KiliKiliVilla Official

KiliKiliVillaというインディー・レーベルが主催するWEBマガジンで公開された記事を掲載してます。

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マガジン

  • KKV Neighborhood

    KKV Neighbourhood『Talkin bout MoshPit & DanceFloor & Living』はライブやパーティーのフロアで感じたこと、心が動かされた音、映像、文章、日々の感想などをキリキリヴィラの友人たちやライターに自由に書いてもらう場所にしたいと思います。レビューやインタビューを中心に、毎週ひとつは何かしらの記事を更新します。

最近の記事

ロリータ18号インタビュー

KKV Neighborhood #232 Interview - 2024.11.12 インタビュー、構成 内山ふみ 2024年にバンド結成35周年を迎えたロリータ18号。 バンドの夢でもあった日比谷野外大音楽堂でのワンマンライヴを11月24日(日)に控え、クラウドファンディングに初チャレンジするもバンドを待ち受けていたのは茨だらけの道だった。そこで諦めるほどヤワではないにしろ、石坂マサヨ(うた)と吉村由加(ドラム)の御二方に現在の状況をじっくり訊いてみた。 石坂マサヨ

    • Galaxie 500『Uncollected Noise New York ’88 - ‘90』 バンドが孤独の表現を研ぎ澄ませる過程を捉えた貴重なアンソロジー by 管梓(エイプリルブルー)

      KKV Neighborhood #231Disc Review - 2024.10.31 Galaxie 500『Uncollected Noise New York ’88 - ‘90』 by 管梓(エイプリルブルー)  深いリバーブのもやが立ち込めるなか、剥き出しの無防備すぎる歌声が日常の孤独や悲しみを吐露し、その裏でベースが簡素でありながら気品のあるカウンターメロディを添え、ドラムが平熱と高揚を行き来するダイナミクスを演出する……。Galaxie 500の音楽は万人

      • MEGA X『FROM THE OUTSIDE』 さあ、MEGA Xのセカンド・アルバムだ! by 中上マサオ (Target Earth)

        KKV Neighborhood #230 Disc Review - 2024.10.24 MEGA X『FROM THE OUTSIDE』by 中上マサオ(Target Earth) 2022年、僕はKKVのページに彼らの1stアルバムについてのレビューを書いた。  その後、このセカンドでバンドはどのような変化を遂げたのか?というのをまたレビューする機会をもらったので書いてみたい。  2021〜2022年頃はコロナ開け(正確には規制開けか)の開放感もありライブハウス

        • Galaxie 500と私 by 正山千夏(sugar plant)

          KKV Neighborhood #229 Column - 2024.10.18 Galaxie 500と私 by 正山千夏 30年以上昔の、シュガープラント結成前夜。私たちが大好きなバンドの一つにGalaxie500がありました。ナオミ・ヤンのベースラインにシビれ、やけっぱちで歌ってるみたいなのになぜか響くディーンの歌と、エモーショナルかつハイセンスなデーモンのドラムに、心奪われていました。そして、抱える闇と無力さを隠そうともしないバンドの世界観に。 アルバム「On

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        • KKV Neighborhood
          209本

        記事

          HYPER GAL 『AFTER IMAGE』 - 簡単には言語化されないノージャンルな音 - by 長谷川文彦

          KKV Neighborhood #228 Disc Review - 2024.10.7 HYPER GAL 『AFTER IMAGE』by 長谷川文彦 関西を拠点にする二人組ユニット HYPER GALの3枚目のアルバムが出た。昨年配信のみでリリースした曲「Ghost」(このアルバムにも収録)がよかったのでアルバムが出るのを楽しみにしていたのだ。 冒頭、意表を突く感じでブラスの音で始まる。あれれ、こんな展開は初めてだと少しびっくりしつつも、しばらくするといつものHYP

          HYPER GAL 『AFTER IMAGE』 - 簡単には言語化されないノージャンルな音 - by 長谷川文彦

          CLUB Que30周年Jockeys Homecoming!によせて~90年代のDJイベントの思い出~by 与田太郎

          KKV Neighborhood #227 Column - 2024.8.16 CLUB Que30周年Jockeys Homecoming!によせて~90年代のDJイベントの思い出~by 与田太郎 今年下北沢CLUB Queは30周年を迎える。僕は1994年のオープンから本当にお世話になった。数々の企画やイベントをやらせてもらったが、その多くがなかなか集客の厳しいものだった。それでもそれぞれの企画には自分なりの意味があったり、後につながる実験的なものだったりと思い出深い

          CLUB Que30周年Jockeys Homecoming!によせて~90年代のDJイベントの思い出~by 与田太郎

          Have a Nice Day! ONEMAN SHOW “STORM” 11th July 2024 at clubasia Live Review by 与田太郎

          KKV Neighborhood #226 Live Review - 2024.7.23 Have a Nice Day! Live 11th July 2024 at Club Asia Live Review by 与田太郎 All Photos by Morooka Manabu Have a Nice Day!が帰ってきた。と言っても彼らの活動が止まっていたわけでもなく、どこかへ行っていたわけでもないのだけれど。2022年6月の代官山UNITから始まったワンマンか

          Have a Nice Day! ONEMAN SHOW “STORM” 11th July 2024 at clubasia Live Review by 与田太郎

          FOUR TOMORROWインタビュー後編

          KKV Neighborhood #225 Interview - 2024.7.18 インタビュー、構成 林さやか 2024年7月、FOUR TOMORROWが15年ぶりとなる単独音源をリリースする。結成25年。結成からコンスタントに活動をしてきたが、ギターのヤマオカの海外赴任のため9年間の実質的な活動休止を経て、2023年帰国とともに活動を再開し、現在は再び精力的に活動している。今回、盟友でもある安孫子氏の声かけにより、配信及び7インチでのリリースとなった。 リリースに

