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現役Violinistが綴るEssay&column

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15年間のOLを経て、音楽の仕事で生計を立てている私が、「音楽」「音楽界」「仕事内容」などをライトに綴ります。 音楽界に興味のある方はもちろんのこと、お子様が楽器を習っている方、…
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#バイオリニスト

努力は報われる?報われない?

努力は報われる?報われない?


🎶音楽を通して自分と向き合っている♫青春をすべて音楽に捧げた私

15歳、田舎から一人で上京し、音楽大学付属の高校に入学。
受験前からバイオリン漬けの日々だったので、14歳から高校卒業まで、私はわき目も振らず、音楽だけを必死にしていました。

20代は「恋愛とかしておけば楽しかったかな」とか、「帰り道に寄り道して遊んでみたかったな」とか、色々思っていましたが、今では、青春を音楽に捧げたことを、

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自分の意見を持つことと主張の仕方

自分の意見を持つことと主張の仕方


◉短期留学で「素」の自分を知った◎いつも何となく浮いていた

私の母は「あなたはどう思うの?」と、いつも私の意見を尊重してくれていました。そして、兄や姉と意見がぶつかることも少なくありませんでした。

ただ、学校ではそういうことが一切なかった。
「みんな一緒」「多数決」という雰囲気が、私にとっては地獄でした。

私は違う意見を持っているのに、ディスカッションすら行われずに、多数決だけ行い、納得し

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トラウマワード「なんでできないの?」

トラウマワード「なんでできないの?」


◉メンタル強くなりました◎「なんでできないの」の威力

破壊力∞

それが、必殺「なんでできないの」

今でこそ笑って話せますが、レッスンでこの言葉を言われたときの、少女Michikaの心はズタボロ(地方にいたときです)。

だって、この言葉

弾けないのはすべて生徒が悪い
という解釈が成り立つからです。

何度か、この言葉を浴びたので、大分メンタルは強くなりました・・・
会社員をしていた時、私

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人柄よりも演奏スキル??

人柄よりも演奏スキル??


◉技術はあって当たり前◎どの職種もおなじ

私は人事労務職として会社員をしていました。
事務職のなかでも法律に深く関わるため、常に情報のアップデートは欠かせませんでした。
そして、社員からの労務相談に応じられるよう、とっさに答えられる瞬発力、理解力、部署内での折衝能力など、様々なスキルが必要でした。

それは音楽家も同様です。
音大を卒業していようが、していまいが、音楽家である以上は、知識、技術

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<15歳の私へ>出題範囲の先を見よ!

<15歳の私へ>出題範囲の先を見よ!


◉とにかく必死の音楽高校受験◎マイナスからのスタート

片田舎で育ったので、中学2年生の秋まで、私の志望高校は地元の公立高校の普通科でした。
学区制度があるので、隣接する大きな市の高校は受験しにくく、必然的に近くにあった【難関】の普通科高校を目指すしかありませんでした。

バイオリンは好きでしたし、バイオリニストになりたいと思っていたものの、田舎にいる私には叶える方法を知りませんでした。

師事

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練習方法は「弾く」だけじゃない♬

練習方法は「弾く」だけじゃない♬


◉器楽奏者でも歌うスキルが必要◎音楽大学の必須科目である歌唱

音楽大学の入試や必須科目には、歌唱が必ず入ります。
初見で楽譜を読んで歌う【新曲視唱】
歌唱基本【コールユーブンゲン】
などが、代表例です。

正直

バイオリン専攻なのに歌のテスト?

