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うつの経過16年分

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1人の1つの鬱の事例。 ある日突然始まり前兆に気づく事も出来ず。 向き合い対峙し時に諦め絶望と期待の繰り返し。
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#うつ

様子がおかしくった急性期の症状(初期1-2ヶ月と今)

様子がおかしくった急性期の症状(初期1-2ヶ月と今)

うつ病と向き合う前に状況を受け入れる事が私には全く出来ませんでした。必死に発生している状況に抗います。何度も何度も。

次第に、抵抗をあきらめる事になります。
疲れたのと抵抗すれば倍返しで症状が悪化します。

その時の思いを残します。

時間が流れ、その中に自分だけ違う速さで存在している。周りから明らかに置いていかれる不思議な体感。

試行錯誤し、私なりに仕事に戻れるようになった時にも常につきまと

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患者が見た患者 — 心療内科の世界 — (待合室にて)

患者が見た患者 — 心療内科の世界 — (待合室にて)

昨日まで気にもせず通り過ぎていた場所がそこはある。

誰にも必要とされていないのでなく、昨日までの自分には必要がなかっただけ。自分の身に起きなければ、どこか他人事で覚えてもいないし存在も知らない。尋ねる前日まではそう思っていたのが自分。

初めてくぐる扉の向こうはまだ見た事の無い世界。
何度も行けば慣れのような感じを覚えますが、最初は行く時にはメンタルやら心療内科やら精神科など名前を見るだけだけで

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うつ病について色々学んでおく

うつ病について色々学んでおく

何となく理解しているようでしていない『うつ病』たらればになりますが、発症する前に正く理解する機会があっても良かったと後になって思うものです。

世間の鬱病への捉え方は医学の発達や保健衛生も含め世への周知も進歩しており、もはや「こころが弱い」「こころの風邪」という言われ方は表面上で言われることも聞かされる事も少なく見受けられるように思います。

もっとも、内容の理解というよりは、「うつ病」と聞いたら

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様子がおかしくなる手前の生活

様子がおかしくなる手前の生活

自分で気づいた時には止まらない壊れ急ぐかの如く、まさに馬車馬のような序章です。

劣等感

後にも先にも出てくる私の課題は劣等感です。
劣等感が強く、人より秀でたものがないため人が休んでいる間に自分は動くが信条でした。何かの穴を埋めるが如くあらゆることを急いでいました。体を過労で大きく壊したこともない為、怖いもの知らず(=「無敵」)です。

今、未だ、劣等感は綺麗に残ったまま。

劣等感は自分の「

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