#映画
映画「極道の妻たち 最後の戦い」感想文
何でしょう。顔面が凶器で兵器で芸術品の岩下志麻さんに頼りきりではないでしょうか、と言いたくなるほど、ストーリーがイマイチでした。というより、スロー。
これまでのシリーズ全出演中のかたせ梨乃さんは、今回は既に鬼籍に入った組長の妻で気合いの入った女性を熱演。
キャラとしては少しあさはかなところがありましたが、そこも極妻らしい味付けとして定番化されているような気さえします。
若かりし頃の石田ゆり子さ
映画「極道の妻たち 三代目姐」感想文
BS松竹東急の極妻特集シリーズ第3弾。
今回の姐さん役は三田佳子さんです。何と元タカラジェンヌという設定。
坂西組組長の妻である葉月(三田佳子)は、病気の夫がもう余命いくばくもない事を知る。
そんななか、舎弟の赤松(萩原健一※ショーケン)が刑期を終え出所。久しぶりに組へ戻った赤松はライバルである寺田(成田三樹夫)から時代の変化を語られ、居心地の悪さを感じ仲違いをする。
同じ頃、浮気性の夫の局部
大阪韓国映画祭 韓国映画「父親叫喚」感想文
女子大生のトイルは家庭教師のバイトをしている。生徒の男子高校生ホヨンは習っている詩をアレンジしてトイルへ愛を告白。トイルはホヨンにキスをする。コンドームが無い事を理由にホヨンはトイルとのセックスを諦める。二人は穏やかな抱擁の時間を送ろうとするが、トイルは我慢が出来なかった。
5ヶ月後、トイルのお腹は膨らみ、二人はそれぞれの両親に結婚とこれからの人生について報告する。明るく楽観的なホヨンの両親は歓迎
韓国映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」
1980年韓国。タクシー運転手のキム・マンソプは幼い娘との二人暮らし。生活は苦しく、大家からの風当たりも強い。ある日、マンソプは他の運転手がドイツ人記者をソウルから光州まで乗せていく話を耳にする。報酬の高さに目をつけたマンソプは、機転を利かせてその仕事を横取りする。ドイツ人記者を乗せ、ご満悦のマンソプだが二人は言葉が通じない。奇妙なやり取りを重ねながら二人は光州へ向かうが、現地へ着くとそこには殺伐
もっとみる韓国映画「金子文子と朴烈」感想文
大正末期。二十歳のアナーキスト金子文子は、ある雑誌に掲載されていた「犬ころ」という詩に感銘を受ける。
作者は、朴烈という朝鮮から来た青年だった。
文子は朴烈を訪ね、自分もアナーキストであることを告げ、同居を提案する。
「犬ころ」を読んで朴烈を訪ねてきた女は文子で8人目だった。
朴烈はつれなくするが、朝鮮人差別をする日本人に向かって本気で怒り暴れる文子を見て、心惹かれていく。
同居を開始してしばらく
韓国映画「コインロッカーの女」感想文
コインロッカーに捨てられた少女はホームレスとして駅の中で育つ。
やがて、裏社会で生きる「母さん」(キム・ヘス)と出会い、1度捨てられるものの自力で戻り、組織の中で凶暴な少女イリョン(キム・ゴウン)として働き始める。
イリョンは借金の回収をするために、顧客のもとを訪れ、そこでその息子(パク・ボゴム)と出会う。
屈託のない笑顔で無邪気に応じる彼にイリョンは好感を持つ。
イリョンが激しい追い込みかけない