見出し画像

古くて新しい&くらしに影響をあたえた本。

あけましておめでとうごさいます。
ことしもよろしくおねがい致します☺️
つとめてのんびり過ごしてます。
あたりまえは有り難い。胸に留めてゆきます。

もっと先になるんじゃないかなと予想していた
2025初note。すんごい早くやってきた。
お天気もよく、青い空が見えるリビングで、
ゆるゆる書いてます。


「書物」などという壮大すぎるくくりでいえば、それこそ1000年以上前からあったんだろうけど、
そこまではいかない、わたしが途中参加した昭和に生まれた作品にも、今の価値観にも通ずるものはたくさんある。というか、「これがそんな時代に書かれていたのか!」
と、感銘を受けたもの。

「乃里子三部作」とも呼ばれる連作。
想う人には想われず、強い誘い方に惹かれた相手と
一緒に生きる道を選ぶ主人公。
その先に見えた道とは。
個人的に「言い寄る」ってタイトルは秀逸すぎる。
これらも敬愛する田辺聖子さん作品。ほんの一部。
仕事と恋愛のバランス。結婚のタイミング。
伴侶となった相手の家族との関係。
女性の生き方や男女間の感覚の違い
作中の会話の妙に、感嘆せずにいられない。


内容に、触れ過ぎないように、でも少し「わかってほしい!」「この思い伝わって!」と、書く文章は
ほんと書き方に悩む。。

獅子文六さんから2冊。 
「コーヒーと恋愛」は「可否道」から改題されたもの。
コーヒーを美味しく淹れることに抜群の才がある、女優である主人公と長きにわたる付き合いの恋人との関係を中心に描かれる。読んでると頭に広がる映像にかなりリアリティがあった。「悦ちゃん」昭和11年の新聞連載小説。父親のいろいろに奔走するえっちゃんの姿。テンポが小気味良い!

番外編的に。もうすこし時代は今に近づく。宮本輝さん。
「青が散る」と「春の夢」は、文字通り「青春の光と影」
若さのみずみずしさとはかなさが胸に迫ってくる。
偶然にも、私自身が大学生の時に読んだので
苦しくなるほどの心理描写に圧倒された。
「錦繍」タネアカシをしたくない
とにかく興味を持たれたら読んでみて下さい。 


つぎに、わたしの、「くらし」への考え方。
日々への向かい方に大きく影響をあたえてくれた
作品たち。本はなんだって、いつだって何かのヒントや新しい世界をみせてくれるものだけど、
作品に触れた直後から、そのチカラを感じるものと、あとあとになって「!!」となるものがある気がする。

愛読雑誌、「暮しの手帖」の中にある連載
「すてきなあなたに」を、まとめたもの。
ぎゅっとみじかい文章に多種多様な
くらし・生きること。へのメッセージやエッセンスが
詰まっている。いつかこんなふうに日々や
出来事を綴ってみたい。
「昭和の名脇役女優」と呼ばれる一方で、エッセイの名手でもある明治生まれの著者。沢村貞子さん。台所仕事や
移りゆく世の中への視線を素晴らしい間合いで書かれていて
「江戸っ子の粋」にも憧れる。 読み込んですり切れ過ぎて
書い直したものもある。
雑貨スタイリストの草分け的存在なのかな。
堀井和子さんの本たち。単行本も多数出されている。
テーブルコーディネートや、北欧デザイン
すきなものへの変わらない情熱が、スキッとした文体で
語られる。これはまだまだ蔵書の一部。
私の、パン作り、うつわ選び、インテリアへの想い 
堀井さん抜きには考えられない。


思わず長くなってしまいました。最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。自分の読書メモリーの振り返り的意味合いもあって、書いていて、気づけば、いつになく熱がこもってしまいました。
のんびりふゆやすみに、ひとつ生産的なことができた気分です。
今からお茶の時間にしようっと。




いいなと思ったら応援しよう!

ひらり
最後まで読んでいただきありがとうございます!応援していただけたらとてもうれしいです😊