犬との生活 その8.2 片道4Kmのお散歩 お散歩(徒歩)だからこそ見える街の顔 〜小径の妙 県道を隔てた旧市街では絶滅危惧種 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
ヨーキー君との散歩も楽勝モードになり、やっと旅先の街並みを楽しめ余裕が…
と言うお話の続編。
広島の呉市広。偶々(たまたま)縁あって訪れた街をヨーキーとお散歩することで見えてくる歴史…
すっかり懐(なつ)いてくれたヨーキー君
連日の長距離のお散歩ですっかりストレスが抜け、私も広島の旅を満喫。余裕が出たので小径探訪と言う趣向。
定番コースとなった長浜公園コース。ヨーキー君もコースに慣れて落ち着いたお散歩です。漁港入口の防波堤を楽しむヨーキー君。「ヨシ」のリードフリータイムには撒餌の残渣を舐めちゃいます(笑)
その復路… また寄り道をすることにしました。前日の広長浜の旧市街の中でも小径が完全に残っている一帯
とは県道279号線を隔てた反対側。入江神社の山車と神輿が練り歩いた一帯の散策に挑戦しました。此方は網元さん(現広漁業協同組合長さんかなぁ)が住んでいて、
しかも先進的な市立の小中一貫校が有る地域。
出典
少子化対応の学校統廃合を上手く小中一貫校として前向きに解決するとは、中々スマートですね~
因みに東京都港区にも公立の小中一貫校が、先進的な取り組みとして実施されています。それは2010年4月1日、港陽小学校と港陽中学校が港区立では初となる小中一貫教育校 お台場学園となって発足しています。
そちらの活動には、講師として参加させて頂きましたので、小中一貫校の先進性、有効性は実感しています。そんな小中一貫校をこの瀬戸内の漁村で見るとは思っても居ませんでした。素敵ですよね。
その小中一貫校校舎裏側の前の県道279号線。入江神社の前迄の左右に広い歩道が確保されている元市電通り… 入江神社の例祭では神輿の大回転も路上で出来る程の道幅…
とは異なり、此方は旧市街らしく辛うじてガードレールの無い歩道が片側に整備されているだけです。
ヨーキー君も流石に並走させる「着け」とは行きませんでした。
この県道と平行しての旧市街のメインストリート、多分旧道は小径ではなく普通の5m程度に拡幅されて居ましたが…
入江神社の参道の左右は地元のタクシー会社とその駐車場。
入江神社の例祭準備の時の参道とは異なり、静かな漁村の趣きが…
入江神社も静寂を保っています。
例祭の時の賑わいがウソの様…
正に祭りの後…
山車や神輿の並んだ神社本殿脇の境内も静寂そのもの…
そんな入江神社の裏にほ、正に水路の上に小径が残って居ました。
入江神社の真裏は趣のある古民家が並んでいます。街灯が見える位置は、元市電通りだった県道279号線。
旧市街にも水路を伴った小径が残って居ました。
海鼠(なまこ)壁が漁村らしい…
しかもデザイン的には細身の白線使いがセンス良い…
先進的な教育への取り組みとしての小中一貫校が有る位なので、地域の方々のセンスも良いのか…
なまこ壁は、雨水の侵入を防ぎ、火災から建物を守る目的で、蔵や民家の外壁に平瓦を貼り、その目地を漆喰で盛り上げて塗った工法です。目地が海の生き物である「なまこ」に似ていることからこの名前がつきました。
なまこ壁が造られるようになったのは、明治初期に養蚕が盛んになり、絹の輸出ブームで富を得た人々が火事にも強い建物を求めたことがきっかけです。また、林業や漁業の発達などにより豊かになった人々も競うようにしてなまこ壁造りの家を建てていきました。
なまこ壁は、防火、保温、防湿などの効果に優れ、風の強い海辺の地域に適した工法でした。その独特の美しさと有効性が、今改めて見直されています。
海鼠壁には御縁が有って、例えば伊豆松崎町のもの等印象に残って居ます。
広島だとの東広島西条酒蔵通りにも有りますよね。
閑話
今回の小径シリーズに傘かしげの話題を入れようとしたのですが… 事前調査で勉強不足だった事が判明。