          FOUR TOMORROWインタビュー後編

          FOUR TOMORROWインタビュー中編

          KKV Neighborhood #224 Interview - 2024.7.16 インタビュー、構成 林さやか 2024年7月、FOUR TOMORROWが15年ぶりとなる単独音源をリリースする。結成25年。結成からコンスタントに活動をしてきたが、ギターのヤマオカの海外赴任のため9年間の実質的な活動休止を経て、2023年帰国とともに活動を再開し、現在は再び精力的に活動している。今回、盟友でもある安孫子氏の声かけにより、配信及び7インチでのリリースとなった。 リリースに

          FOUR TOMORROWインタビュー中編

          Tony Jay来日直前インタビュー

          KKV Neighborhood #223 Interview - 2024.7.11 Tony Jay インタビュー by 与田太郎 トニー・ジェイとは、エイプリルマガジンの元ドラマーで、現在はフラワータウン、シンディ、サッド・アイド・ビートニクスのメンバーであるサンフランシスコ出身のマイケル・ラモスのソロ・プロジェクトである。トニー・ジェイは2006年にレコーディングを開始し、2017年にライブバンドを加え、多くのデジタルEP、数枚のカセット、2枚のレコードをリリースし

          Tony Jay来日直前インタビュー

          FOUR TOMORROWインタビュー前編

          KKV Neighborhood #222 Interview - 2024.7.10 インタビュー、構成 林さやか 2024年7月、FOUR TOMORROWが15年ぶりとなる単独音源をリリースする。結成25年。結成からコンスタントに活動をしてきたが、ギターのヤマオカの海外赴任のため9年間の実質的な活動休止を経て、2023年帰国とともに活動を再開し、現在は再び精力的に活動している。今回、盟友でもある安孫子氏の声かけにより、配信及び7インチでのリリースとなった。 リリース

          FOUR TOMORROWインタビュー前編

          twikipedia 『for the rest of your life』 Parannoulからの影響。ブラジリアン・ハイパーポップ・アーティストによる宅録 INDIE EMO by Kent Mizushima (to'morrow records)

          KKV Neighborhood #221 Disc Review - 2024.7.9 twikipedia 『for the rest of your life』 by Kent Mizushima (to'morrow records) 〈Soundcloud〉から誕生したエモラップやハイパーポップのシーンはパンデミックで家に拘束される時間が増え、DTM人口の増加により一番盛り上がったシーンの一つと言って間違いないだろう。100 gecsとはまた別のアプローチでハイパ

          twikipedia 『for the rest of your life』 Parannoulからの影響。ブラジリアン・ハイパーポップ・アーティストによる宅録 INDIE EMO by Kent Mizushima (to'morrow records)

          DRAHLA 『ANGELTAPE』 フィジカルで持っていたい一級品のアルバム by 長谷川文彦

          KKV Neighborhood #220 Disc Review - 2024.6.18 DRAHLA 『ANGELTAPE』 review by 長谷川文彦 海の向こうではもうCDはあまり作られていないのだろう。輸入盤だと、たとえ新譜を事前に予約しても発売日にはなかなか入ってこない。日本でも洋楽のCDはもうそれほど売れていないだろうから、お店も確実に売れるもの以外は仕入れない。日本盤が出ないマイナーなバンドのCDを手に入れるのはもうあきらめた方がいいののだ。そんな話は今

          DRAHLA 『ANGELTAPE』 フィジカルで持っていたい一級品のアルバム by 長谷川文彦

          株式会社ミュージックマイン30周年 代表取締役社長CEO 天野秀起インタビュー

          KKV Neighborhood #219 Interview - 2024.6.8 取材・文=TAXIM 取材協力=東京・渋谷Yinega 同席者=与田太郎(KiliKiliVilla)、小林弘幸(ミュージックマインA&R) 山崎ごう(ミュージックマインA&R) 1990年代から2000年代、国内ミュージックシーンにおいて、既存の音楽ジャンルをいち早くトランスさせていたレーベルの代表、それがミュージックマインであることに誰も異論はないだろう。 90年代というポストバブルと

          株式会社ミュージックマイン30周年 代表取締役社長CEO 天野秀起インタビュー

          TORR -ここはかつてのシカゴじゃない、東京の今だ- by 長谷川文彦

          KKV Neighborhood #218 review - 2024.5.8 TORR review by 長谷川文彦 ネットを徘徊していておもしろそうなバンドに出会うというのは至福の時である。TORR(トルと読む)というバンドのことを知ったのは昨年の12月ぐらいだ。Xのタイムラインを眺めていたら、ソニック・ユースやスワンズを引き合いに出して彼らを紹介するポストが目に留まってピンと来た。チェックすると音源がいくつか出ていたのでまずは手に入るCDを購入。こういうことはすぐや

          TORR -ここはかつてのシカゴじゃない、東京の今だ- by 長谷川文彦

          Mak! garc!aインタビュー 「ニッチ、フレッシュ、サイケデリック」

          KKV Neighborhood #217 Interview - 2024.5.2 interview / text / edit:木村直大 Mak! garc!a(以下Mak!)という切り絵作家がいる。今日日切り絵とは、実にニッチである。切り絵を使った映像作品や切り絵とOHPを組み合わせたVJも行っている。益々ニッチである。ニッチの3乗くらいである。考えてみたら、自分の人生で切り絵を観たり、ましてや切ったりしたことある経験なんて数えるほどしかない。いや、切ったことなんて

          Mak! garc!aインタビュー 「ニッチ、フレッシュ、サイケデリック」