映画「新 極道の妻たち 覚悟しいや」感想文
舞台を愛知県に移した第6弾では一気に昭和の東映色が強くなっています。
組長役の梅宮辰夫の登場で。
また、第5弾よりさらに暴対法の影響が濃くなってきています。
濃くなったのは世相だけではなく、岩下志麻さんの存在感もさらに。
その岩下志麻さんが「姐さん」と呼ぶのが加賀まりこ。明らかに貫禄は岩下志麻さんの勝ちです。
今回は梅宮辰夫を始め、北大路欣也、中尾彬などおじさまたちがそのぽってりとしたボディを披露。
どういうことなのでしょうか。
しかし、今日日脱ぐ仕事のある俳優さんがやたらめったら鍛え抜かれたボディをこれでもかと晒すなか、突然突きつけられた御三方のありのままの姿は説得力以外何者でも有りませんでした。
色々あって岩下志麻さん演じる姐さんが収監され、お務めを終えたあとに香港で遊ぶのですが、その時に北大路欣也を一晩買うのには何の共感も持てず自分の未熟さと向き合うはめに。
それは置いといて、最近俳優としても復帰した成田昭次さんのあどけない顔と芝居がフレッシュでした。第3弾に出演していたショーケンぽさを感じます。
あのまま芸能活動を続けていれば、ショーケンのような存在感を放っていたかもしれないな、なんて思いました。今は音楽活動が主ですよね。
ところで私が気付いただけで第2弾から今回の第6弾までずっとキムラ緑子さんが木村緑子としてちょい役で出続けています。
今の方が美しいキムラ緑子さん。あと、第5弾に引き続き山村紅葉さんも。
このまま、キムラ緑子さんがどこまで出続けるのかをカウントしていきたいところですが、しばらくBS松竹東急では極妻放送は無いようです。次回の放送を忘れないようにしなければ。特に「惚れたら地獄」は他の作品とは違う雰囲気で面白いそうなので見逃せません。
ここまでで今のところ、第1弾と第2弾が好きですね。第1弾は五社英雄作品特有のながーいキャットファイトが見どころでしたが、文芸作品としては第2弾が素敵だったなと思います。
さて、小休憩。