と思っていました。私は人前で歌うのが本当に苦手で(笑)
(音大卒=カラオケうまい、は事実ではありません)

歌うときは【ピッチ】【読譜力】【表現力

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忘れがちな弓の重要性

忘れがちな弓の重要性


最終的に音を出しているのは弓左手に気を取られていないか

ピッチやビブラートを司るのは左手です。
超絶技巧も、左手技術のウエイトが大きいのも事実です。

しかし、最終的に音を出しているのは弓だということを忘れていませんか

というのは、私が音大時代先生に一番注意されたことなのです。

バイオリンの矛盾

バイオリンは「擦弦楽器」と呼ばれ、その名の通り「弦を擦って」音を出します。その擦る道具が弓で

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バイオリン演奏のピッチを強化する方法

バイオリン演奏のピッチを強化する方法



はじめにピッチのことを「音程」と表現することが多いですが、ここでは敢えてピッチを使わせていただきます。
本来、「音程」とは2音以上の隔たり(距離)を指すものであり、皆さんが思う音のズレを指摘するものではありません。
なんだか偏屈に聞こえるかもしれませんが、音楽指導者としてなるべく正しい表現と、情報を発信していきたいと考えております(^^)v

1.スケールスケールとは

音階のことです。バイオ

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絶対音感を駆使♬「譜起こし」ー後編

絶対音感を駆使♬「譜起こし」ー後編

こちらの記事には前編があります。
是非そちらもご覧いただけると嬉しいです(*^^*)

マーチングバンド譜起こし依頼主は親友

DTM作曲家として活躍している親友がいます。
かれこれ20年以上の付き合いなのですが、実は彼女とユニットを組んで活動していた時期がありまして、ライブハウスに出たことも何度か。
当時から彼女が作曲(なぜか)私が作詞をして、バイオリンも弾くという、異色のユニットで(笑)ただ、

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絶対音感を駆使♬「譜起こし」ー前編

絶対音感を駆使♬「譜起こし」ー前編


コンプレックスが私を突き動かした呆然としたクラス分け試験

音楽高校進学を決めたのが中学校3年生のとき。結構ギリギリでしたし、地方からのチャレンジでしたので、とにかくバイオリン実技に必死でした。
音楽高校によって受験科目は異なりますが、基本的には以下の科目です。

専攻実技(私の場合はバイオリン:スケール、エチュード、課題曲)

副科(ピアノ/ピアノ専攻の受験生は声楽を選ぶことが多い)

楽典

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「芸術家こそ教養人であれ」

「芸術家こそ教養人であれ」


技術が先行しがちな音大生在学中は楽器練習だけに心血を注ぎがち

かくいう私もそうでした。特に高校生の時は、1日7時間以上練習するのが当たり前。レッスンに間に合わないと感じたら、普通科目の授業を休んだりしていました(猛省)。今思えば、サボった数時間で変わるわけないんですけど、追い詰められていた、というのも事実です。
自分のレッスン曲だけでなく、室内楽、オーケストラ、コンクール課題曲・・私たちは常に

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音楽家の一日~難病と共存しながら~

音楽家の一日~難病と共存しながら~


🎶音楽家としての業務この記事でご紹介するのは、レッスン(外回り)がある日のスケジュールです。私は講師だけでは生活できませんので、どのようなスケジュールで仕事をしているか、まずはご紹介します(^^♪

♫平日午前中はPC作業

こちらの記事でもチラッと紹介しましたが、午前中はPC作業をメインに時間配分をしています。

9:00頃から仕事開始~メール等のチェック

以下いずれかの仕事を締め切り順に

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家族の理解が必要な職業

家族の理解が必要な職業


音楽家は職業として成り立つまで時間がかかる騒音を我慢してくれた家族

5歳から楽器を始めた私ですが、今思えば、家族(特に兄姉)はよく我慢してくれたな・・・と思います。
想像してみてください。

最初から綺麗な音、音楽を奏でられる人はいません。

レッスンと練習を繰り返し、少しずつ上達していくのです。
そして、練習というのは「できないところを中心に弾く」ので、聴いている側からしたら、下手な箇所を何

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クラシック音楽は小難しい?

クラシック音楽は小難しい?


音楽ジャンルのひとつに過ぎない私自身あまりクラシック音楽を鑑賞しない

意外に思われるかもしれませんが、私はあまりコンサートホールに足を運びません。これには理由があります。
コンサートを運営する仕事(ステージマネジメントや制作)もしているため、コンサートホールに行くと「プライベート」として楽しめません。
そして、サブスクリプション等でクラシック音楽を聴くことも滅多にありません。これも、聴いている

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