#夏の思い出
深夜2時半、びちょびちょのおばさん。
人生で1度だけ、おばけを見たことがある。
19歳の夏、深夜2時半過ぎ、実家の私の部屋。
この目でたしかに見た。
大学生だった私は当時、札幌市内のボウリング場で朝方までアルバイトをしていて、すっかり昼夜逆転のカス大学生だった。
ボウリング場には、当時36歳の坂本さん(仮名)という先輩スタッフがいた。ボウリング好きのおじさん。どれくらいボウリング好きかというと、娘さんをプロボウラーに育てあげるく
屋根裏のアンコールワット。
小さなころから行きたかった。
カンボジアのアンコールワットに。
資料集の写真を食い入るように見つめる小学生だった。学校の図書室に1人で行って『世界の不思議』みたいな本を読みふけっていた。
心をとらえて離さない。
アンコールワット。
ガシッと。
富良野のひいおばあちゃんの家の屋根裏には、誰が集めたのか分からない『子ども世界遺産』みたいな本がたくさんあった。そこにも載ってた。アンコールワット
人生を楽しむための単純明快な4つの心構え【あとがき】
昨日まで全4回にわたって書いてきた、2013年のある夏の1日。まあ、ただの男女4人の旅行記なんだけど、この日をきっかけに、たしかに私の人生には大きな変化がもたらされた。
今記事はその「あとがき」として、この1日の出来事から何が学べるのかを書き記すことで、悩める人たちへのライフハック的な感じになればいいな、と願っている。
そんな記事になるよう、まとめてみたい。
【未読の方はまずはこちらから】
夏らしいことを始めた瞬間、人生が変わり出した【Ep.4/全4回】
全4回にわたってお送りする
私が体験したある夏の1日のエピソード。
本日が最終日。Ep.4を書こうと思う。
▶︎Ep.3がまだの方はこちら
2013年の夏、私たち男女4人のグループは青い池を目指し、すっかり暗くなった美瑛の山の中をタクシーで移動していた。
「何でこんな時間、夜に青い池まで?」
タクシードライバーの女性からそう質問された。助手席には友だちのユウヘイが座り、私とタマちんとコウス
夏らしいことを始めた瞬間、人生が変わり始めた【Ep.3/全4回】
全4回にわたってお送りする
私が体験したある夏の1日のエピソード。
本日はEp.3を書こうと思う。
▶︎Ep.2がまだの方はこちら
2013年の夏。
公共交通機関のみを使って、美瑛町の青い池を目指す旅。「とにかく夏らしく」というコンセプトで集まった男女4人。「青い池は本当に青いのか」を確かめるため、一団はまず、札幌駅から滝川駅行きの電車に乗ることにした。時間はすでに午前10時を超えていただ
夏らしいことを始めた瞬間、人生が変わり始めた【Ep.2/全4回】
全4回にわたってお送りする
私が体験したある夏の1日のエピソード。
本日はEp.2を書こうと思う。
▶︎Ep.1がまだの方はこちら
週末の土曜日9時くらいに、札幌駅北口のドトールに来た。友だちの「夏らしいことはしたか?」のひと言が頭に残ってる。何か夏らしいことをするんだな、それなら写真も撮るだろうから何かアイテムを持っていこう、と思って、私はなぜかドラゴンボールの3巻を持って行った。天下一武
夏らしいことを始めた瞬間、人生が変わり始めた【Ep.1/全4回】
22歳の時、私は札幌駅の地下街の眼鏡屋さんでアルバイトをしていた。同級生はみんな就職し、慣れない環境で悪戦苦闘働く中、私はといえば大学生をまだ続けていた。
「オープニングスタッフ募集」の広告文章に心惹かれて札幌駅の眼鏡屋さんでアルバイトを始めることにした。環境を変えたくて。
札幌駅は北海道内で最も人の乗降客数が多い駅だ。駅ビル内にある商業施設に、老いも若きもやってきては買い物をしたり、食事を楽