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有度の里 就労支援/外国人サポート

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有度の里で就労支援・外国人サポートを担当しています。最新の情報・福祉に関することをお届けしています。
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#Ishikawa・Hironao

介護と富士山の絆

介護と富士山の絆

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
介護と富士山に関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。

智子は祖父の介護をするために、東京から静岡の富士山麓に引っ越してきた。都会から離れ、自然豊かなこの地での新生活に、少しの不安と大きな期待を抱いていた。

「おばあちゃん、ここは空気がきれいでしょう?」智子が明るく言うと、祖母は微笑ん

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間引作業をしていて、大根から色々なことを教えてもらう。

間引作業をしていて、大根から色々なことを教えてもらう。

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
この前、大根の間引きをやっていたら、すこし考えることがありました。
大根の種はまず4粒~5粒撒いて、だんだんと生育が良いほうを残していきます。

でもその種は、その時は小さかったとしても、いずれは大きくなる可能性があったかもしれません。人間がつくった勝手なルールで間引きされてしまうのです。

大根は植え替えは難しいため、一度取ってしまうともと

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養老孟司さんの人気作品「バカの壁」を再度読んでみると、共感できる。

養老孟司さんの人気作品「バカの壁」を再度読んでみると、共感できる。

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
人気作品「バカの壁」が新書出たのが、2003年で450万部セラーとすごい記録を出していました。

当時はまだ学生で、このことがあまり本質的に良く分からなかったのですが、最近、youtubeの評論家でバカの壁の作品について話をしている人がいてその魅力を教えてもらいました。

時が過ぎてから、見直したことによって共感・理解することが多かったのでそ

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福祉現場で学んだ:内側からくる知識と言葉選び

福祉現場で学んだ:内側からくる知識と言葉選び

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
データと仕組みしか関心がなかった私。
筋道が合わなかったり、エビデンスが立証されないと気が済まないタイプだった。学生の時は数学と化学ばかりやっていたので、社会性のない傾いた思考になっていたのだろう。

やるからには強い相手でないと、面白くないので。自分より少し強い相手になるとスイッチが入ってしまう。マウントの取り合いをして、相手が折れるまで戦

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約束の場所(短編小説)

約束の場所(短編小説)

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
桜と高齢者に関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。

桜の木の下で健康を確かめ合う

都会から離れた小さな町。
春の訪ねが待ち遠しく、桜の木が公園が町の住民たちの憩いの場所だった。特に高齢者たちにとって、桜の花が咲く頃は、年に一度の大切なイベントだった。

中でも、86歳の村上道雄と、8

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幸せのさつまいも(短編小説)

幸せのさつまいも(短編小説)

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
さつまいもに関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。

職員・優子は松江さんの部屋を訪ねる介護職員優子は介護施設「ひまわりの家」での日々を過ごしていた。
ある日、松江さんの部屋を訪れると、彼女は古い写真を見ながら涙を流していた。

「優子ちゃん、これ、見て」と松江さんは優子に写真を手渡した

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秋の記憶(短編小説)

秋の記憶(短編小説)

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
敬老の日に関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。

山田婆さんの家にドアを開ける男の子
山田婆さんは、小さな山の町の一軒家に住んでいた。家は古く、庭には柿の木や花々が咲いていた。彼女は毎日、庭を見ては季節の変わり目を感じていた。

敬老の日の朝、山田婆さん家ののドアを叩くと音がした。彼女

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敬老の日ってどんなことをするの?起源からまとめました。

敬老の日ってどんなことをするの?起源からまとめました。

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao

敬老の日は日本の国民の休日の一つで、高齢者を敬い、その長寿を祝う日です。今日は敬老の日の起源、やることについて記事に書きたいと思います。

敬老の日の起源敬老の日は、かつてとしよりの日として知られ、1947年に兵庫県播磨にある多可町(当時の多可群野間谷村)が始めたものが起源とされています。高齢者であるおじいちゃん、おばあちゃんを大切にする目

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アパート清掃がやりがいになっている

アパート清掃がやりがいになっている

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
就労支援B事業のアパート清掃がありました。少し台所の汚れがひどかったですが、ものすごくピカピカにしてくれました。

回数が増えていくにつれて、だんだんと清掃スキルが上達してきています。今回、トイレ・お風呂したい人?「はい、わたしがやります」という感じでどんどん仕事を進めています。

道具の使い方を学んでおり、どうやったらきれいになるかを考える

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忘れかけた記憶(短編小説)

忘れかけた記憶(短編小説)

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
リハビリに関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。すこしでも福祉の魅力について知ってもらえると幸いです。

リハビリに通う夏子。書くリハビリにチャレンジ夏子は83歳。彼女は一度も文字を紙に書くことはなかった。

しかし、最近の転倒事故後、
病院のリハビリセンターに通っている最中、セラピスト

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NOTEの記録が60週達成記念しました!!

NOTEの記録が60週達成記念しました!!

執筆者:石河洋尚
先ほどNOTEから通知がありました。60周達成ということは=約15ヵ月ですね。NOTEがスタートしてからなんとか連続投稿になっています。

NOTEの記事を見て当施設の求人に応募した方もいたみたいです。そう考えると、継続的に更新したことは無駄ではなかったかもしれないです。

はじめやるときは、まったくやり方が分からず、とりあえず試行錯誤の毎日でしたが、1年続けたことで15万ビュー

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Noteの多面的な魅力:クリエイターと読者をつなぐプラットフォーム

Noteの多面的な魅力:クリエイターと読者をつなぐプラットフォーム

執筆者: #有度の里 #Ishikawa・Hironao

今日はNOTEの魅力について書きたいと思います。当法人では、NOTEというプラットフォームを活用して1年が過ぎようとしています。15万のレビュー数に到達しそうな勢いです。そんなNOTEの魅力について簡単に3つにまとめました。

手軽に始められる

Noteはわたしみたいな初心者の方でも簡単にコンテンツを発信することができます。NOTE上で

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未来への手紙(短編小説)

未来への手紙(短編小説)

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao
福祉 ボランティアに関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。すこしでも福祉の魅力について知ってもらえると幸いです。

町の外れにある,ひまわりが咲いている公園の近くに福祉施設「ひまわりの家」が立っていた。この施設は、子供から高齢者まで様々な人が訪れ、共に時間を過ごす場所だった。

そこでボ

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ひまわりの家のキャンパス(短編小説)

ひまわりの家のキャンパス(短編小説)

執筆者 #有度の里 #Ishikawa・Hironao #夏の思い出
夏の思い出・介護施設に関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。すこしでも福祉の魅力について知ってもらえると幸いです。

都会から遠く離れた、小さな介護施設「ひまわりの家」がありました。この施設には高齢者たちが日々を過ごしていた。1年で最も暑い時期ではあったが、施設の庭にはたく

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