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KKV Neighborhood

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KKV Neighbourhood『Talkin bout MoshPit & DanceFloor & Living』はライブやパーティーのフロアで感じたこと、心が動かされた音…
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記事一覧

Boris North American Tour 2024 “Amplifier Worship Service" ツアーレポート

KKV Neighborhood #237 Tour Report - 2025.1.22 Text & Color Photos by SMASH YOUR FACE Vocal-Nanchang All B&W Photos by Rob Coon  どうも!SMASH YOUR FACEのNanです。 昨年、BorisのUSツアーに数日間同行する機会がありツアーレポを書きました。  BorisのメンバーAtsuoには僕自身のバンドのプロデュースを手伝ってもらっているこ

ヤング・パーソンズ・ガイド、というほどのものでもないハナタラシに関する記憶の断片 by 長谷川文彦

KKV Neighborhood #236 Column - 2025.1.6 ヤング・パーソンズ・ガイド、というほどのものでもないハナタラシに関する記憶の断片 by 長谷川文彦  去年の話になるが、山本精一がボアダムスが再始動して自分も呼ばれているみたいなことを言ったらしく(Xで見かけた情報だけど、ソースが見つからないので記憶で書いています)、ボアダムスが始動するのかとざわついた。バンドの形態からボアダムスが離れてから山本精一は参加していなくて、「今回は呼ばれた」というこ

D'f 『D'f』 ー1986年と1987年の思い出ー by 与田太郎

KKV Neighborhood #235 Disc Review - 2024.12.19 D'f 『D'f』 by 与田太郎 資料提供 by 長谷川文彦 2014年の12月に最初のリリースをしたキリキリヴィラは、今月で10周年を終え11年目を迎える。応援してくれた皆さん、アーティスト各位、手伝ってくれた皆さんありがとうございました。2020年の夏にスタートしたKKV Neighborhoodも4年半経ちました、読んでくれた皆さん、執筆者の皆さんありがとうございました。

MEGA X 2nd Album 『FROM THE OUTSIDE』インタビュー後編

KKV Neighborhood #234 Interview - 2024.12.18 聞き手 スガナミユウ 2024年11月6日にリリースされたMEGA Xの2nd Album 『FROM THE OUTSIDE』について、メンバーインタビューを行いました。大きな進化を遂げた2ndアルバムの全容に迫るインタビューを前編、後編でお届けします。 前編はこちら https://note.com/kkvofficial/n/n0882306cae27 ーじゃあB面に行きます

MEGA X 2nd Album 『FROM THE OUTSIDE』インタビュー前編

KKV Neighborhood #233 Interview - 2024.12.13 聞き手 スガナミユウ 2024年12月6日にリリースされたMEGA Xの2nd Album 『FROM THE OUTSIDE』について、メンバーインタビュー行いました。大きな進化を遂げた2ndアルバムの全容に迫るインタビューを前編、後編でお届けします。 ーじゃあインタビューを始めていきます、宜しくお願いします。まずはそれぞれ自己紹介をお願いします。 なつみジョイナス (以下なつみ

ロリータ18号インタビュー

KKV Neighborhood #232 Interview - 2024.11.12 インタビュー、構成 内山ふみ 2024年にバンド結成35周年を迎えたロリータ18号。 バンドの夢でもあった日比谷野外大音楽堂でのワンマンライヴを11月24日(日)に控え、クラウドファンディングに初チャレンジするもバンドを待ち受けていたのは茨だらけの道だった。そこで諦めるほどヤワではないにしろ、石坂マサヨ(うた)と吉村由加(ドラム)の御二方に現在の状況をじっくり訊いてみた。 石坂マサヨ

Galaxie 500『Uncollected Noise New York ’88 - ‘90』 バンドが孤独の表現を研ぎ澄ませる過程を捉えた貴重なアンソロジー by 管梓(エイプリルブルー)

KKV Neighborhood #231Disc Review - 2024.10.31 Galaxie 500『Uncollected Noise New York ’88 - ‘90』 by 管梓(エイプリルブルー)  深いリバーブのもやが立ち込めるなか、剥き出しの無防備すぎる歌声が日常の孤独や悲しみを吐露し、その裏でベースが簡素でありながら気品のあるカウンターメロディを添え、ドラムが平熱と高揚を行き来するダイナミクスを演出する……。Galaxie 500の音楽は万人

