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幸せのさつまいも(短編小説)
執筆者
#有度の里 #Ishikawa・Hironao
さつまいもに関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。
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職員・優子は松江さんの部屋を訪ねる
介護職員優子は介護施設「ひまわりの家」での日々を過ごしていた。
ある日、松江さんの部屋を訪れると、彼女は古い写真を見ながら涙を流していた。
「優子ちゃん、これ、見て」と松江さんは優子に写真を手渡した。
写真には若い松江さんがサツマイモ畑の中で、家族と楽しそうに笑っている姿が写っていた。
「これ、私たち家族が昔暮らしていたところなの」松江さんは声を震わせながら言った。
「私たち家族は、サツマイモ農家をしていたんだよ。このサツマイモは町一番の味が良くて、、それが私たちの誇りで、幸せの源だったんだ」
庭にサツマイモを植える提案をする
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優子はしばらく考えた後、ふと明るい顔をして、「松江さん、施設の庭にサツマイモを植えて、収穫してみるのはどうでしょうか」
松江さんは驚いた顔をしていった。「本当に?それ素敵ね」
数日後、優子と松江さんは庭にサツマイモの苗を植えた。
松江さんは手を汚しながら楽しそうに言った。
「こんなに土いじりをするのは久しぶりだわ」
時が経ち、収穫の時期が来た。
焼き芋を食べて、幸せに😲
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優子と松江さんは一緒にサツマイモを掘り起こし、その場で焼き芋をつくることに。松江さんが焼き芋を一口食べた瞬間、目を輝かせて言った。 「この味、昔を思い出すわ」
優子は笑顔で答えた。
「松江さんの幸せな思い出を、ここで再び感じることができて、わたしも嬉しいです」
サツマイモの甘さとその温かさは、2人の心を深く結びつけ、新しい思い出と幸せを作り出していった。
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