ゆう

日々の日記です

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最近の記事

ドリーマーはマッチングアプリの夢を見る

世の中には器量が良い男女がいて、自身の器量の良さ故に器量の良い異性とくっつき、お互いに器量良しなものだから極めてポジティブな人生を謳歌する者がいる。 一方で、私みたいな正反対の属性のものもいる。器量に恵まれず、器量の良い異性どころか、恋人自体がしばらくいない。 しかし、現状に絶望しているかといえばそんなこともない。 それはたとえ1%以下であろうと、自分にとって素敵な人と出会える可能性がゼロではないからだろう。 もし私が江戸時代の貧しい村の農民に生まれたとしたらどうだろ

    • ストレスにやられないように、僕は絵を描くことにした。

      ストレスにやられてしまいそうだ。 先日、大きな案件がほぼ決まった。 上司は喜んでくれたが、仕事とプレッシャーが増えた。 加えて、別案件でインシデントが発生。直接自分のミスではないが、久しぶりの謝り案件で脳の不安スイッチが稼働。 それにより、モチベーション低下、仕事が進まず、イライラが増えるという悪循環が発生した。 このままではまずい。 こんなとき、僕はパレオな男というブログを読む。科学的な論文に基づいた、より良く生きるための情報が発信されているブログだ。 ストレス対

      • 小説「読書会の彼女」

        Zoomの画面が切り替わる。 画面にさきほど一位に指名したはるかが映る。 青天の霹靂とはこのことだった。 舞い上がる気持ちを無理やり抑えて言葉をかける。 「今日はありがとうございました」 「こちらこそありがとうございます」 はるかは少し恥ずかしそうに微笑んだ。 柔らかな雰囲気。 やっぱり可愛いと思う。 僕は見惚れている場合ではないと思い直し、 言葉をつなぐ。 「今日の読書会、どうでした?」 「初めてだったんですけど、楽しかったです。たかしさんはどうですか?」 「僕も初めて

        • 平野啓一郎『本心』を読んだ

          平野啓一郎さんの『本心』を読みました。以下ネタバレを含みます。 舞台は2040年の日本。仮想空間が日常となっている。格差社会はますます酷い状態。自由死を望んだ母は自由死を叶える前に事故死してしまう。僕は母のVF(バーチャルフィギア)をつくり母の本心を知るために動き出すという筋書きだ。 僕は母の友達であった三好という若い女性に出会う。二人の共通項は、格差社会において持たざる世界から抜け出すことができず、なおかつ深い孤独を抱えていていること。 二人は友達になるが、ある日僕は

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          本選びにすべてを捧げる男がおすすめするノンフィクション本たち

          おもしろい本、読みたくありませんか? 僕は書評家でも書店員でもありませんが、あなたにおもしろい本を紹介する自信だけはあります。 なぜなら、朝起きてから寝るまで、仕事の合間を縫って時間が許す限りおもしろい本を探すことに全精力を注いているからです。 朝起きてからパッとアマゾンを開き、読みたい本に登録していた本をタップ。出てきた関連本を辿って気になる本をひたすらに探します。それに加えてTwitterや本の話などの読書メディア、読書メーターもチェックします。 もちろんは休日は

          本選びにすべてを捧げる男がおすすめするノンフィクション本たち

          適材適所が一番大事

          石井妙子さんの魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣を読む。 世界的な写真家のユージンスミスとその妻アイリーンの話なのだが、序盤からアイリーンの生い立ちの話が続く。 アイリーンの祖父の代から歴史が始まってなかなかアイリーンが出てこない。たしかに興味深い一家ではあるが、アイリーンとユージンスミスの話が読みたいので肩透かし感は否めない。 しかし、ユージンスミスに視点が移るとグッと興味を惹かれ、読むペースも自ずと速まる。 写真家としてチャンスを掴むも、不安定な母親に

          適材適所が一番大事

          小説「オムライス」

          わたしは無趣味人間。職業はライターのようなもの。ランサーズなどで仕事を見つけて、なんとか食いつないでいる。夢は、とくにない。 元々オムライスは好きだった。 ふとしたことからオムライスの写真を上げたら、いつもは友達数人からしかいいねのないインスタにちょっとより多くのいいねがついた。 古民家風の洋食屋さんで、木製のスプーンやレトロな木のテーブルにオムライスがいい感じに映えたのかもしれない コメントもついた。 「どこのお店ですか?」 コメントで教えてあげると喜んでくれた。

          小説「オムライス」

          良い大人で在ろうとすること

          朝ドラのひよっこがよい。 みね子が良き姉として、良き大人として在ろうとしている姿が清々しい。 茨城から東京への就職はさぞ不安だろう。 これはドラマだけど、1960年代、多くの人が不安を胸にいだきながら東京に向かったのかと思うと胸が熱くなる。 それに比べると、最近の自分は良くも悪くも安定している。 仕事を定時の19時頃までやって、軽く家の周りを走り、夜ご飯を食べ、ドラマを見て、日記をつけて、本を読んで眠る日々。 コンテンツを摂取できて幸せだなと思うが、一方でヒリヒリし

