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ゆらぎ

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たぶん教訓も筋もメッセージもなにもない、断片的な文章
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#人生

最短距離を、君と行かない。気持ちのバリエーションに触れる道。

最短距離を、君と行かない。気持ちのバリエーションに触れる道。

一見、非生産的で無駄なこと、遠回りなこと、コスパやタイパの悪いこと。
そういうことを積極的にやっていきたい。
人生に彩りを与えくれる物事は、そのような営みの中にあるから。
彩りとは「気もちのバリエーション」のことだ。

先日、旅先で友人と車に乗っていた。
その夜、観光案内所的な場所でもらえる無料の地図をぱっと見て、「あ、ホテルだいたいこっちね」みたいなノリで車を走らせていた。
国道⚪︎号を北上して

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手ざわりが人生の中身を作る。触れて、撫でて、つっついてみる。

手ざわりが人生の中身を作る。触れて、撫でて、つっついてみる。

生きている時間の中身をつくるものは、「手ざわり」である。
これは比喩ではない。物理的な手ざわりのことを言っている。

大切な誰かの手、髪、木の葉、花びら、ふく風、猫、シャワーの湯、食器、楽器、布団、なんでもいい。
とにかく、生活を取り巻くありとあらゆるものに触れるその時間、私たちは生きる実感そのものに触れている。

最近、友だちと海辺へと出かけた。
海水に触れ、海岸の珍しい形をした岩肌に触れ、そこ

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英語 テキサス 電話

英語 テキサス 電話

最近英語の勉強を始めた。3週間ほど経つ。
ことの発端は、SNSで僕の絵を買ってくれた海外のお客さんがちょいちょい「こっち遊び来たら教えてよ、案内するから!」的なDMを送ってくれること。

気がついたら20カ国近くに自分の絵が渡っている。絵を描き始めて1年半の素人にしては、運良くやれてるじゃんという気持ち。

お客さんがくれるそういうDMに、「ありがとう。その時はよろしくお願いしますね」と返していた

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スピード 畑 時間

スピード 畑 時間

歳月の過ぎるスピードの早いのなんの。
特に何もしない間にもう5月の暮れが見え始めている。
いや…、生活をつぶさに見返してみれば何もしていないことはないな。
仕事をし、絵を描き、曲をつくり、畑をし、なんともうきゅうりが収穫できた。
ささやかではあれ豊かに生きているじゃないか。ナイス。

先日、畑に行ったら土地の管理人Aさんともう1人女性が作業をしていた。
「あ、どうもかわなべといいます」と軽く自己紹

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夕暮れ時 自転車 焼き鳥 

夕暮れ時 自転車 焼き鳥 

夕暮れ時の藍色に染まる路地のあちこちで、居酒屋の店先に暖簾がかかり、赤提灯が灯り始めた。
最近買った自転車で嫁さんと出かけた帰り道に、「焼き鳥食べたいね」と寄った焼き鳥屋。
名前を「鳥武蔵」という。

カウンター数席とテーブル2席だけの小ぢんまりした店内に入ると、見た目アラフィフの男性が2人で切り盛りしている様子だった。
勝手に名前をつけるなら、テツオさんとトシロウさん、といった風情の2人だった。

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本 禅 CD

本 禅 CD

本のページを開いて2行くらい読むと、もう眠くなっている。どうしてこんなに眠いのか。
春のせい、雨のせい、はたまた歳のせいにして、自分の眠気をあきらめてしまって、一向に進まない読書。

今、禅に関する本を読んでいる。仏教の禅。
鈴木大拙っていう、そっちの方では知らない人はいないスーパー偉人が書いた本なんだけど、いかんせん2行読んだら眠くなるありさまなので、亀どころか、なめくじの歩行速度で読み進めてい

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雨降り 洗濯 管理会社

雨降り 洗濯 管理会社

ざあざあ降りの雨が窓の外で音を立てている。タイヤが水を跳ねる音が重なって聞こえてくる。
まあまあの交通量がある通り沿いに住んでいるので、たとえ小降りの雨でもタイヤの音で「あ、今日は雨か」と気づく時がよくある。

