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内省からの未来志向
U理論とは
VUCA時代と呼ばれる時代ですので、ビジネスを取り巻く環境は急速に変化し、予測不可能な状況が当たり前になっています。従来の延長線上での思考では、こうした変化に対応することは難しくなっています。
U理論とは、イノベーションを生み出すための原理と実践手法を示した理論です。U理論を導入することでイノベーションや創造的な問題解決が生まれるようになります。
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U理論の7つのステップ
U理論は、「U」の文字のように次のように進めます。
Uの谷を下る
ひたすらに自己を観察して、過去の思考を手放していく
Uの谷
内省して自分の源となる世界を知り、迎え入れる準備をする
Uの谷を上る
直感をつかみ取り、行動に移す
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そして、U理論では、7つのステップがあります。
ステップ1.ダウンローディング(Downloading)
過去の思い込みや偏見を手放す
実践方法:マインドフルネス、自分の考えや感情を書き出す
ステップ2.観る(Seeing)
現在の瞬間をありのままに観察する
実践方法:内省する、出来事をありのままに観察する
ステップ3.感じ取る(Sensing)
未来の可能性を探求する
実践方法:ブレインストーミング、マインドマップ
ステップ4.プレゼンシング(Presensing)
現在の瞬間に意識を集中し、深い洞察を得る
実践方法:本質を見抜く、直感や閃きを得る
ステップ5.結晶化(Crystalizing)
アイデアを具体化し、形にする
実践方法:アイデアを書き出す、メリット・デメリットを比較
ステップ6.プロトタイピング(Prototyping)
アイデアを試し、改善していく
実践方法:簡単な試作品を作る、フィードバックをもらう
ステップ7.実践(Performing)
描いたアイデア・ビジョンを実践する
そして、この「U」の字のステップを繰り返していくことが重要となります。
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U理論の活用
U理論が、特に活用できるのは、複雑な課題や予測不可能な変化に直面しているときです。同じ動きをより早く、正確にというような場面ではなく、予想もしない変化や大きな変革が必要なときに活用できます。
1.従来の思考では解決できない問題
過去の延長線上に解決策が見つからない課題
関係者間の対立や意見の相違が激しい問題
不確実性が高く、変化の激しい状況
2.イノベーションの創出
新しい商品やサービスの開発
既存のビジネスモデルの変革
業界の枠を超えた新しい価値の創造
3.組織の変革
企業文化の変革
リーダーシップの強化
チームワークの向上
4.個人の成長
自己理解を深め、潜在能力を引き出す
より創造的になる
より良い人間関係を築く
内省からの未来志向
毎年、予測不能なことが起こったせいで「うまくいかない」とか、「いろんなことに挑戦しよう!」と思いながらも、様々な挑戦ができずにいたりすることがあると思います。
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そういう時は、「U理論」を使って、一旦立ち止まり、内省しUの谷まで進め、新たな取り組みに向かうことが重要となります。「U理論」を使って、内省から未来志向へ向かいましょう!!