          良い大人で在ろうとすること

          昭和の男たち

          今日も血圧が高く不安だ。もっと早く薬を飲むようにしたい。 徳田虎雄を描いたトラオがめっぽう面白い。 奄美大島は、古くは薩摩や琉球王国から攻められたり、戦後はアメリカに占領されて、人々は極限の貧しさと内地への複雑な思いを抱いていることを知った。 そのような環境こそが虎雄という怪物を生み出す。彼は兄弟が危篤になったときに医者を呼ぶことができず、亡くしてしまった経験から医師を志す。 徳洲会グループに込められたのは、命だけは平等という虎雄の信念だ。 目的のためなら手段を選ばない

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          ままならない人生

          今日も仕事に励む。 雨の中、いつもの散歩。 ラジオは聞きたいものを一通り聞いてしまった。何か新しいものが聞きたい。 新しい人との出会いを求めている。理想は趣味でつながることだが、自分の趣味といえば、カレー、ドラマ、読書、ラジオ、散歩、歴史と一人で簡潔するものばかり。 ゲームが好きな人が羨ましい。 今ならオンラインゲームとかで出会いがあるのではなかろうか。 ドラマひよっこを見ても、有村架純のような素敵な人と付き合いたいという邪念で集中できない。 なんとかモテることがで

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          家光の決断

          英雄たちの決断を見る。 徳川家光はすごい政治家だ。 参勤交代や家康の神格化により絶対的な徳川体制を構築しつつ、キリスト教の弾圧やポルトガルの排斥により、鎖国体制を完成。200年以上続く江戸時代、ひいては現代の日本にも通じる国家の枠組みを作っている。 家光が優秀だからこそ、徳川の一強体制が長く続いたことがわかる。 もし徳川が三代くらいで途絶えていたら、日本はどうなっていたのだろうか。 それにしても、一人の為政者の決断が今にも影響を及ぼしていると思うと、感慨深いものがある。

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          ノンフィクションづく日々

          今日も今日とて本を読む。 三浦綾子さんの道ありき、結婚編を読了する。 三浦綾子さんの人を惹きつける力が印象に残る。 三浦家には人が集い、時に綾子さんは助けをこい、周りの人の尽力で人生が切り開かれていく場面が多くあった。 それは三浦綾子さんの天性の人間的な魅力に加えて、受けた恩は返していくという心構えによるところが大きいと感じた。 科学的にも幸せの一番の要因は良い人間関係らしいけど、三浦綾子さんの人生はそれを体現していると思う。 長い間病に伏せており、孤独で悲しい自

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          蜂蜜屋のケーキ

          あきさんからLINEがきた。しかも午前中に。幸せを噛みしめる。 三浦綾子さんの話をする。好きな作家が共通して嬉しい。 それにしても、血圧が高い。147は過去最高レベルで不安になる。しかし、そんなこともある。土曜日の夜はビールと餃子、もしくはカレーと行きたいところだが、家で唐揚げにする。うまい。ここのところ、やや風邪気味というか、体調が良くないので無理はしない。  水曜日の祝日に高尾山を登った疲れが出たのだろうか。やはり山登りは合わないと確信した。 今日は昼ごはんの後、

          蜂蜜屋のケーキ

          大人として扱う

          ひよっこが良いです。 有村架純が大人だけの家族会議に混ぜてもらったのがめちゃくちゃ嬉しいという場面があるんだけど、それがめちゃくちゃわかる気がしました。 大人扱いされたときの誇らしさはもう味わえないですね。 あと、田中泰延さんの文章指南で、とにかく興味を持ったことを調べて書くというのが心に残りました。そうだよねという感覚。 だが、何を調べたらいいのか。そこで躓く。 エガチャンネル相変わらずおもしろい。 釣りとか、海外もいいけど、江頭シラズとか、警務でワイワイしてる

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          ラスト高尾山と三浦綾子

          今日は山に登った。  3年前に山登りして、もう10年間は山に登らないと決めていたのに、衝動的に登りたくなった。 ハイパーボイルドグルメリポートの上出さんが山登りが好きと言っていて、影響を受けた。  しかし、すぐに後悔した。 高尾山は簡単な山じゃない。想像以上に山だ。 本気で引き返すことを検討したが、なんとか山頂までいく。 とろろ蕎麦を食べて下山。 目的だった登山後の温泉を楽しむ。 だが、やはり山には向いていないようだ。 イモトアヤコさんは、自発的に登りたいわけでもない

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          大谷さんの妻と偏見と

          大谷さんの結婚について、女子アナのツイートが話題になっているらしい。 それによると、大谷さんの結婚相手が女子アナじゃなくてよかったとの声が多いが、女子アナがそんなに悪いのかと問題提起されており、それに反響があったとのこと。 この話題が気になったのは、ちょうど周りの人と大谷さんの結婚の話になり、自分自身が女子アナじゃなくてよかったと言ってしまったからだ。 考えてみたら、自分はなぜ女子アナじゃなくて、元バスケ選手の女性が結婚相手でよかったと思ったんだろうか。 結論からいう

          大谷さんの妻と偏見と