傘かしげは、雨の日に細い道で行き違うときに、相手を濡らさないように傘を傾けるしぐさとして知られていますが、歴史研究家の原田実氏によると、江戸しぐさとして知られる傘かしげは「歴史偽造」であるとされています。
原田氏は、江戸しぐさについて「1980年代に発明され、以降新たな創作を加えて膨らんできたものである」と述べています。また、江戸では和傘が普及していなかったことや、浮世絵のように和傘はすぼめやすいことから、すれ違うときに特殊な「しぐさ」が必要だったのかという疑問も挙げています。
一方、江戸しぐさとして紹介されるマナーには、次のようなものもあります。
肩引き:狭い道ですれ違うときに、互いに肩をさっと後ろに引く
時泥棒:誰かの家を訪問する時には、アポイントメントをとって、きちんと時間を守って訪問する
こぶし腰浮かせ:乗り物の長椅子に座っている時に新しい乗客が来たら、こぶしで腰を浮かせて、詰めあう
詰まり、江戸しぐさとして知られる傘かしげは「歴史偽造」であるという説が有る様です。なのでこの話は避けました。
閑話休題
と言うことで、今回の旧市街の寄り道では小径は絶滅危惧種と言う感じでした。元市電通りを境に街の雰囲気が一変しているのが面白いですね。
つづく
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経緯
物理屋的には好物の
シンプルな指導のご紹介。
小学生でお尻を噛まれるというトラウマ。そこから望外のレベルで犬との生活を楽しめているというウレシイ実話。
しかも充分準備してのフルコースデビュー…
ネタバレですが…
お散歩成功の肝は生理現象を早目に始末して、ストレスを下げ、リードをフリーにできる時間を極大化せるコース選択をすれば良い
という事に気づきました…
今回は、始めての全くの未経験ルートを開拓した時に見た漁村の神社のお祭り準備の続編です。
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経緯詳細
広島県呉市広に旅行に行って来ました。
宜しければ此方から、1ヶ月程度の滞在の様子が楽しめます。
ヨークシャーテリアの10歳ぐらいかなぁ… 宿泊先の飼い犬で雄のわんちゃんと毎日散歩三昧。ざっくり8Km程度の距離のお散歩を楽しんで居ます。人生で自分から意思を持って飼った動物は小学生時代のザリガニ、カエル程度。どうも生物系は肌に合わず非生物系の方が…
あっ、勿論そもそも私自身が動物の雄で、その意味では同種の雌とか子どもには人並みに(人並以上か(笑))に興味は有りますのでご安心を…
今でこそ遺伝子工学とか分子生物学とか、生命科学全般に大いに興味が有ります。これもまぁザックリした形態から私が生まれる直前に発見された遺伝子… 分子レベルへそしてそれを超えた物理屋的に馴染みのある世界へとどんどん精力的な研究成果によって精緻な理解が進んでいます。そのことで私にとっては身近な存在になってきました。
小学校低学年で祖父の他界を経験し、そこからその対極としての生(生命)、そもそもこの自分という意識は何処から来るのかを研究したいと思った時期も有りました。高校生時代だったので、脳神経分野の医学部経由で研究したいと思ったことも有りました。今思えば、現在最先端の研究が進んで居る人工知能、生命科学、不老不死などの分野を統合した世界を私は目指していたのでした。奇しくもサラリーマンとして多くの時間を賭したIT技術の進歩がその進歩に大きく寄与したという感じです。
また、大学生時代、理工学部の大学生活協同組合の書籍部に英文の原書を和訳した確か生命漂流、生命は宇宙から来た… というソフトカバーの本にたまたま出会いました。正に形態を超えた生命科学と宇宙が繋がっているという意味で、ぼんやり思っていた事が繫がって、その論理的構成が整理できたのでした。
そんな背景で、今目の前に居る、8Kmの散歩での疲れと帰宅後の食事で安眠を貪る幸せそうな(多分)ヨークシャーテリアを生物学的な存在としての1個体として眺めています。
