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三文小説

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#小説

10分小説

小説を書きたい。 10分で書きたい。 男はそう思った。 インスタント小説。 インスタント小説…

カワック
1年前
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宇蛍人(うちゅうじん)①

秋の日曜。 気温は下がって、空気が澄んでいる。 月夜の中、空気が揺らぐ。 まっすぐ歩いてみ…

カワック
3年前
21

宇蛍人②

私が探している宇蛍人は「ネコーム」という名前であることが分かった。2121年では、金さえ出せ…

カワック
3年前
32

夕方、草原

毎日、世界の少しを切り取って生きている 世界は瞬間の連続だった。 初め鮮やかに、そして徐…

カワック
3年前
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君の包丁を投げたい (800字小説)

1 包丁を投げたい 包丁を投げたい。この数年、そんな妄想に取りつかれていた。 ダーツみた…

カワック
3年前
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『善と悪』 (1000字小説)

≪ゾロアスター教≫ ペルシャの民族宗教を善悪二元論で体系化したもの。 光の神・善神アフラ…

カワック
3年前
28

影_滅裂 (1500字小説)

悔いが残る1日だったな、と思いながら虫に向かって唾を吐いた。 虫が飛んだ。 地面に映った影が、背伸びして長くなり、手がぐにゃりと曲がった。 影の手は虫を掴んで食べた。 ブロック塀の真ん中を殴ると、いびつな穴が空いた。 錆びた針金が剥き出しになった。 木製の電柱に雷が落ちて割れた。停電になった。 近くで見ていただけだったが、手が痺れて痙攣した。 消防車のサイレンが聞こえたが、電柱の炎の横を素通りしていった。 坂の途中に川があったが、川の水は地下に潜り消えていった。 落ちた雷は、

透明と爆弾のかけら (2000字小説•ノンフィクション夢小説)

夢を見ました。 僕は高校2年生でした。 高校の制服はブレザーだったはずなのに 僕はなぜか学…

カワック
3年前
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ツッキーと私  (1800字小説)

ツッキーは人の話を聞かない。 いつも うんうんと言って聞いている風だけど、実は全然聞いて…

カワック
3年前
40

堕山菜  (1300字小説)

「 山菜になりたい 」と思っていたら、本当に山菜になってしまった。 山菜に幻想を抱きすぎ…

カワック
3年前
31

シン・エリック・デレラ(3000字小説)

※このお話は「自分の子供が主人公になる絵本の作成サービス」を始めた友人(下記リンク参照)…

カワック
3年前
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逃走と初恋 (2000字小説)

 中学2年生のタクトは同じクラスのナナミに恋焦がれていた。2人は友達というほどの関係では…

カワック
3年前
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白い夢  (800字小説)

昼間の夢は背景が白い。夢の中で私は世界の理想を聞かれた。夢の住人は名をユメといった。この…

カワック
3年前
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アオ  (1500字小説)

私の言葉を分かる人がいない。 仲間がいない。 私の孤独や、どこかに消えていく言葉を 見える人がいてほしいと思っていた。 言葉って目に見えなくて、毎日生まれては消えていく。 音楽も、消えていく。 発した言葉を黒い液体に浸したら ずっと消えずに残るだろうか。 私は私が手に入れたアートのような世界を この感覚を 分かる人に会いたくて探した。 子供の頃は見えるのに聞こえるのに 大人になると分からなくなる。 成長しているようで五感は失われる。 ********** アオは