切に活用する能力を指します。これには以下が含まれます:

基本的なITスキル:パソコン操作やオフィスソフトの利用。

情報管理能力:データを正確に分析・利用する力。

セキュリティ意識:サイバー攻撃への対策。

新技術への対応力:技術革新に柔軟に対応できる能力。

ITリテラシーは、現代社会でリーダーが意思決定を行う上

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#シン東京2050 セキュリティの本質を考える:信頼が鍵を握る時代

#シン東京2050 セキュリティの本質を考える:信頼が鍵を握る時代

1. はじめに

セキュリティと聞くと、多くの人は技術的な防御策を思い浮かべるでしょう。しかし、本当に大切なのは「人間そのもの」ではないでしょうか?
ここでは、「サピエンス全史」で語られたホモサピエンスの生存戦略から、セキュリティの根本にある「信頼」について考えてみます。そして、技術的な限界や、これからの時代に必要な教育や社会の在り方を提案します。

2. ホモサピエンスは嘘で生き残った

「サピ

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GLOBISのYouTube 深井龍之介が語る「成功するリーダーに必要な歴史観」を見て思うこと ver1:歴史を学ぶことの必要性とリスク

GLOBISのYouTubeチャンネルで公開された深井龍之介さんの「成功するリーダーに必要な歴史観」というテーマの動画を視聴しました。感じたことが多くあるので、いくつかのテーマに分けてまとめていきたいと思います。まず最初に、冒頭で「???」と思ったことについて。AIが発達することで、単に本をたくさん読んだからといって評価される時代は終わりを迎え、これからはAIを上手に活用した読書術が求められる時代

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東京都知事選 #石丸伸二 候補の政策について思うこと。

東京都知事選 #石丸伸二 候補の政策について思うこと。

私は東京都民でもないので東京都知事選においては、全く関係ありません。
がしかし、、、
石丸伸二 候補の政策においては、日本の抱えてる問題と思ってます。
だと言って火のないところに煙は立たないというように
石丸伸二候補を全面的に応援しているわけではありません。
とりあえずは、彼が言うことを信じて、伸二で良いと思ってます。
                  ※ちょっと言葉遊びしました。
そして学べる

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東京都知事選挙2024とアルゼンチン:#石丸伸二候補の言及を考察

東京都知事選挙2024とアルゼンチン:#石丸伸二候補の言及を考察

東京都知事選挙が間近に迫り、各候補者が様々な政策やビジョンを掲げています。その中で、石丸伸二候補がアルゼンチンの経済状況について言及したことが注目を集めています。彼の発言をきっかけに、アルゼンチンの経済史と教訓について考察してみました。

アルゼンチンの栄光と転落

20世紀初頭、アルゼンチンは世界でもっとも豊かな国の一つと見なされていました。一人当たりのGDPは非常に高く、首都ブエノスアイレスは

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ライレボ2024年の抱負

ライレボ2024年の抱負

はじめに
新年あけましておめでとうございます。昨日の元旦に発生した令和6年能登半島地震で、多くの方々が影響を受けました。幸いにも私は無事で、この場を借りて皆さんの安全を祈っています。

この地震は、私たちに人生の不確実性を再認識させる出来事でした。突然の事態に直面し、去年から考えていたことに今年こそは真剣に取り組むべきだと感じるようになりました。そこで、2024年の抱負を掲げることに決めました。

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「社員ファースト」から「結果を出した人ファースト」へ:経営者が追求すべきバランスとは?

「社員ファースト」から「結果を出した人ファースト」へ:経営者が追求すべきバランスとは?

最近、多くの大企業がSDGsやESGを宣言している中、何となくモヤモヤとした感じがしていました。そんな中、「社員ファースト」というタイトルの本を見かけ、そのモヤモヤの原因とこの経営哲学の関連性に気づきました。この「社員ファースト」という考え方は、従業員を企業の最も重要な資源とみなし、その幸福や満足度を最優先に考える経営哲学です。しかし、多くの企業がこのアプローチを取り入れている一方で、実際のビジネ

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エンジニアの本音:失敗するから金をくれ

今回のブログのタイトル、「エンジニアの本音:失敗するから金をくれ」は少々挑発的かもしれませんが、実はこのフレーズは日本のドラマ界で有名なセリフをもじったものです。

それはドラマ「家なき子」に出演していた安達祐実さんが演じるキャラクターが発した「同情するなら金をくれ」というセリフは、その衝撃性から今でも語り草となっています。彼女のキャラクターは、同情だけでは生きていけない、物質的な支援が必要だとい

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効率を上げることで、作業人数減少に対抗する方法

本日はある問題について考えてみたいと思います。
それは、仕事量は変わらずに、作業人数が減少した場合、どう対処すべきかという問題です。

組織やプロジェクトでは、予期せずして人員が減少することがあります。それでも仕事量は変わらない。多くの人が第一に考えるのは、「新たに人を雇うべきだ」ということかもしれません。しかし、新たな人材を探し、雇用し、教育するというのはコストもかかりますし、時間もかかるもので

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