MEGA X『FROM THE OUTSIDE』 さあ、MEGA Xのセカンド・アルバムだ! by 中上マサオ (Target Earth)

KKV Neighborhood #230 Disc Review - 2024.10.24 MEGA X『FROM THE OUTSIDE』by 中上マサオ(Target Earth) 2022年、僕はKKVのページに彼らの1stアルバムについてのレビューを書いた。  その後、このセカンドでバンドはどのような変化を遂げたのか?というのをまたレビューする機会をもらったので書いてみたい。  2021〜2022年頃はコロナ開け(正確には規制開けか)の開放感もありライブハウス

Galaxie 500と私 by 正山千夏(sugar plant)

KKV Neighborhood #229 Column - 2024.10.18 Galaxie 500と私 by 正山千夏 30年以上昔の、シュガープラント結成前夜。私たちが大好きなバンドの一つにGalaxie500がありました。ナオミ・ヤンのベースラインにシビれ、やけっぱちで歌ってるみたいなのになぜか響くディーンの歌と、エモーショナルかつハイセンスなデーモンのドラムに、心奪われていました。そして、抱える闇と無力さを隠そうともしないバンドの世界観に。 アルバム「On

HYPER GAL 『AFTER IMAGE』 - 簡単には言語化されないノージャンルな音 - by 長谷川文彦

KKV Neighborhood #228 Disc Review - 2024.10.7 HYPER GAL 『AFTER IMAGE』by 長谷川文彦 関西を拠点にする二人組ユニット HYPER GALの3枚目のアルバムが出た。昨年配信のみでリリースした曲「Ghost」(このアルバムにも収録)がよかったのでアルバムが出るのを楽しみにしていたのだ。 冒頭、意表を突く感じでブラスの音で始まる。あれれ、こんな展開は初めてだと少しびっくりしつつも、しばらくするといつものHYP

CLUB Que30周年Jockeys Homecoming!によせて~90年代のDJイベントの思い出~by 与田太郎

KKV Neighborhood #227 Column - 2024.8.16 CLUB Que30周年Jockeys Homecoming!によせて~90年代のDJイベントの思い出~by 与田太郎 今年下北沢CLUB Queは30周年を迎える。僕は1994年のオープンから本当にお世話になった。数々の企画やイベントをやらせてもらったが、その多くがなかなか集客の厳しいものだった。それでもそれぞれの企画には自分なりの意味があったり、後につながる実験的なものだったりと思い出深い

Have a Nice Day! ONEMAN SHOW “STORM” 11th July 2024 at clubasia Live Review by 与田太郎

KKV Neighborhood #226 Live Review - 2024.7.23 Have a Nice Day! Live 11th July 2024 at Club Asia Live Review by 与田太郎 All Photos by Morooka Manabu Have a Nice Day!が帰ってきた。と言っても彼らの活動が止まっていたわけでもなく、どこかへ行っていたわけでもないのだけれど。2022年6月の代官山UNITから始まったワンマンか

FOUR TOMORROWインタビュー後編

KKV Neighborhood #225 Interview - 2024.7.18 インタビュー、構成 林さやか 2024年7月、FOUR TOMORROWが15年ぶりとなる単独音源をリリースする。結成25年。結成からコンスタントに活動をしてきたが、ギターのヤマオカの海外赴任のため9年間の実質的な活動休止を経て、2023年帰国とともに活動を再開し、現在は再び精力的に活動している。今回、盟友でもある安孫子氏の声かけにより、配信及び7インチでのリリースとなった。 リリースに

FOUR TOMORROWインタビュー中編

KKV Neighborhood #224 Interview - 2024.7.16 インタビュー、構成 林さやか 2024年7月、FOUR TOMORROWが15年ぶりとなる単独音源をリリースする。結成25年。結成からコンスタントに活動をしてきたが、ギターのヤマオカの海外赴任のため9年間の実質的な活動休止を経て、2023年帰国とともに活動を再開し、現在は再び精力的に活動している。今回、盟友でもある安孫子氏の声かけにより、配信及び7インチでのリリースとなった。 リリースに