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粋な計らい フラメンコの為にエリート人事部を退職した方がキッカケ 海外旅行·海外出張の小ネタ マドリード スペイン ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること
【海外担当に】
鉄鋼会社研究所から始まった社会人人生、10年目で辿り着いたセールス&マーケティングの仕事は、私が駐在した米国の提携先ベンチャーから始まりました。そこが定形作業に落ち着くと欧州も担当し年の半分は欧州に。
【憧れの総合企画部に】
総合企画職に憧れそれに向けて着々と地歩(じぶ)も固めていました。しかも友人の推薦で運良く総合企画部が開催する社内MBA取得者向けの組織に参加できました。
【やはり私企業に入って良かった】
そこではMBAのケーススタディを企業内の実案件に対して行い、実践的な経営者としての素養を身につける活動をしていました。驚くような内部資料を使った検討会でした。これもインサイダーならではの凄い経験でした。この経験は、後に経営者となった時に遺憾なく活かされました。
その辺りはこちらも楽しんでみて頂ければ幸いです。
【人事部をやめて単身フラメンコスペインヘ行った方】
その社内MBAの人事側のスタッフの女性フラメンコを学ばれていました。鉄鋼会社の人事部といえばエリート中のエリート。にもかかわらず大胆にも
退社して単身スペインヘ
それ程なのか。フラメンコという芸術は。
私はとても驚き印象に深く残りました。
フラメンコについては以下をご覧下さい。
【欧州担当故に巡ってきたチャンス】
その時が来たのです。
運と勘としつこさの人生
スペインの販売協力会社の本社がマドリードに有りました。金曜日1日の予定でのマーケティング会議。週末に移動なので時間的余裕が有りました。流石ヨーロッパ。金曜日の会議は早めに終わりました。
チャンス。
ホテルで有名店の予約をお願いしましたが、金曜日、しかも夕方なので満席。予約は当然取れず。
狙ったのは有名店 コラール・デ・ラ・モレリア
無理だと思うけどやるならキャンセル待ちしかない
と無計画さに呆れられつつ、行けそうな気がすると感じ兎も角現地へ。
「キャンセル待ち数件あるから難しいね。
次回からは予約入れてね。」
と軽くあしらわれつつも舞台裏の廊下の丸椅子で待機。
そこからでも歌と音楽と舞台の床を叩く靴の音が聞こえてきました。これも一興。
小1時間経ったでしょうか。幕間に
「キャンセル入ってないけど1番良い席空いてるから入って良いよ。来ないと思うけど来たら空けてね。」
粋な計らいに感謝。
と女性のフロアスタッフさんが優しくかぶりつきの2人席に案内して下さいました。ワインと食事を頼み鑑賞開始。初めは結構騒がしいのですが、次第に舞台に引き込まれ雑音は無くなって行きました。
美しい。最高の時間でした。
(肉料理も美味しい。ビールにワインもボトル一本も。)
結局、予約した方は現れず、最高の席でフラメンコを堪能できました。
運と勘としつこさが切り開いた時空でした。
(ねぇ。この表現って物理屋っぽくて良くない⤴(今風に))
お粗末。
蛇足
因みにこんな海外エピソードも
他にも色々なネタ書いて有ります。