素直に可愛い…
動物は押し並べて可愛いのですが、年金生活になって心が解放されて… やっと心からそんな気持ちを楽しめるゆとりが生まれてきました。
お世話になっている宿泊先のわんちゃんとのコミュニケーション練習とお散歩デビュー。長期滞在なのでお世話になるヨーキーとは素直に仲良くしたい。幸い吾妹の飼っていたと品種は同じヨークシャーテリア。ネスミに見立てたおもちゃにじゃれつく姿に
素直に彼の野生を感じました。
野生は感じられるとは言え、飼い主さんは子どもの頃から早朝から深夜迄厩舎で馬の世話までしての障害馬術、総合馬術、馬場馬術オールマイティの方なのでリード捌き1つ取っても凄い方。…まぁ一言二言アドバイスを頂いただけでしたが、それで初心者の犬の散歩には充分でした。
主従関係
メリハリ
後は物理屋的に普通に考えて接するだけ…
至言。
これがこの連作の肝。
基本的な指示
(リードは短く持つ)
待て 全ての動作をその場で停止
着け 短くリードを持って横に並走
お座り 前足はたててお尻を落として着座
良し 自由に行動 (此時だけはリードを伸ばす)
シッ 叱責(人差し指と中指を2本真っ直ぐ伸ばして)
こんな感じでシンプルに…
いよいよお散歩デビュー。段階を踏んて先ずは川沿いのショートコースから。言われた通りリードを極端に短くしてのお散歩スタートでした。待て、着け、お座り、良しは軽くクリア。
お次はハーフコースの別ルート。広島県呉市広と言えば海軍航空工廠。海側方面デビュー。お散歩が嬉しくて大興奮祭り状態のヨーキー君。勝手に独走したがることこの上も無く、教えられた主従関係キープに苦戦するも… リードを極端に短くして対応。
もう一つのアドバイス
メリハリ
これが功奏。
マーキングは差し障り無い街路樹迄。
電信柱、道路標識、ガードレール、その他の人工的構造物全般はマーキングはさせない
街路樹中心にマーキングを許し、脱糞も含めた生理現象も一通り済ませると…このルールが理解して貰えたのか、或いは生理現象が収まって来たのか… 兎も角以降は、そんなこんなで前回の河川沿いのショートコースと同様の安定感に戻りました。そして広海軍航空工廠跡地の対岸到着。此処で数分景色を眺めつつの歩みを止めて立ち尽くし… 戦争と平和に思いを馳せつつ一休み。何となく目的達成した感じでした。
そしていよいよフルコース。折角ハーフコース成功したので… 手堅くそれをストレッチしてのフルコース。
生理現象もスタート直後に始末し、ヨーキー君も安定したメンタル。やることやっちゃえば良いだけの事。運動も足りて、マーキングも存分。ストレスも解放されたのかすっかり落ち着いて、快適な散歩。緻密な前準備のお陰で呆気なく完遂。
そして私なりの極意の実践。
お散歩成功の肝は生理現象を早目に始末して、ストレスを下げ、リードをフリーにできる時間を極大化せるコース選択をすれば良い
という事に気づきました…
フルコース漁港/臨海公園 〜広海軍航空工廠跡地脇を抜けての瀬戸内の景色
出発前に食事を摂る
そうしたら宿泊先を出て少し行った大通りの並木、最初から数本マーキングする迄には脱糞。これでヨーキー君の生理的欲求は略満たされて、以降は快適なお散歩が楽しめたのでした。
その帰り道… 何とも瀬戸内ならでは感のある“入江”神社と言う名前の漁村の鎮守様の例祭の準備風景に出会いました。
そして翌日。呉市広からの往路…ヨーキー君とのお散歩イベントのお陰で… タイミング良く例祭の1つの見所に見事居合わす事ができたと言う幸せ…
運と勘としつこさの人生
何と帰り道にも何と… ネタバレですが町内を一回りした神輿の大回転をヨーキー君と一緒に見物。
そのタイミングを正にヨーキー君が作ってくれた…
ヨーキー君との散歩も楽勝モードになり、やっと旅先の街並みを楽しめ余裕が… ヨーキー君との小径探索と言うお話。
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