家事の分解能 その1 1滴を楽しむ 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
1滴って大事ですよねというお話です。
ちと物理屋っぽくなくて、寧ろ化学屋的かなぁ…
1滴という単位を使うのは…身近なところでは、例えば目薬。
1滴単位での点眼が使い方として紹介されています。例えば以下。
下まぶたを軽く下にひき、1滴を確実に点眼します※
※医師または薬剤師の指示がある場合はそれに従ってください
出典
ですから結構身近な液体の量を測る単位ですよね。
これを家事に応用しています。
地球環境にも良いしお財布にも優しい
何より家事が楽しくなる…
この分解能で漬け置きをします。家族が多ければ桶に水を張って数滴中性洗剤を垂らしてどぼどほ漬けて置いて、最後に豪快に洗うというのも有りでしょうが、夫婦2人暮らしなのでこんなに感じで汚れているところに絞って洗うのも楽しいものです。因みに食器毎に1滴で泡立ちます。平皿でも大丈夫です。
食材の残りなどはできる限り生ゴミとして処理し、食器の表面には捨てきれなかった液体や小さな固体だけがある感じです。汚れているのは食器の表(おもて)だけなので裏面は綺麗な筈です。詰まり
主に洗うべきは表面のみ。
桶にドブ漬けすると洗わなくても良い綺麗な裏面を寧ろ汚してしまいます。勢い両面をしっかり洗う必要が出て来ます。ざっくり面積の半分はしっかり洗う必要ないものなのに… 勿体ない。
ドブ漬けした瞬間に洗い物が2倍になることに…
洗い物に1滴(特に汚れていたら2滴)の中性洗剤を垂らし高めの位置から水を流して泡だてて溢(こぼ)れない水位で止めます。丁度ビールをグラスに注ぐ時に高い位置から注いで高さを加減して泡だてるのに近いかも。
出典
これで漬け置きします。
この手間は、下水管の詰まり防止に有効で、特に油脂系を下水管に付着させることを大いに減らせます。しかも必要最低限の界面活性剤だけを使いますから下水に無用な負担は掛けません。
最近の中性洗剤は良く出来ていて少量でとても綺麗になります。
そもそも液体洗剤は水溶液として販売されていて居ます。
裏面に詳細な説明書きが有ります。
(これを読むこともまた楽しい…。商品企画会議で大の大人が寄って集(たか)って知恵を絞り、洗練された感じで商品化された歴史が想像されて…
このコンパクト洗剤商品化の苦労が滲み出ている
ので、
知恵と苦労の結晶を趣旨を活かして使おう
という気になりますよね。)
この洗剤は界面活性剤の濃度は43%です。
因みに
極端に安い値段の食器用洗剤はこの界面活性剤の濃度がとても低いものが多いので注意が必要
です。私の経験では寧ろ安い洗剤は割高です。それどころか、単に水を手間隙掛けて運んでいる様な感じです。物流業界さんにも負担を書けることになりますし、地球環境にも負荷を掛けることになりますよね。
漬け置きで本番の食器洗いの負荷を下げてこちらも適量(極少量の洗剤、泡立つ程度)で洗います。スポンジに数滴の少量の洗剤でもクシュクシュつっと揉むと驚くほど泡立ちますのでお試し下さい。洗剤の量は泡立ちで加減し、泡立ちが悪くなったら適宜1滴ずつ加えて行きます。勿論油脂類の多いお食事だった時は若干多めにするなど加減は適宜します。この分解能で使わないとどんどん洗剤が無くなってしまいますよね。
毎日の事なので是非お試し下さい。
因みに当たり前過ぎて意識しなくなっていることなのでしょうが、そもそもにがりとかレモン汁などでの隠し味なんかも1滴単位での分解能で加減しますよね。
にがり
レモン汁
こんな感じで
1滴を意識しながら家事を楽しむ
のもまた一興ですね(笑)
因みにこの分解能という言葉の説明。ざっくり言えばどこまで細かく分けられるかということかなぁ。
つづく
蛇足
古典的な化学時代から滴定という概念が有って、まぁ1滴の分解能のお作法が古くから有ったということで…