先月から畑を始めたことで、天気予報を気にするようになった。
本当は毎日水をあげにいかなきゃなんだけど、なかなか時間的に厳しい部分もあり、とは言えサボってばかりだと野菜が「いや、むっちゃ乾か

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会話 部屋 町田康

会話 部屋 町田康

人と会話していると、結局何を言いたいのか分からない人がいたり、難しい言葉を多用する人がいたり、簡単な言葉でとてもわかりやすい人がいたりと、いろいろ。
いつも、それって部屋みたいだなと思う。

口に出す言葉(書く文章にも)には、その人の頭の中の「ありよう」が割とそのまま映る。気持ちや思考はウソでごまかせても、「ありよう」はそうはいかない。
話があっちへこっちへ行ったり来たりでよくわからない人の頭の中

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徒歩 美しさ なんかいい感じ

徒歩 美しさ なんかいい感じ

普段からなるべく歩くように心がけている。通勤は片道30分の道のりを往復。これだけでも1日1時間は歩いたことになる。
それだけじゃ大して歩いたことにはならないかもしれないけど、やらないよりはマシと毎日最低限それくらいは歩く。

35歳頃からだったかな。
健康的であることは、単に元気で素晴らしいだけでなく、「とても美しいこと」だ、と感じるようになった。
毎日を能動的に物事や人にはたらきかけ、それでいて

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新緑 寒暖差 ビール

新緑 寒暖差 ビール

近所の川沿いの桜も盛りを過ぎ、梢には葉が目立つようになってきた。
どちらかと言えば、花の淡いピンクより、萌え出たばかりの葉が見せる新緑のほうが好きだったりする。

あの瑞々しさ、煌びやかさ、柔らかさ、そしてほのかな透明感。
木陰でグリーンを孕んだ光線を浴びて「うぉぉ、マイナスイオン〜」と、勝手に感じ入ってみる。
この場合、実際マイナスイオンがあるかどうかはどちらでもいい。
僕が感じたなら、それはも

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雨 愚痴 参考資料

雨 愚痴 参考資料

雨が降っている。こんなにまとまった量の雨はいつぶりだろうか…。
思い返してみるけど最近の天気のことを覚えてるはずもなく、「まぁたぶん久々だよな」と無理やり結論づけてみる。

雨の湿気で前髪がうねることに、猛烈なストレスを抱えていた10代の頃。
学校に行く前にアイロンで整えるも、玄関を出た瞬間から発動する天パ。

「何の呪いやねん」と、自分の天パを憂えた過去があったが、歳月とは不思議なものであれから

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畑 耕運機 インスタント 

畑 耕運機 インスタント 

ここは地方都市の市民農園。今、1日のうちで1番高い位置にある太陽が降り注いでいる。
初めて扱う耕運機を傍らに、リュックのサイドポケットに突っ込んだ水筒を取り出すと、グビっと勢いよく喉へ流し込む。

中身は水道水だが、畑仕事の充実感はそれさえ「うんまぁ!!」と感じさせてくれる。誰かが「料理を1番美味しくするスパイスは空腹なんだよ」と言っていたのを思い出す。

「あんた、初めてにしてはなかなかうまいわ

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創作 エレキベース たこ

創作 エレキベース たこ

夜ふかしをしても僕にはいいことなんて1つもないなと、この頃よく思う。
考え事は陰鬱な色を帯びるし、楽しいアイデアのひとつも思い浮かばない。
ふと時計を見ると22時。何をしていたのかわからない僕の片手には、スマホが握られていた。

朝5時に布団を出るのを見越して、4:30にアラームをかけている。
起きてすぐ布団を出るんじゃなく、30分くらい毛布にくるまってダラダラまどろみたい。その時間が僕は大好きで

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風景 母校 セルフレジ

風景 母校 セルフレジ

先日Twitterをアホみたいな顔で見ていると、昭和53年の地元の風景写真がタイムラインに現れた。つまり、43年前の風景写真。
毎日のように通勤で通る駅前、当時は高い建物がほとんどない。埃っぽい空気を感じるのは、写真の質感によるものだろうか。
駅舎も今と全く違っていてまだ1月でありながら、「昭和オブジイヤー」にノミネートまちがい無しの風情だ。

そして今日、休日の散歩に出かけてみた。
駅前の信号を

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